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もっと東方寝巻巻。  作者: もっぷす
第1回
14/172

14 ブタの

魔「反省会をします」


『………』


魔「誰が悪いか」


『ゆっくりできたから、いいんじゃない?』


魔「美少女の寝顔も堪能できたしな!!」


『…う…』


ア「てへ」


幽「午前中に何かする予定でもあったの?」


魔「無い」


幽「…やっぱり」


霊「それに、あんただって寝てたでしょ」


魔「…まあな」


霊「ま、そんなことより、昼ご飯食べましょ」


妖「今、準備しますね」


『あ、俺も作るよ』


幽「急いで作ってもいいのよ?」


『…急いで作ります』




………




妖「できましたー」


『ふぅ…がんばったよ、俺』


霊「いただきます」


@「いただきます」


魔「うん、なかなかだ」


幽「まあまあね」


『…ほっ、よかった』


妹「んで、この後は何するの?」


魔「………」

ア「………」

霊「………」

妖「………」

幽「………」

『………』

@「んーおいしい」


妹「結局、最後まで何一つ予定はなかったのか」


『魔理沙らしいね』


魔「でも楽しかっただろ?」


『まあね』


魔「美少女の寝顔も堪能できたしな!!」


『…まだ言うか』


霊「じゃあ、この後は解散ってこと?」


魔「いやいや」


霊「何するのよ?」


魔「うーん…宝探し?」


『やめてくれ』


幽「エロ本探しってこと?」


『…俺の宝はエロ本ではありません』


霊「じゃあ、何が宝なの?」


魔「美少女の寝顔」


『もう勘弁してくれ…』




………




魔「トランプでもするか」


幽「豚のしっぽ?」


霊「叩きたいだけでしょ?」


幽「ええ」


『…幽香…おそろしい子…』


ア「ルールわからないから、ちょっとやってみて」


幽「わかったわ。ちょっと手伝って」


『結末は分かってるんですが…』


幽「同じマークだったら殴る」


霊「…手を置くのよ」



ぺら


『…よかった』




ぺら


幽「…違ったわね」




ぺら


『…ふぅぅ…』




ぺら

ぱしっ

ごすっ

ごすっ


幽「こんな風にね」


『どうして2回も拳を振り下ろしたんですか…』


幽「足りない?」


『…充分でございます』


ア「ふーん。じゃあポーカーやりましょ」


『…何故やらせた…』


魔「私は2枚交換するぜ」


霊「私は1枚ね」


幽「私は全部」


『もう始まってるんだ…』


妖「私は2枚」


@「お腹すいた」


妖「おばあちゃん、さっき食べたでしょ」


妹「私は3枚な」


ア「私は換えないわ!」


『それじゃ、オープンで』


魔「ツーペア」


霊「スリーカード」


幽「ワンペア」


『役無し』


妖「ワンペアです」


@「うーん…役無し」


妹「ワンペア」


『アリスは?』


ア「ワンペア」


『…どうして換えなかったのかな』


霊「私の勝ちね」


『ってか、みんなポーカーはわかるんだね』


ア「ナポレオンとかもわかるわよ」


『恐るべし幻想郷』




………




ア「ロイヤルストレートワンペア」


『ワンペアに、ストレートもスライダーも無いわ』


魔「ロイヤルストレート役無し」


『…更にひどい』


魔「飽きてきたな」


霊「ねぇ、いつお開きなの?」


魔「決まってないぜ」


妖「自由解散ですか」


ア「じゃあ、私はそろそろ帰ろうかしら」


魔「お、早いな」


ア「帰って、エアロビしなきゃ」


魔「…そんなのやってたのか…」


幽「私も帰ろうかしら」


魔「早いな」


幽「植物の世話しなきゃ」


魔「…お、おう」


幽「何か変だった?」


魔「…いや、ボケるのかと思ってたから」


霊「私も帰ろうかな」


魔「霊夢は何だ?」


霊「お賽銭入ってるか確認しなきゃいけないから」


魔「…入ってないと思う」


『ところでさ』


魔「なんだ?」


『どうしてパジャマパーティーなんかしようと思ったの?』


幽「いやね。自分が所望したくせに、白々しい」


『…違います』


魔「おまえ、本当にわからないのか?」


『…え?』


魔「おまえは一人暮らしだろ?」


『うん』


魔「友達と遊ぶことも、あまりしないんだろ?」


『うん』


魔「昨日と今日楽しかっただろ?」


『…あ…もしかして…魔理沙…』


魔「…へへ」


『俺に、仲間の大切さを教えてくれようと…』




魔「いや、タダ飯目当て」




『…早く帰ってくれる?』




………




妖「それでは、帰ります」


『…大丈夫? 布団2組も持って…』


妖「何言ってるんですか、余裕ですよ」


『…本当に大丈夫かなぁ』


@「私は枕を持つわ」


魔「じゃあな」


妖「おじゃましました」


@「楽しかったわ」


魔「それはよかったぜ」



とたとた



@「妖夢、大丈夫?」


妖「…っ余裕です」


魔「………」


『………』



どさどさどさ



@「まあ! お布団が泥んこに!」




妖「…余裕ですよ」




『…何が?』




………




妹「んじゃ、私も輝夜をボコりに行くから」


『…結構暇なの?』


妹「んじゃね」


『うん、じゃあね』


幽「私もお暇するわ」


魔「おう、じゃあな」


幽「今度はお風呂ね」


『…何のことでしょう』


幽「じゃあね」


ア「私も帰るけど」


魔「じゃあ、またな」


ア「また一緒に寝ようね」


『…勘弁して』


ア「冗談に決まってるでしょ。じゃあね」


霊「私も賽銭箱の確認があるから」


魔「だから無いって」


霊「じゃあ、またね」


『うん、ばいばい』


魔「………」


『………』


魔「一気に静かになったな」


『魔理沙は、まだ帰らないの?』


魔「うーん…仕方ない。私も帰るぜ」



ガチャ



『じゃ、またね』


魔「楽しかったか?」


『うん。楽しかったよ。ありがとう』


魔「そうか。ならよかった。んじゃな」


『またやろうね』


魔「ああ。また一週間後な」



バタン






『……………は?』

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