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もっと東方寝巻巻。  作者: もっぷす
第6回
141/173

1 鉄爪

頑張ってますよ!

私も頑張ってます!

『でろでろでろりいん』


魔「…どうした?」


『いや、なんか今日は誰来るのかなって』


魔「楽しみなのか?」


『楽しみというか、すこし慣れてきたよ』


魔「そうか。適応が遅いな」


『結構毎回たいへんだからね』


魔「たくさんの美少女のパジャマが拝めたじゃないか」


『…たし蟹』


魔「どんな蟹だよ…」


『ちなみに今日は誰が来るの?』


魔「吸血鬼姉妹とか天人とかだな」


『ええ…』


魔「なんだよ」


『やだなあって』


魔「おまえも言うようになったな」


『うむ。まあの』


魔「ちなみにレミリアはもう来てる」


『やったあレミリア様と会えるなんて嬉しいなうふふ!』


魔「嘘だ」


『…めっちゃアセったじゃねーか』


魔「おまえ人間小さいよな」


『うん』


魔「今日はそんなおまえに説教タイムだぜ」


『それどういう意味?』


魔「いずれ分かる」


『そいつぁ楽しみですな』


魔「まあ、おまえにはご褒美にしかならんかもな」


『誰がマゾヒストだ』


魔「いや、おまえマゾヒストだろ」



ピンポーン



『ピンポーンじゃねーよ。正解みたいだろうが』


魔「おいおい、誰か来たんじゃないのか」


『まったく誰なのさ、こんなタイミングで』



スタスタ


ガチャ



こ「おにいちゃん、わたし、花瓶だよ」


『こいしちゃん、いらっしゃい。今日はとっさに印鑑だね』


こ「落ちてるスズメは山札なんだって」


『エビの消毒液は音量』


魔「おまえらは何を言ってるんだ」


『くくく…魔理沙ともあろうものがニブイものだね』


こ「くくく…出てきた単語をじゅんばんによんでごらん」


魔「…は?」


『まずは、花瓶』


魔「…印鑑、スズメ、山札、エビ、消毒液、音量…」


『そう、お察しの通りさ』


魔「まさか…」


『何の関連も無い』



ポカス



『いたい! ぶったね!』


魔「暗号かと思っただろ」


『あはは、暗号とか、中二中二』



ポカス



『いたい! もっと!』


魔「くだらないことばかりするな」


こ「おにいちゃん、私こいし○よ」


『伏せるのがおそいよ』


魔「というか、自分の名前を伏せようとするなよ」


こ「きりさめまりさ」


魔「…なんだ?」


こ「おぼえた」


魔「…そうか」


こ「来るとちゅうでね、せんにんとすれちがったよ」


『すごい人口密度だね』


魔「千人じゃなくて、仙人のことだろ」


『なるへそ!』


こ「つまり今日は!」


『仙人が!』


魔「来る! って、私に言わせるな」


『いや、魔理沙が勝手に言ったんじゃ…』



ピンポーン



『噂をすれば』


こ「千人かな?」


魔「一人だろ」



スタスタ


ガチャ



華「ごきげんよう」


『ぶふーっ!?』


華「どうかしました?」


『かっかかっかっか華扇ちゃんだ!』


華「…どうして『ちゃん』付けなのかしら」


『魔理沙ー、ピンクい人来たよー!』


魔「仙人様だな」


華「まあ、仙人というか行者というか」


こ「でも一人だと?」


華「一人でも仙人」


『淫ピ』



ガシッ


ギリギリ…



『いでででで! 頭割れりゅううう!』


こ「せんにんの アイアンクロー!」


魔「ギブか? ギブなら冷蔵庫からプリンを出してスプーンとともに私によこすんだ」


『い、今動けないよ…』


魔「じゃあもっと苦しめ」


『ひどいぃ…何が…気に入らないのさ…』


魔「おまえのご満悦そうな顔」


『してないよ!』


こ「そうだよ! ちょっとニヤニヤしてるだけだよね、おにいちゃん!」


『やめて! 誤解を生むから!』


魔「マーゾヒストっ、そーれ、マーゾヒストっ」


『やめてよ! ってか華扇ちゃんもやめて!』


華「次言ったら怒りますからね」


『ちょっとしたいたずら心だったんです』


魔「まったく最低なやつだ」


こ「えむお」


『ねえ、二人とも言い過ぎじゃないかい』


華「まあ、冗談はこれくらいにして、おじゃましますね」


『まだ痛いんだけど、冗談だったのか』


魔「なんかおまえ頭細くなったな」


『…ウソだよね?』


魔「まあいいや」


『よくないよ』


こ「今日は卓球するの?」


『多分しないよ』


こ「やっぱり」


『うん』


華「いつもは何をしているんですか」


『パジャマパーティーで、ってこと?』


華「もちろん」


『何してたっけ?』


魔「食事と睡眠だろうな」


『まあ、それもあるけど』


魔「あとは入浴か」


華「全員で?」


魔「もちろんだぜ」


華「へえ…」


『違う違う!』


華「………」


『目! その目をやめて!』


こ「そうだよ! おにいちゃんが興奮しちゃう!」


魔「…うわ…」


『目! その目をやめて!』


こ「そうだよ! おにいちゃんが興奮しちゃう!」


華「…うわぁ…」


『目! その目をやめて!』


こ「そうだよ! おにいちゃんが…」


『以下無限ループ!』


魔「………」


華「………」


こ「………」


華「で、本当は何をするんですか、マゾの方」


『誰がマゾの方だ』


魔「まあ、なりゆき次第じゃないか」


こ「株式!」


『違うよ、こいしちゃん。成行取引とは無関係なんだよ』


こ「おにいちゃん、窓割っていい?」


『だめだよ』



ピンポーン



魔「誰か来たな」


『常識人だといいな。疲れなくて』


魔「それはどうかな」



ガチャ



布「我であるぞ。久しいな」


『さ・い・あ・く・だ!』


布「どうした。何かあったのか」


『俺はもうこいしちゃんで手いっぱいなんです』


布「こいしというと覚れぬ覚り妖怪の娘か」


魔「おーい、誰だったんだ」


『あ、魔理沙。布都ちゃんだったよ』


魔「どうだ、最悪だろ?」


『うん、最悪だよ』


布「おぬしたち、本人の前で最悪と言うことに罪悪感とか無いの?」


『ある』


魔「私はない」


布「…もうよい」


こ「あ、ふとちゃーだ」


布「我の名をぞんざいに扱うな」


華「あら、あなたは尸解仙の」


布「あ、淫ピ」



ガシッ


グリグリグリグリ…



布「ぐぬぬ! 頭割れりゅううう!」


こ「せんにんの ヘッドロック!」


『これは布都ちゃんが悪い』


魔「流行ってるのか、その呼び方」


布「だれか助けて」


『はいはい。華扇ちゃん、そのあたりでひとつ』


華「仕方ありませんね」


布「ほっ、助かった…」




華「それでは楽にしてあげましょう」




『やめたげてよう!』

第6回パーティーと並行して、二周年企画第2弾を行います。

今度は、企画「くっだらねぇ寝巻巻検定!」ということで、私からこの作品に関する問題を出題いたします。

出題範囲は、1話から134話「そうだ 命蓮寺、行こう」まで(つまり「あなたも東方寝巻巻!」部分は除く)です。

第6回各話のあとがきで問題を、次の話のまえがきにその答えを書きます。

今回は参加型ではなく、皆さんに楽しんで頂く企画となります。

まあ、解けたから何だって感じではありますが、どうぞお楽しみください。

ちなみに皆さんの答えは感想欄に書いて頂いても、心の中にしまっておいて頂いても構いません。


では、第1問

「第2回パーティーで、起床したときに袖を失くしていたのは誰?」

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