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もっと東方寝巻巻。  作者: もっぷす
第6回
159/173

布都ちゃんのダジャレ傑作集

皆さん、お久しぶりです。

少し長くなりましたが、新しいお話が書けたので投稿いたします。

文「さあ、ハーフタイムを迎えましたが」


魔「前半戦が終わりましたねー」


『待って。俺、今来たんだけど』


文「ここまで振り返って、いかがでしょう、魔理沙さん」


魔「かなりいいと思いますよ」


文「ほう」


魔「布都選手の発想の自由さというか柔軟さというか、発揮されてますね」


文「なるほど。レミリアさんはどうお考えですか?」


レ「私もよかったと思うわ。後半で失速しなければ記録もあるわね」


文「わかりました。さて、後半戦は」


『待って待って待って待って、文さん』


文「何でしょう」


『何してるんですか、これ』


文「ダジャレ選手権ですが」


『何ぞそれ』



ビーッ



文「おっと、ハーフタイム終了です」


布「え、もう終わり?」


文「終わりです」


布「もう疲れた」


文「それでは後半戦最初のお題、行ってみましょう」


魔「じゃあ、後半一個目はこれ」


文「はい」


魔「じゃん、『花』」


『お題に沿ってダジャレを言う競技ってこと?』


文「それでは、お題『花』でどうぞ」


布「うーむ」


文「さあ、レミリアさん、今回はどのようなダジャレがプレイされるでしょうか」


レ「そうね、ミドルクラスのダジャレをプレイするでしょうね」


『ミドルクラスってなんですか?』


文「ほう、なぜミドルクラスと予想を?」


『俺の声聞こえてないの?』


レ「ここまでのスコアは充分だし、無理にハイクラスを狙う必要はないからね」


『ハイクラスって何の話ですか?』


文「なるほど。わかりました」


『おい、レミリア』


レ「タメぐちオラァ」


『聞こえてんじゃねーか!』



布「来たぞ」



文「おっと、スタンバイできたようです」


魔「少し悩みましたね」


文「では、レディー、プレイ!」


『何その掛け声』



布「キキョウの花に意見をキキョウ。一応キクにもキク?」



文「さあ、出ました。では、審査員の皆さん、判定をお願いします」


魔「うーん」


レ「デュアルタイプねぇ」


『桔梗と菊と、二つ入れたんだね』


文「では、判定は」


魔「七」


レ「七」


文「ということで、得点は七点でした」


布「七か。まあまあであろうな」


文「では、魔理沙さん、解説をお願いします」


魔「悪くないですねー。『聞く』って動詞に掛けて二種繋いだ手腕を評価します」


文「『桔梗』と『聞こう』はともかく、『聞く』と『菊』はベタだったようにも思えますが、レミリアさん」


レ「前に持ってきていたら六だった。オーダーの組み方が良かったわね」


文「はい、わかりました。えー、以上、後半ファーストプレイでした」


『………』


文「こんな感じで進みます」


『そ、そうですか。全然わからん』



文「ではセカンドプレイのお題をお願いします」


レ「お題はこれね」


文「はい」


レ「じゃん、『家具』」


『おお、難しいなぁ』


文「それでは布都選手、お願いします」


布「うむむ」


文「さあ、これは少し難しいでしょうか、魔理沙さん」


魔「そうですねー。私は今、棚があったなーというのを思いつきましたけどねー」


『いやいや、何で言っちゃうの。布都ちゃんもそれ考えてたかもしれないじゃん』


魔「いやー、思いついたらすぐ言っちゃうタイプだから私」


『知ってるけど魔理沙審査員向いてないよ!』



布「来たぞ」



文「お、スタンバイできたようです」


レ「思ったより早かったわね」


文「では、レディー、プレイ!」



布「タンスに入ったんすか」



文「さあ、審査員の皆さん、評価をお願いします」


魔「あー」


レ「………」


文「では、オープン」


魔「三」


レ「四」


『厳しいなあ』


文「おおっと、得点は三点半止まりです」


布「あー…」


文「これは、えー、魔理沙さん」


魔「私のパクリじゃん」


『いや、全然違うよ!』



文「テンポよくいきましょう。次のお題は」


魔「じゃん、『体』」


布「うぬぬ」


文「はやく」


『鬼だな…』


布「来たぞ」


『すげえな…』


文「どうぞ」



布「頭があったまる」



文「ほう。点数は?」


魔「七」


レ「六」


文「これは六点半でした。レミリアさん、どうでしたか」


レ「無難ね。文字数の少ない手や足を避けたのは評価するわ」


文「魔理沙さんは」


魔「レミリアに言われた」


『いや、別のコメント考えなよ…』



文「はい、では次いきましょう」


レ「後半四つ目はこれ。じゃん、『スポーツ』」


『「じゃん」って必ず言う決まりなの?』


文「さあ、お題は『スポーツ』です。どうぞ」


布「ふむ、スポーツか」


文「はやく」


『だから厳しいって!』


布「来たぞ」


『天才か』


文「では、どう…レディー、プレイ!」


『さっきそれ忘れてましたよね』



布「剣道しない?」



『ああ、竹刀と掛けて…ルール的にはいいの?』


文「では得点を」


『あのね、だれか答えて?』


魔「八」


レ「八」


『あ、いいんだ』


文「お見事。八点です。魔理沙さん、これは」


魔「テクニカルですね。意表を突かれました」


文「テクニカルでしたね。レミリアさんは」


レ「ここはクイックスタイルだったのにも注目ね」


文「はい。布都選手はクイックスタイルを選択、インターバルタイムを大きく詰めました」


『急かしただけじゃねーか!』



文「では次」


魔「じゃん、『魚卵』」


『テーマ狭いよ!』


布「うむむ、お題が狭くはないか?」


『それ今俺が指摘したよ!』


文「これは大会史上最も難しいでしょうね」


魔「出した私もミスったと思ってるくらいですからねー」


レ「じゃあ初めから出すなよ!」


『ツッコミ取られたよ!』


文「では」


布「来たぞ」


『相変わらず早いな!』


文「では、どう…あ、レディー、プレイ!」


『いっそやめればいいのでは?』



布「ハマチはいくら?」



魔「え?」


『え、ああ、ハマチと幾らのハウマッチが掛かっ…わかりにくいよ!』


魔「あ、そういう…」


文「では得点を」


魔「九」


レ「五」


文「これは、七点となります。レミリアさん」


レ「わかりにくい割に面白くない。『ハマチにハマっちった♡』の方が絶対面白い」


『すげえ主観入ってますね! あとそれ魚卵無くなってますよ!』


文「なるほど。魔理沙さんは」


魔「テクニカルで良い」


『最初分かってなかったじゃねーか!』



文「はい、じゃあ次」


レ「じゃん、『国』」


布「来たぞ」


『間髪入れず!』


文「では、どう…あ、あーいいや、どうぞ」


『諦めた!』



布「ルーマニアのカンガルーマニア」



文「点」


魔「七」


レ「七」


文「七点。魔理沙さん」


『…簡素化してきた』


魔「ありふれたドイツやオランダじゃなかったのが良い」


文「はい。レミリアさん」


レ「かわいくていい」


『クソコメントだな…』



文「次」


魔「じゃん、『哺乳類』」


『ジャンル…』


布「来たぞ」


『早さ…』


文「どうぞ」



布「イルカは居…イルカはおるか?」



『いや、オルカはシャチだよ! ひねりすぎて間違ってんじゃねーか!』


文「点」


魔「六」


レ「七」


『だから間違ってるって!』


文「六点半。魔理沙さん」


魔「そう来たかって感じ」


『だろうね! イルカじゃないもん!』


文「レミリアさん」


レ「間違っていることに目を瞑れば、悪くないダジャレね」


『目ぇつぶっちゃダメだよそこ!』



文「次」


布「来たぞ」


『お題がまだだよ!』


文「では、どうぞ」


『お題は!?』



布「肘から先がどっひゃー!」



『一発ギャグじゃねーか!』


魔「八」


レ「十」


『いいのかよ!』


文「九点。レミリアさん」


レ「ウケるw」


『ちゃんと解説して!』


文「魔理沙さん」


魔「…ダジャレは?」


『わかってんなら八点も入れるなよ!』



文「次」


布「こんなクイズ番組はいやだ。出題者が鮭」


『さーモン題です、ってそれダジャレにできたじゃん!』


魔「六」


レ「十」


文「八点。魔理沙さん」


魔「うお、って思いました」


『魚だけに!?』


文「レミリアさん」


レ「ウケるw」


『クソコメ製造機か!』



文「次」


布「我という太陽が おぬしのさみしさという雲を はらしてゆくよ」


『変なポエムじゃねーか!』


魔「六」


レ「×」


文「あーっと、×が出ました。ここでチャレンジは終了となります」


布「ぬあーっ」


『あ、さすがにポエムはダメだったか…』


文「レミリアさん、この判定の理由を」


レ「お茶の時間だから部屋戻るわ」


『ポエムのせいじゃないのかよ!』


文「さ、とにかく、試合終了となってしまいましたけれども」


布「ぐあー」


『そんな落ち込むことなのこれ?』


文「布都選手に感想を伺ってみましょう」


布「うっ、ぐっ、ぐやじいっ…」


『再度ごめん、そんな落ち込むことなのこれ?』


文「魔理沙さん、本日の試合、いかがだったでしょうか」


魔「そうですねー、えーと」


文「はい」


魔「『アルジェリアにあるじぇ、リアカー』というのを思いつきましたけど」


文「そうですか」


『冷たい…』


文「私からも一言よろしいでしょうか」


魔「どうぞどうぞ」


文「時間の無駄でした」


『厳しいですね…』


文「さ、というわけで、今回の挑戦はティー・タイム・オーバーという結果に終わりました」


魔「残念ですね」


文「ただ、スコアは物足りないものの現在暫定一位です」


布「あ」


『どうしたの?』


布「ということはあれであろう?」


『あれって?』


布「あれというのは」


『あれというのは?』





布「イマイチな成績で今一位!」




『いい笑顔だね』

長い間更新できず、楽しみに待っていてくださった皆様には申し訳ありませんでした。

また、新しいお話を考えます。

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