13 毛布
前回の問題の答え
問題「第2回パーティーでパチュリーがこぼした飲み物は?」
→答え…コーヒー(第22話「5 かっぱ巻き」より)
『布団持参って言わなかったの?』
魔「いや、言った。言った言った」
『だって、みんなキョトンとして』
こ「言ったっけ?」
華「言われていなかったと思いますが」
ぬ「聞いてないね」
布「我も」
『ほらね?』
魔「いや、ちょっと考えてみろ。このメンツが人の話をちゃんと聞くか?」
『確かに』
華「聞きますよ!」
布「我は聞いてない」
ぬ「私も聞いてない」
こ「ザッハトルテ」
華「ちょっ、私は聞いてます!」
『じゃあ確認だけど、俺の好きなアイドルは?』
華「えっ…」
『やっぱり…』
華「いえ、えっと…聞いてましたけど、忘れただけで…」
『それは聞いてないって言うんだよ』
ぬ「そーだ」
こ「さいだー」
布「仲間だー」
『魔理沙はちゃんと聞いてたよね?』
魔「まあな」
『じゃあ正解は?』
魔「まあ、あれだろ? あかり…みたいなあれだろ?」
『あかりちゃんはアイドルじゃないよ』
魔「いや、あかりじゃないけどさ、まあ、あかりみたいな、ちょっと似てるあれだよな」
『どんな?』
魔「まあ、とりあえずイヌミミで…」
『はい違う! 違いますよー!』
魔「ああ、はいはい聞いてなかったよ」
ぬ「おまえの話なんか聞くかよ」
布「興味の無いことは記憶できぬからな」
こ「おにいちゃんのセリフいらない」
華「私も正直興味ありませんでしたし」
『いや、何気にこいしちゃんの一言が重すぎて…』
魔「で、誰だっけ?」
『まあ、言ってないんですけど』
魔「おい!」
布「言ってないのに質問すなーっ!」
こ「ずこーっ!」
ぬ「どどーっ!」
華「すってん!」
『何でそんな百年前のリアクションなの?』
魔「なんだよ、言ってないって」
『いや、誰か気付くと思ったんだけど』
ぬ「まあ、おまえの話は本当に聞いてない」
布「我はわりと聞いてるけど、すぐ忘れるタイプ」
こ「カップラーメン」
華「私は、言ってないってちょっと思ってました」
『まあ、みんな話聞いてないってことだね』
魔「じゃあお互い様ってことか」
『そうみたいだね』
魔「そんなもんか。じゃ、この話は終わりか」
『うん、そ…って終わらないよ布団無いよ!』
ぬ「どうすんだよ」
布「布団をいかんせん」
魔「まあ、おまえらは無くても大丈夫だろ」
こ「わたし、ふかふかのベッドがいい」
華「それはどう考えても無理かと…」
『もうアレやるよりほか無いね』
ぬ「なんだよ、アレって」
『俺を真ん中にしたハーレム就寝』
魔「おまえ、女苦手だろ」
『まあ』
華「あ、そうなんですか」
布「女子に弱いという意味であろう」
魔「いや、もうそのままの意味で」
『いいから、とりあえずハーレムやろうよ』
魔「いいけど、泣いたり吐いたりするなよ?」
『頑張ってみるよ』
ぬ「どんな危惧だよ」
こ「じゃあ、まずはおにいちゃんが寝て」
『そうだね。よいしょ』
布「次はどうする」
『えっとねぇ、じゃあ…』
魔「ああ」
『………』
ぬ「………」
『ダメだこれ!』
こ「なにが?」
『ハーレムじゃなくて、お守りになるよ!』
布「何故そうなる」
『子供ばっかじゃん』
魔「まあ、私以外は」
ぬ「おまえまんまガキだろ」
布「ぬえこそ思考回路がクソガキであろう」
こ「布都ちゃんもペドいよ」
華「…私は明らかに彼女らと路線違いますよね?」
『あ、華扇ちゃんは向こうで寝て』
華「なんで私だけ!」
『…あんまりエッチなのは…ちょっと…』
華「何で都合よく襲われる妄想してるんですか!」
布「そのような事はよい。布団をどうするかであろう」
華「よくないんですけど」
魔「とりあえず、おまえは床で寝るとして」
『やっぱり俺は床か』
魔「今回は私にも僅かに非があるから私も床でいいとして」
ぬ「お前にしか無くね?」
こ「じゃあ、わたしも仙人さんのひざまくらでいいとして」
布「我か」
『違うと思うよ』
ぬ「じゃあ私は布団でいい」
布「それはおかしい。妖怪は布団で寝ないであろう。我が寝る」
華「まあ、私は布団でなくても構いませんが」
魔「さすがに行者だな」
『あ、ちなみに枕はいっぱいあるよ』
ぬ「なんでだよ」
『まあ、いろいろと』
魔「で、寝れるのは、布団か床かソファか」
『あと、強いて言えば、こたつかな』
魔「おまえはどうする?」
『俺は床で大丈夫』
華「私も床でいいですよ」
魔「それなら、布団二人、こたつ一人で、私がソファだな」
ぬ「じゃ、私は、こたつでいいや」
布「えー、我妖怪と寝るの?」
『帰ってもいいよ』
布「おぬし、冷たいのう」
こ「わーい、おふとん」
『あ、布団の人、毛布は魔理沙に渡して』
布「え、我のは?」
『悪いんだけど、掛け布団だけで我慢してね』
こ「はい、毛布」
魔「お、おう、悪いな」
『あと、華扇ちゃん、ちょっと薄いけどタオルケットでいい?』
華「あ、どうも」
『よし、じゃあ寝ましょうかね』
こ「うん」
ぬ「あー疲れた」
布「明日は何をしようぞ」
華「よいしょ」
魔「ちょっと待て」
『え?』
華「どうかしました?」
魔「おまえ、どうするんだよ」
『え、寝るけど?』
魔「そうじゃなくて、掛ける物だ」
『ああ、それなら大丈夫だと思うけど』
魔「大丈夫って、かっこつけて風邪ひくつもりか?」
『まあ、毛布とか布団は他にもうないけどさ』
魔「ん」
『え?』
こ「………」
ぬ「………」
華「………」
布「………」
魔「ん」
『な、何?』
魔「別に入れるだろ。隣なら」
『毛布?』
魔「風邪ひかれても寝覚め悪いしな」
『…魔理沙…』
魔「まあ、今回は私も悪かったし」
『魔理沙…』
魔「…なんだよ…」
『パーカーとか掛けるからいいよ』
魔「ああ、そう」
第13問
「第5回パーティーで、早苗が夕食に出ると予想していた料理は?」




