8 お手頃価格の
魔「この後、何をするんだ?」
『就寝だね』
幽「ただし、指名された女性1名は…」
ア「…朝まで寝かせてもらえない…?」
幽「正解」
『ないから』
幽「いつからタメ口になったのかしら?」
『…すみません』
魔「でも、すぐ寝るのはつまらないぜ」
妹「確かに」
『人生ゲームならあるけど…』
魔「じゃあ、それで」
『でも、そんなに時間あるだろうか?』
魔「夜通しでもいいぜ」
『美容と健康に悪いよ』
ア「…女々しいわね」
魔「とりあえず、みんな揃うまで暇を潰そう」
霊「花札なんてどう?」
幽「あら、いいじゃない」
霊「みんなやるわよね?」
魔「望むところだぜ」
『…俺はちょっと…』
霊「何でよ」
『賭けでしょ?』
霊「当然」
『俺は…ごめん』
霊「そう。まあ、いいわ」
妹「私はやる」
@「私も参加していいかしら?」
ア「私もやるわ」
魔「じゃ、始めるか」
霊「レッツ、一獲千金!」
………
魔「…暇だ」
『花札は?』
魔「終わった」
『早っ!』
ア「お金無いくせに賭けしようとする輩がいるから」
霊「手に入れる予定のカネを賭けて悪い?」
『…ダメでしょ』
幽「で、どうするの?」
霊「そうね…そろそろ寝る?」
幽「カネの話よ」
霊「結局、布団は幾つあるの?」
幽「おい」
ア「やり過ごす気ね」
『布団は…5かな』
魔「足りないじゃないか」
『わかりきってたでしょうが』
ア「どうするのよ」
『俺は床で寝るよ』
幽「あら…いいのよ、甘えて」
『いやいや…』
魔「折角だから、寝てもらえよ」
ア「そうよ」
幽「あったかいわよ?」
『聞こえない聞こえない聞こえない…』
霊「よいしょ、と」
魔「どさくさに紛れて布団敷くなよ」
霊「全部敷けるかしら?」
妖「よいしょ、と」
魔「おまえも」
妖「出番が少ないので…」
@「私は妖夢と一緒に寝るわ」
魔「幽々子の布団が余るってことか」
ア「しかたないわね」
魔「何がだ?」
ア「余ってる人は…私と魔理沙だけ…よね」
『まだ二人しか決まってないって』
魔「ああ、アリスは霊夢と寝てくれ」
ア「何でよ! 何でそうなるのよ!」
魔「実は私…」
ア「な…なによ…」
魔「一人で寝たいんだ」
『…凄い自己本位ですね』
………
慧「上がったぞー」
幽「じゃ、入るわよ」
魔「いてら」
幽「ほら、入るわよって」
ア「お呼びよ」
『…俺!?』
幽「入らないの?」
『…こ、今度』
幽「…そう…」
霊「………」
魔「………」
ア「………」
妖「………」
@「………」
妹「………」
慧「………?」
…ガラガラ…
魔「あ〜あ」
ア「あ〜あ」
妹「あ〜あ」
霊「ふぁ〜あ」
@「あ〜あ」
『…あくびしてる人いなかった?』
魔「もったいない」
『…うるせ』
ア「最初で最後のチャンスが潰えた」
『………』
霊「…ドンマイ」
『………』
魔「落ち込むなよ(笑)」
『………』
慧「まあ、なんだ…がんばれ」
『………』
妹「蓼食う虫も好きずきって言うし」
『…ほぼ悪口じゃないか…』
霊「一時間後には後悔するわね」
『………』
ア「あほ」
『………』
魔「ま、今日は一緒に寝てやるから」
『…どうしようかな』
ア「一緒に寝るなら、もう目は覚めないからね」
『無駄な長生きより、一瞬のチャンスを逃したくない気もする』
魔「で、いくらだ?」
『霊夢にしよう』
霊「いくらで?」
『やっぱり世の中は金なんだね』
ア「いくらよ?」
『いや、アリスには頼んでないから』
ア「………」
『霊夢!』
霊「ん?」
『500円』
霊「なめんな」
『1000円』
霊「了承」
魔「安っ」
ア「どれだけ困窮してるのよ」
霊「冗談よ」
『5000円』
霊「………」
魔「本気で葛藤しはじめたぞ」
ア「安い女ね」
霊「失礼ね。リーズナブルな女って言ってよ」
『それでいいのか主人公』