15 不明
前回の問題の答え
問題「第1~134話のうち、登場人物が1人だけの話はいくつある?」
→答え…3つ(第40話「紅魔館の聖夜」、第67話「あやしい箱」、第111話「お嬢様の小説」)
ちなみに平均登場人数は5.2人でした。
魔「いや、ボブはボブだろ」
ぬ「捨てキャラじゃぬぇか!」
こ「捨テキャラ 違ウ ボブハ ボブ」
ぬ「お前はこいしだろ!」
こ「きゃっ、初めて…名前で呼んでくれたね…」
ぬ「だから何だよ!」
華「そんなに正体不明で押したいんですか?」
ぬ「押したいとかじゃなくて実際そうなんだが」
布「それでは何か正体不明ネタがあるのか?」
ぬ「えっ、それは…」
布「あのねぇ、正体不明とか謎って言うだけなら誰でもできるわけ。大事なのは、具体的なエピソードや保有する資格・スキルで客観的にそれを示せるかどうかなの。わかる?」
ぬ「何でこいつ面接官みたいなこと言い出したの…」
華「まあ、でも、エピソードや逸話はありますけど」
ぬ「じゃあいいだろ」
こ「『宝くじが当たったキャラ』ってジャンルがあるとおもう?」
ぬ「え?」
こ「宝くじが当たっても、それは特徴じゃなくて経験だよね。もし特徴にするなら、おかね持ちキャラや、異常にラッキーなキャラにする必要があるんじゃないかな。おなじように、都を恐怖におとしいれたのはキャッチーなエピソードだけど、キャラクターかと訊かれると、そうじゃないとおもうよ」
ぬ「え、何でそんな論理的に攻めてくんの?」
華「あ、では、キャラが不安定なキャラというのはどうでしょう?」
魔「キャラ…安定しない…斬ってから考える…ウッ、頭が…」
ぬ「キャラが不安定って、自分が無いってことだろ。そういうのじゃないから」
こ「はい、パン焼けたよ」
ぬ「あ、悪いな。で、正体不明ってのは、もっとこう、怖いものなわけよ」
布「ぬ、意外とパンも美味いの」
ぬ「だからもっと都市伝説みたいな、得体の知れない恐怖に近くってさ」
魔「淫ピ録のことか」
華「深秘録です」
ぬ「いや、でもそういうのの完全上位互換だから」
布「うむ、ぬえの言っておることはよくわからぬな! もうよくわからぬことを言うキャラでよいのではないか?」
ぬ「ああもうお前らじゃ話にならぬぇなぁ!」
魔「じゃあこいつにも聞いてみるか」
華「無駄だと思いますが」
魔「おい、起きろ」
『…うぅ…朝か…』
ぬ「ってかまだ寝てたのか。鵺さんとか言わなかったか?」
こ「無意識」
『…朝なんか来なければいいのに…』
布「明けぬ夜を望む…やはりおぬし妖怪だな?」
魔「おまえはぬえについてどう思う?」
『…ちょっと待って…頭がまだはたらいてない…』
ぬ「おまえの頭がはたらいてるの見たことないがな」
『…んー…』
こ「仙人さんがセクシーなことささやけば目がさめるよ」
華「え、私ですか」
魔「よし、ゴー」
華「よく意味がわからないのですが…」
『…うー…』
ぬ「とりあえず、何か一言」
華「うーん、じゃあ…」
魔「あ、耳元でな」
華「それでは………l=2πr………」
『ぎゃああぁぁ!!』
魔「効果覿面」
こ「ぼくイケメン」
布「何を囁いたのであろうか…」
ぬ「この反応は相当なことを…」
華「いえ、普通のことを言っただけで…」
魔「おい、大丈夫か?」
『ふぇぇ、魔理沙、怖かったよぉ…』
こ「………」
華「違いますよ。たぶん急に耳元で声がして驚いたのかと」
魔「何て言われた?」
『…耳に生暖かい息を吹き掛けられた…』
こ「…スケベェ…」
華「いや、耳元で喋ったら仕方ないじゃないですか!」
魔「で、目は覚めたか?」
『ある程度は…』
魔「じゃあ、ぬえについてどう思う?」
『え?』
魔「ぬえについて」
ぬ「………」
『全体的に黒い』
魔「おまえ、面接でもそう答えるの?」
ぬ「何で面接対策みたいなんだよ」
『他のイメージは、まあ、ってか本人の前で言…』
魔「いいから」
『言葉遣いが荒い、あまり群れない、暇人、白いワンピースが似合いそう』
ぬ「似合わぬぇよ! やめろ下品な妄想!」
布「…まず暇人を否定すべきであろう」
ぬ「正体不明の妖怪に清楚なイメージ吹き込むな!」
華「やはりただの美少女…」
こ「サバ味噌…」
魔「おまえってやっぱり変態だよな」
『変態じゃないよ』
ぬ「じゃあもっとまともなこと言えよ」
『え、何、キャラとか気にしてるの?』
魔「らしい」
ぬ「気にしてない。ちゃんと正体不明だから」
『そんなこと気にする必要ないよ』
ぬ「だから気にしてないって」
『まあ、ぬえ自身がどう思ってても言えることはある』
ぬ「…なんだよ」
『ぬえはぬえだよ』
ぬ「…は?」
『生意気なのも、ぼっちなのも、根は優しいのも、全部合わせてぬえ。そこだけは絶対に変わらない。ぬえは、ぬえなんじゃないかな』
ぬ「何でちょくちょくキモいの挟んでくんのおまえ!!!」
『キモくない』
ぬ「キメェよ! 何だよキモキャラ確立したいのかよ! キメェよ!」
『ぬえ、キモいじゃなくて、ちゃんと気持ち悪いって言った方がいいよ』
ぬ「言葉の乱れ指摘してる場合かよ! キモいわ!」
布「ちゃんと、キモわろし、と言うべきであるぞ」
ぬ「略語と古語が混ざってるだろ!」
こ「ちゃんと、でこひろし、っていったほうがいいよ」
ぬ「アクセントが同じだけだろ!」
華「ちゃんと、くれお菓子、って言った方がいいですよ」
ぬ「私はそんなに食わないから!」
魔「オニオン」
ぬ「意味不明枠はこいしだろ!」
『あれ、こいしちゃんのこと呼び捨てできるくらい打ち解けたんだね』
ぬ「は、違、これはツッコミの関係上…」
『じゃあ普段は何て呼ぶの?』
ぬ「そ、それは…古明地…ってのも変だし…さん…もないし…こいしちゃん…はあり得ないし…こいし………こいし…」
『でしょ?』
ぬ「………」
こ「きゃっ」
『ぬえ、よろしくは?』
ぬ「………」
こ「えへへ」
ぬ「………」
『ぬえ?』
こ「よろしくね、ぬえ」
ぬ「………よろ…しく…」
『ふふ。よかったね!』
ぬ「だからいい話にしようとすんなって!」
第15問
「第1~134話までで、『弘』の字はどのお話にあるでしょうか」
初見で気づいた方もいらっしゃると思います。
『弘』の字は作品通して一回しか出ていないはずなので、探してみてください。割と簡単です。




