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もっと東方寝巻巻。  作者: もっぷす
第6回
154/173

14 普通

前回の問題の答え

問題「第5回パーティーで、早苗が夕食に出ると予想していた料理は?」

→答え…カレー(第97話「5 長所なしの巻。」より)

布「起きよ、皆の者! 朝であるぞ、起きよ!」


こ「うるさいね…」


ぬ「うるさいな…」


魔「うるさいな…」


華「何の騒ぎですか?」


布「起床の時刻であろう。起きよ。そして朝の布都ちゃん体操はーじまーるであろーう」


ぬ「うるさい」


布「所詮妖怪、旭には弱いと見る。我の敵ではないな」



『おい、誰よ騒いでんの、腹パンするよ』



布「…いや、我じゃない…」


華「…機嫌悪いんですかね?」


魔「朝に弱いだけだ」


こ「腹パンするの?」


魔「するわけないだろ」


布「もうよい。一人で布都ちゃん体操はーじまーるであろーう」


こ「どーぞ」


布「ぱんぱかぱーん、ぱんぱかぱーん、ぱんぱんぱんぱん、ぱんぱかぱーんうふふ」


華「朝から元気ですね」


魔「本当だな」


こ「おにいちゃん、起きないの?」


『…起きない…』


こ「ごはんは?」


『…ごはん…』


こ「もょもと?」


『…もょもと…』


こ「ぜんぜん起きないよー」


魔「まあ、いつものことだ」


華「だらしないですねぇ」


こ「ぬーえーも寝てるし」


ぬ「ぐーぐー」


布「まずは、左足首を右耳のすぐ横まで上げて、右手を後ろに回して左腋に触れる運動からー」


こ「ふとちゃんは体操してるし」


魔「じゃあ、先に朝飯食べるか」


華「作るんですか?」


魔「パンがあるんだよ、多分ここに」


こ「あ、本当だ」


華「よく知ってますね」


魔「朝は寝たいんだろ。簡単に済ます算段だな」


華「ずっと気になっていた質問いいですか?」


魔「なんだ?」


華「あの…お泊まりって、よくしてるんでしょうか?」


魔「パジャマパーティーは何回か」


華「個人でのお泊まりです」


魔「それは無い」


華「あ、まあ、はい、それは、はい、よかった…」


魔「帰るのが面倒なこともあったが、さすがにまずいとさ」


華「そうですね、あまりよくないかと」


こ「ジャムー」


魔「冷蔵庫にあるだろ」


こ「開けていいの?」


魔「いいだろ。勝手に食べられるようにパンなんだから」


布「高速で左右に移動することで我が三人に見える運動ー。みんな、おっそーい」


華「それでは私も頂きましょうかね」


魔「私も食べるわ」


こ「いただきます」


魔「焼かないのか?」


こ「塗っちゃった。トースターあるの?」


魔「そりゃあるだろ。それ」


こ「わーい」


魔「二枚ずつしか焼けんな。っしょ」


華「私は飲み物でも用意します」


魔「冷たい物は冷蔵庫だ」


華「温かい物は?」


魔「…知らん」


華「知らないこともあるんですね」


魔「当たり前だろ」


布「棒立ちになって何もしない運動ー。膝に矢を受けてしまってな…」


こ「焼けた!」


魔「焼けたか。先に食べるか?」


華「いえ、どうぞ」


魔「だろうな。いただきます」


こ「いただきまーす」


華「次焼きますね」


ぬ「おー、何の匂いだ…」


こ「あ、もぐもぐ、おあよぉ」


華「食パンを焼いていますよ」


ぬ「食パンかよ…じゃあ寝る…」


布「邪悪な笑みを浮かべ、青娥殿の真似をする運動ー。ふふ、貴方はもう用済みなの…」



『それ運動じゃないよ!』



布「うぉ!」


ぬ「うわ、なんだ急に?」


『………』


魔「…寝言か…」


こ「無意識にツッコミ…おにいちゃん…」


華「病んでますね」


布「我はびっくりしたが、こやつは驚いてはいなかったようだの。はっはっ」


魔「は?」


ぬ「起きてないってことだろ」



『古文か!』



布「うぉ!」


ぬ「またか!」


『…むにゃむにゃ…』


魔「もう反射なんだな」


こ「古典的(パブロフ)条件付け」


華「そんなにボケの多い環境なんですか?」


布「はっはっ、ぬかしおる。本物の天然は自覚がないと謂うからのう」


ぬ「………」


魔「………」


こ「………」


華「なに言ってだこいつ」


布「さて、我も朝餉を取るかの」


ぬ「起きちゃったし、私も食お」


魔「パンな」


布「えーっ、我の強さの秘訣はコーンフレークを山盛り二杯食べてるからなのに」


魔「そうか」


ぬ「なんか他のモン無いのかよ」


こ「ドレッシングとかある」


ぬ「食えねえだろ!」


布「さよう。こいしとか云ったな。食えぬやつよ」


ぬ「そうじゃねぇよ!」


華「何かお菓子類があればいいのですが」


ぬ「パン食いながら言うなよ!」


魔「布都ちゃん体操って何だよ」


ぬ「遅すぎるわツッコミが!」


『むにゃむにゃ』


ぬ「いつまで寝てんだよおまえは!」


魔「おお、ツッコミの育成に成功してしまった」


華「これで安心ですね」


こ「っていうかさぁ」


ぬ「…何だよ」


こ「ぬーえーって、どこが正体不明なの?」


ぬ「えっ」


魔「確かに」


布「間違いないな」


ぬ「いやもう、全体的に正体不明だろうよ」


華「全体的に、割と普通ですよ」


こ「小生意気な美少女になってる」


ぬ「なってぬぇよ!」


布「うむ、我を正統派美少女とするなら、ぬえは小…」


ぬ「お前図々しいな!」


華「まあ、私の次に普通でむしゃもぐむしゃもぐ」


ぬ「お前充分異端だよ!」


魔「スカート短っ」


ぬ「それ終わったから! ってか昨日からだいぶ恥ずかしい格好してる気がして居心地悪いから本当にやめて!」


『鵺さん』


ぬ「やめろ!」


魔「もうツッコミキャラか、ぼっちキャラにしたらどうだ?」


ぬ「するかよ!」


華「逆にガラ空きのメインヒロイン枠に入っては?」


布「ガラ空きなのか」


ぬ「何でこんなやつと」


こ「しかもヒロインもう三人いるし」


魔「最後の手段もあるにはあるが…」


ぬ「な、何だよ、それ」


魔「最後の手段は…」


ぬ「最後の手段は…?」


魔「正体不明の…」


ぬ「正体不明の…?」





魔「ボブと交代する」





ぬ「ボブって誰やねん!」

第14問

「第1~134話のうち、登場人物が1人だけの話はいくつある?」

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