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もっと東方寝巻巻。  作者: もっぷす
第1回
3/171

3 ぞろぞろ来るぞ

魔「パチュリーは来ないってさ」


『小悪魔さんは?』


魔「発情期の男と一緒には寝られないってさ」


『虚言な言ひそ』


魔「何語だ…」


『他には来る人いるの?』


魔「幽香は来るらしい」


『まじか』


霊「あんなの呼んで大丈夫?」


魔「ちょっと男を誘惑するくらいだろ、きっと」


『誰か男の人来るの?』


魔「いんや」


『俺だけが被害者か…』


魔「とか言って、期待してるんだろ?」


『そんな変態だったら、もう魔理沙に手を出してるよ』


魔「かわいいもんな☆」


霊「………」


『…否定はできないが』



ピンポンー



霊「お出ましかもね」


『………』


霊「…幽香が苦手なの?」


魔「とりあえず出るぜ」



ガチャン


バタン



妖「幽々子様、扉押さえててくださいよぉ」


@「はーい」


霊「幽香じゃなかったわね」


『助かった』


魔「…いずれ来るぜ?」


霊「幽々子の布団を取りに行ってたの?」


妖「そうですよ」


霊「この部屋でそんな大人数の布団敷ける?」


魔「詰めれば大丈夫だろ」


『厳しいと思うな…』


魔「お前は押し入れだぜ」


『俺はネコ型ロボットか』


魔「ぜ?」

霊「?」

妖「?」

@「?」


『…いや、なんでもない』




………




ガチャン

バッタン



ア「ただいま」


『枕と毛布だけ?』


ア「冷静に考えたら、私の家はベッドだったわ」


『…戻る前に気付け』


ア「瑣末なことよ」


『でも、ベッドのことは想定してなかった』


霊「幽香もベッドなんじゃないの?」


魔「だろうな」


『床で寝てもらう?』


ア「誰かさんと二人で仲睦まじく寝ればいいじゃない」


『誰か、って誰だろう』


ア「あんたよ」


『…困る』




………




@「ところで何をするの?」


霊「言われてみれば、私も何をするか聞いてないわ」


妖「私も聞いてません」


ア「私も」


『俺も聞いてない』


魔「私も聞いてないぜ」



『あんたが主催者だからね!』



魔「とりあえず酒でも飲むか」


霊「結局いつも通りね」


『うちにお酒ないよ』


魔「じゃあ、どうするんだよ」


『俺に聞くな』


妖「…帰っていいですか?」


『えーと、パジャマパーティーだから…』


魔「とりあえずパジャマになる」


『なるの?』


魔「見たいか?」


『…少しね』


魔「変態野郎だな」


『そういうつもりではないんだけど…』


ア「何でこんな変態野郎の家に泊まらなきゃならないの?」


『…じゃあ帰れ」


魔「私は襲われるに違いない」


『俺より寧ろ、幽香さんが危ないでしょ』


ア「はいはい、幽香さんに襲われるといいわね」


『…もうやだな…』




………




ピーンポーン



『誰だろう?』


霊「幽香かもね」


『…今開けるで…ござる』


妖「ござるって…」


ア「…動揺なの?」



ガチャ



『…お』


慧「少し久しぶりかな?」


『慧音と妹紅じゃないか!』


妹「…うん」


魔「知り合いだって言うから呼んでおいたぜ」


『いやー久しぶり』


魔「嬉しそうだな」


『そうかな?』


慧「お邪魔します」


妹「…お邪魔します」


慧「お…随分大人数だな…」


妹「………」


慧「持っては来たが、布団は敷けるんだろうか…」


霊「ねぇ、魔理沙」


魔「なんだ?」


霊「呼び過ぎ」


魔「多い方が楽しいぜ?」


霊「寝られないでしょ」




魔「…実は少し後悔してる」

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