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もっと東方寝巻巻。  作者: もっぷす
第3回
61/173

11 スイーツ系

『どっちにしますか』


レ「そうねぇ…タルトを頂こうかしら」


『はい、どうぞ』


レ「うん、美味しそうだわ」



カチャカチャ



『では、俺は余ったやつを…』


魔「じぃーっ」

ナ「じぃーっ」

橋「じぃーっ」

咲「じぃーっ」

レ「ぱくぱく」


『………』


魔「お前のも美味しそうだな」


ナ「果物がたくさんだ」


橋「じぃーっ」


咲「じぃーっ」


レ「もぐもぐ」


『…なんか…あれ…やばい…?』


ナ「毒味が必要なんじゃないか?」


『いらないいらない。安全だよ』


魔「まずかったら困るだろ?」


『いや、まずくないよ』


橋「美味しそう」


『同感です』


咲「?」


『ワニさん、どうして首を傾げるんですか』



ナ「ちょっとだけ…だめかな?」


ちらり


『うーわ、上目づかいとか卑怯…』



魔「…ぜ?」


ちらり


『ぜ、って何さ…』



橋「………」


しょぼん


『ああ、そんな悲しそうな顔しないで…』



咲「…?」


くいっ


『その首を傾げるのをやめてください…』





ナ「たのむよ」

魔「ちょっとでいいぜ」

橋「ひとくち」

咲「おいしそう」




『こんなときばっかり色気をフル稼動しやがって…』





………





ナ「五等分だと結構小さいな」


魔「まあ、ありがたく頂くぜ」


橋「おいしい」


咲「もぐもぐ」


レ「私までもらっちゃったわ」


『…これでいいんだよ、俺』


ナ「君の好感度が上がったよ」


『…即物的だね』


魔「それなりに得もしたじゃないか」


『まあ…そうだね…』


橋「はい」



すっ



『え?』


橋「かわいそうだから、ひとくちあげる」


『…いや…でも…』


橋「あーん」


『…えっと…』


魔「………」


橋「私のは食べない?」


『そんなことは…』


橋「あーん」


『…あーん』



ひょいっ



橋「もぐもぐ」


『っ!?』


咲「ぷっ…」

ナ「くっ…」

レ「ふっ…」


橋「くすっ…見事なアホ面だったわね」


『…めっちゃ恥ずかしい…』


咲「…っ…ぁ…ぷっ…つ…ツボに…!」


ナ「…ぷっ…くすっ…ひどい…顔…っ!」


レ「あは…い…いけめんよ…大丈夫よ…あははははは!」


『………』


橋「もう一回あの顔して」


『…しません』


咲「…っ…っ…っっ…っぁ…」


ナ「…くす…ぷっ…あは…」


レ「あははははははは!」


『…穴があったら入りたい…』


橋「顔真っ赤」


『…マジで恥ずかしい』



魔「ごちそうさま」


『…あ、はい。何か飲む?』


魔「いや、いい」



すたすた



橋「ちなみに、この後の予定は?」


『就寝だよ』


橋「はい!?」


『え?』


橋「食べた直後なのに、太るじゃない」


『あ、太る…か…』


ナ「考えてなかったのかい?」


レ「まったく…女性に配慮しなさいよ」


『…すみません』


橋「とりあえず、ごちそうさま」


ナ「私もごちそうさま」


レ「私も」


『はい、お粗末さまでした。咲夜さんはまだ…』





咲「…っ……ぷっ…あは…!」




『もう忘れてくださいよ!!』





………





魔「さあ、何をするか」


橋「もう企画はないのよね?」


魔「そうだな」


ナ「もうゲームも飽きたよ」


レ「そうね」


咲「何かありますかね?」


魔「ガールズトークでもするか」


レ「女子会ね!」


橋「一人、男もいるけど?」


『………』


魔「出ていってもらおう」


『えっ…』


ナ「じゃあね」


『え…マジで言ってる?』



ひそ…


橋「出ていかないつもりみたいよ」


ひそ…


ナ「そのようだね」


ひそ…


魔「エロスマンだからな」


ひそ…


レ「そういう年頃なのよ」


ひそ…


咲「暑いから着替えていいですか?」



『あのー…俺はどうすれば…』



ひそ…


橋「何か言ってるわよ」


ひそ…


ナ「どうするんだ?」


ひそ…


魔「ガールズトークに男は入れないぜ」


ひそ…


レ「薬で眠らせたら?」


ひそ…


咲「サウナ状態なんですけど…」



『…もしもーし…』



ひそ…


橋「それとも、このままする?」


ひそ…


ナ「なるほど。それもありだな」


ひそ…


魔「なんで私たちがこそこそしなきゃならないんだよ」


ひそ…


レ「男子禁制だもの」


ひそ…


咲「多分、そろそろ1キロ痩せましたよ」


ひそ…


橋「そもそも、何を話すのよ」


ひそ…


ナ「普通はオスの話をだな…」


ひそ…


魔「おいおい、言い方がエロいぜ」


ひそ…


レ「あの男のことを好きな人がいたら困るから、排除するのね?」


ひそ…


咲「あ…汗が目に…」


ひそ…


橋「あんなのが好きな人なんかいるの?」


ひそ…


ナ「ん」



魔「私!? 好きなわけないだろ!」



ひそ…


レ「声が大きいわよっ」


ひそ…


咲「いたたた…しみる…」


ひそ…


ナ「違うのか?」


ひそ…


魔「別に好きじゃないぜ、あんなマゾヒスト」


ひそ…


橋「マゾヒストなの?」


ひそ…


魔「新聞見なかったのか?」


ひそ…


レ「あ、見たわ。アレね」


ひそ…


ナ「ああ、あの踏み台のやつか」


ひそ…


橋「風見幽香とのアレね」


ひそ…


咲「…ふぅ…やっと目が開けられる…」


ひそ…


レ「でも、あれ本当なの?」


ひそ…


魔「写真も載ってたじゃないか」


ひそ…


橋「高い所の物取ってた」


ひそ…


レ「何か、やむを得ない事情があったかもしれないわ」


ひそ…


橋「ああ、やむを………」





橋「って、や…やむを得ない情事!?」




魔「じょ…情事じゃなくて事情だっての!」

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