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もっと東方寝巻巻。  作者: もっぷす
企画「あなたも東方寝巻巻!」
140/173

くず餅「団子より花」団子「えっ」

この章の注意書きか? 見たけりゃ見せてやる。探せ! この世の全てをそこにおいてきた!


※注意書きは第135話「英語の巻」のまえがきにあります。

※この世の全てはそこにありません。

※この作品に対する批判的な感想はお控えください。少しでも批判的な内容を含むと判断した感想は、申し訳ございませんが削除させて頂きます。私から無茶をお願いして書いていただいたものなので、ご協力をよろしくお願いいたします。もし何か問題がある場合は、メッセージ機能にて、もっぷすまで直接ご連絡ください。

※作者様も、何か不都合があればメッセージにてご連絡ください。

『そんぐいずまいはーそんぐいずまいそー』


「ちょっと待って下さい!」


『はい?』


「お願いがあるんですが…」


『なんでしょう』


「お金を貸してくれませんか?」


『………』


「………」


ダッ


「あ、ちょっと!?」


『おれはうまくにげきれた!』


「しかし、まわりこまれてしまった!」


『うぉ!?』


「話を聞いて下さい!」


『ぼうしをかぶったかせんさんがおかねをかしてとせがんでいる』


華「おかねをかしますか?」


『いいえ』


華「ダメです」


『なんでですか』


華「というか、なぜ私だと…」


『ばればれですよ』


華「あ! あなたはあのときのクズ…」


『だれがクズやねん』


華「…餅を食べさせてくれた人!」


『そうです』


華「なんで分かったんですか?」


『あれですよ、クルマニヨン? のせいで帽子浮いてましたよ』


華「…シニョンです」


『あーそれです』


華「…また間違えましたね」


『で、あとそのピンクの髪で華扇さんかと』


華「なるほど」


『でも、なんで帽子を?被らなくてもいいんじゃないんですか?』


華「それは、大食いだとばれないようにするためです!」


『…かわいい』


華「話を聞いて下さい」


『なんでしょう』


華「実はお団子を食べに来たんですが…」


『あー団子屋ですか! 美味しいですよね!ここの!』


華「そうなんですよ! 私は焼き団子一番好きで!」


『おー! 流石華扇さん分かってらっしゃる!』


華「フフン!」


『でも、あんこも美味しいんですよ!』


華「分かります! ここのお団子屋のあんこは、つぶあんなんです! あの小豆の食感がなんとも言えなくて! そして(ry」


『…華扇さん』


華「…で、お団子を食べに来たのはいいんですけど、お金を忘れてしまってですね」


『なるほど』


華「貸していただけないかと」


『とは言っても、僕も買い物帰りですし…』


華「あなたしか頼れないんです!」


『おぉ…』


華「あとでお返ししますから!」


『ええ…でもですねー…』


華「じ、じゃあこういうのはどうでしょう!」


『え?』




華「おねがい」


『あとで返して下さいね』





………………





華「助かりました、ありがとうございます」


『損した気がしないので大丈夫です』


華「食い逃げするよりましです」


『そうですね。では、俺もお団子食べようかな』


華「ズル! ケチ! 貧乏性!」


『酷い言われよう!』


華「ケチな男は好かれませんよ」


『華扇さん食べたんですよね?』


華「まだ10本です!」


『充分食べてるじゃないですか!』


華「全然ですよ」


『流石三ガロン平らげたお方やでぇ』


華「食べた分のお金は返すので!」


『それなら大丈夫ですね』


華「じゃあ、まずあんこ20本とー、みたらし10本とー…」


『ちょっと待って下さい!』


華「なんですか」


『そんなに持ってないです』


華「ズル! ケチ! 貧乏性!」


『またですか!』


華「なぜ持ち合わせてないんですか!」


『買い物帰りだからですよ! いや、普通の時も持ち合わせてないですよ!』


華「まったく…稼ぎの少ない方ですね」


『悪かったですね!』


華「何本までなら大丈夫ですか?」


『せめて全部で10本とかでお願いします』


華「少ない!」


『しょうがないじゃないですか。俺が食べないで10本ギリギリのお金しか持ち合わせてないんですよ』


華「むぐぅ」


『何にするんですか?』


華「じゃあ焼き団子4本ときな粉とあんこ3本ずつでお願いします」


『すいませーん! や、焼き団子4本ときな粉とあんこ3本ずつでお願いしまーす』


華「なんで緊張するんですか」


『つい緊張しちゃうんですよ…』


華「気が小さいですね」


『悪かったですね!』


華「気の小さい男は嫌われますよ」


『悪かったですね!』


華「まあ、あなたは優しさが取り柄だと思います」


『え?』


華「なんでもありません」


『…』


華「なんですか」


『いえ、なんでも』


華「来た!」


『やっぱ来るの早いなー』


華「いただきまーす」


ヒュッ


『え?』


ヒュッ


『え?』


華「どうかしましたか?」


『…お団子が消えた…!?』


華「私が食べたんですが…」


『早すぎです!』


華「そうですか?」


『まるでキャプ食いですよ!』


華「キャプ食い?」


『あ、いえなんでもないです。それはそうと団子が消えたように見えましたよ』


華「仙人ですからね」


『仙人関係ないと思いますが…』


華「ほら、あと1本しかないです」


『早すぎですよ!』


華「はい、あーん」


『え!? 良いんですか?』


華「はい」


『良いんですか?』


華「しつこいですよ」


『で、では…あーん』


ひょいっ


ヒュッ


『またかコンチクショー!!!』


華「甘い! この団子より甘ーい!」


『くっ………』


華「ごちそうさまでした」


『久しぶりに味わいました、この恥ずかしさ』


華「では、明日返しに行きますから」


『…あれ?』


華「どうしました?」


『足りない…』


華「え?」


『全然足りてなかった…』


華「………」


『………』


華「ど、どうするんですか?」


『…良い方法があります』






………………






『あ、慧音! 良いところに!』


慧「なんだ、また団子食べてるのか」


『いやー』


慧「ところで、隣の奴は誰なんだ?」


『え、えーとね』


慧「この前の奴と違うじゃないか。さては浮気か! 浮気出来るほどの顔ではないだろう!」


『ちげーよ浮気じゃねーよ』


慧「ならなんだ」


『この前の娘で、身長が伸びたんだよ!』


慧「嘘だな」


『嘘じゃないよ!』


慧「あれからこんなに伸びるわけないだろ!」


『伸びるよ! だって食べてばかりだったからこんなに身長と胸もグフゥ!』


華「余計なこと言わないで下さいよ!」


慧「脇腹に炸裂したなパンチが」


『ご、ごめん慧音。今のでお腹痛くなったから、トイレ行ってくる。慧音そこで待ってて!』


慧「待て! なんでそいつも連れていくんだ!」


『ごめん! 我慢できないや!』


慧「わけが分からんのだが…」











慧「遅いなあいつら…」


慧「ああ、代金ならあいつらが戻ってくると思うから待っててくれ」











慧「遅い…」


慧「まさかあいつら裏から逃げたのか?」











慧「いやいや、そんなわけないはず…」


慧「そんなわけ…」











慧「………」











慧「あいつら食い逃げしやがった!」

もちろんお代は慧音が払いましたとさ(by 作者様)


moyuさんから頂きました。

そうです。二本目です。

本当にありがとうございます!


◎編集部からの講評

「また自分で書いたんじゃねーの?」と思った方もいらっしゃるでしょう。すごく寝巻巻です。団子屋で一服という何気ない風景がいきいきと描かれています。華扇ちゃんも魅力的で、コメディ要素や、主人公と慧音の掛け合いも面白いです。オチも見事ですが、このセリフだとちょっと犯罪臭が強いので、個人的には「逃げやがった」がソフトだったかなと。私もこのお話のように、ひとつの出来事を丁寧に書いていきたいと思います。素敵なお話を本当にありがとうございました。あと特別賞はこのお話に差し上げます。



このお話をもちまして、企画「あなたも東方寝巻巻!」は終了となります。ご作品をくださった作者様方、ご閲覧、ご感想をくださった皆様、本当にありがとうございました。でも二周年企画がこれで終わりだと思わないことだ!

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