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もっと東方寝巻巻。  作者: もっぷす
第6回
155/173

15 不明

前回の問題の答え

問題「第1~134話のうち、登場人物が1人だけの話はいくつある?」

→答え…3つ(第40話「紅魔館の聖夜」、第67話「あやしい箱」、第111話「お嬢様の小説」)

ちなみに平均登場人数は5.2人でした。

魔「いや、ボブはボブだろ」


ぬ「捨てキャラじゃぬぇか!」


こ「捨テキャラ 違ウ ボブハ ボブ」


ぬ「お前はこいしだろ!」


こ「きゃっ、初めて…名前で呼んでくれたね…」


ぬ「だから何だよ!」


華「そんなに正体不明で押したいんですか?」


ぬ「押したいとかじゃなくて実際そうなんだが」


布「それでは何か正体不明ネタがあるのか?」


ぬ「えっ、それは…」


布「あのねぇ、正体不明とか謎って言うだけなら誰でもできるわけ。大事なのは、具体的なエピソードや保有する資格・スキルで客観的にそれを示せるかどうかなの。わかる?」


ぬ「何でこいつ面接官みたいなこと言い出したの…」


華「まあ、でも、エピソードや逸話はありますけど」


ぬ「じゃあいいだろ」


こ「『宝くじが当たったキャラ』ってジャンルがあるとおもう?」


ぬ「え?」


こ「宝くじが当たっても、それは特徴じゃなくて経験だよね。もし特徴にするなら、おかね持ちキャラや、異常にラッキーなキャラにする必要があるんじゃないかな。おなじように、都を恐怖におとしいれたのはキャッチーなエピソードだけど、キャラクターかと訊かれると、そうじゃないとおもうよ」


ぬ「え、何でそんな論理的に攻めてくんの?」


華「あ、では、キャラが不安定なキャラというのはどうでしょう?」


魔「キャラ…安定しない…斬ってから考える…ウッ、頭が…」


ぬ「キャラが不安定って、自分が無いってことだろ。そういうのじゃないから」


こ「はい、パン焼けたよ」


ぬ「あ、悪いな。で、正体不明ってのは、もっとこう、怖いものなわけよ」


布「ぬ、意外とパンも美味いの」


ぬ「だからもっと都市伝説みたいな、得体の知れない恐怖に近くってさ」


魔「淫ピ録のことか」


華「深秘録です」


ぬ「いや、でもそういうのの完全上位互換だから」


布「うむ、ぬえの言っておることはよくわからぬな! もうよくわからぬことを言うキャラでよいのではないか?」


ぬ「ああもうお前らじゃ話にならぬぇなぁ!」


魔「じゃあこいつにも聞いてみるか」


華「無駄だと思いますが」


魔「おい、起きろ」


『…うぅ…朝か…』


ぬ「ってかまだ寝てたのか。鵺さんとか言わなかったか?」


こ「無意識」


『…朝なんか来なければいいのに…』


布「明けぬ夜を望む…やはりおぬし妖怪だな?」


魔「おまえはぬえについてどう思う?」


『…ちょっと待って…頭がまだはたらいてない…』


ぬ「おまえの頭がはたらいてるの見たことないがな」


『…んー…』


こ「仙人さんがセクシーなことささやけば目がさめるよ」


華「え、私ですか」


魔「よし、ゴー」


華「よく意味がわからないのですが…」


『…うー…』


ぬ「とりあえず、何か一言」


華「うーん、じゃあ…」


魔「あ、耳元でな」



華「それでは………l=2πr………」




『ぎゃああぁぁ!!』




魔「効果覿面」


こ「ぼくイケメン」


布「何を囁いたのであろうか…」


ぬ「この反応は相当なことを…」


華「いえ、普通のことを言っただけで…」


魔「おい、大丈夫か?」


『ふぇぇ、魔理沙、怖かったよぉ…』


こ「………」


華「違いますよ。たぶん急に耳元で声がして驚いたのかと」


魔「何て言われた?」


『…耳に生暖かい息を吹き掛けられた…』


こ「…スケベェ…」


華「いや、耳元で喋ったら仕方ないじゃないですか!」


魔「で、目は覚めたか?」


『ある程度は…』


魔「じゃあ、ぬえについてどう思う?」


『え?』


魔「ぬえについて」


ぬ「………」


『全体的に黒い』


魔「おまえ、面接でもそう答えるの?」


ぬ「何で面接対策みたいなんだよ」


『他のイメージは、まあ、ってか本人の前で言…』


魔「いいから」


『言葉遣いが荒い、あまり群れない、暇人、白いワンピースが似合いそう』


ぬ「似合わぬぇよ! やめろ下品な妄想!」


布「…まず暇人を否定すべきであろう」


ぬ「正体不明の妖怪に清楚なイメージ吹き込むな!」


華「やはりただの美少女…」


こ「サバ味噌…」


魔「おまえってやっぱり変態だよな」


『変態じゃないよ』


ぬ「じゃあもっとまともなこと言えよ」


『え、何、キャラとか気にしてるの?』


魔「らしい」


ぬ「気にしてない。ちゃんと正体不明だから」


『そんなこと気にする必要ないよ』


ぬ「だから気にしてないって」


『まあ、ぬえ自身がどう思ってても言えることはある』


ぬ「…なんだよ」


『ぬえはぬえだよ』


ぬ「…は?」


『生意気なのも、ぼっちなのも、根は優しいのも、全部合わせてぬえ。そこだけは絶対に変わらない。ぬえは、ぬえなんじゃないかな』

















ぬ「何でちょくちょくキモいの挟んでくんのおまえ!!!」







『キモくない』


ぬ「キメェよ! 何だよキモキャラ確立したいのかよ! キメェよ!」


『ぬえ、キモいじゃなくて、ちゃんと気持ち悪いって言った方がいいよ』


ぬ「言葉の乱れ指摘してる場合かよ! キモいわ!」


布「ちゃんと、キモわろし、と言うべきであるぞ」


ぬ「略語と古語が混ざってるだろ!」


こ「ちゃんと、でこひろし、っていったほうがいいよ」


ぬ「アクセントが同じだけだろ!」


華「ちゃんと、くれお菓子、って言った方がいいですよ」


ぬ「私はそんなに食わないから!」


魔「オニオン」


ぬ「意味不明枠はこいしだろ!」


『あれ、こいしちゃんのこと呼び捨てできるくらい打ち解けたんだね』


ぬ「は、違、これはツッコミの関係上…」


『じゃあ普段は何て呼ぶの?』


ぬ「そ、それは…古明地…ってのも変だし…さん…もないし…こいしちゃん…はあり得ないし…こいし………こいし…」


『でしょ?』


ぬ「………」


こ「きゃっ」


『ぬえ、よろしくは?』


ぬ「………」


こ「えへへ」


ぬ「………」


『ぬえ?』


こ「よろしくね、ぬえ」


ぬ「………よろ…しく…」


『ふふ。よかったね!』









ぬ「だからいい話にしようとすんなって!」

第15問

「第1~134話までで、『弘』の字はどのお話にあるでしょうか」


初見で気づいた方もいらっしゃると思います。

『弘』の字は作品通して一回しか出ていないはずなので、探してみてください。割と簡単です。

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