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もっと東方寝巻巻。  作者: もっぷす
企画「あなたも東方寝巻巻!」
139/173

クイズ大会

五つめです。注意書きがどこにあるかは、2つ前のお話のまえがきに。


※この作品に対する批判的な感想はなるべくお控えください。批判的な内容を含むと判断した感想は、この作品に対するものは削除いたしません。私から無茶をお願いして書いていただいたものなので、ご協力をよろしくお願いいたします。もし何か問題がある場合は、メッセージ機能にて、もっぷすまで直接ご連絡ください。

※作者様も、何か不都合があればメッセージにてご連絡ください。

小「えー、今夜もやって参りました。クイズ図書館の時間です」


パ「えっ」


小「私、司会進行を務めます、小悪魔です。よろしくお願いします」



魔「はい、よろしくお願いします」



小「そして、こちらが解説のパチュリー・ノーレッジ様です。よろしくお願いします」


パ「いや、何これ?」



「それは私が説明しようッ」



パ「あ、貴方は…」



魔「普通のマジシャン、魔理沙様だぜ!」



『いや突如現れたみたいに言ってるけど、一回不用意に発言しちゃってるからね!』



魔「それはさておき、クイズ大会が開かれることになったいきさつだが」


パ「ぜぴお聞かせ願いたいわね」


魔「なんかクイズとかしたらいいと思ったから」


『理由説明に「なんか」とか使うなよ!』


パ「まさかその残飯みたいな理由で開催するんじゃないでしょうね」


魔「そのまさかだと言ったら?」


パ「帰ってちょうだい」


魔「正当な理由があるとしたら?」


パ「帰ってちょうだい」


『パチュリー様冷たい!』


パ「そもそも、図書館じゃなくていいでしょ」


魔「いや、ちゃんと意味がある」


パ「言ってみなさいよ」


魔「まず、なんかここでやると頭良さそう」


『理由が頭悪そう!』


魔「あと、賢いやつに解説をしてほしかった」


パ「私はしないわよ」


魔「そして最大の理由がひとつ」


パ「何よ」


魔「なんか行事イコール紅魔館のイメージがあるから」


『もっと合理的な理由を言おうよ!』


魔「爆発させたり、レミリアが叫んだりすればいいから、オチがつけやすい」


パ「たしかに」


『たしかに』


小「あ、ちなみにこの人はツッコミの人です」


『え、俺ツッコミのためだけに呼ばれたの!?』


小「それでは早速、出場されるメンバーをご紹介しましょう」


『あ、はい』


小「まずはこのお方。このお方を差し置いてクイズ大会はあり得ません。氷の妖精、チルノさんです」



チ「トロフィーはあたいがもらったわ」



小「ちなみにトロフィーは出ません」


チ「やっぱりね。あたいの思ったとおり」


小「お次はこのお方。えー、暗い女、アリスさんです」



ア「何でそんな紹介なのよ!」



小「この人もツッコミですね」


『ツッコミが増えるよ!』


小「やったね、アリスちゃん!」


ア「いや、というかクイズやるって初めて聞いたんだけど」


小「そして最後にこのお方。盗ん…」



「ちょっと待った!」



小「なっ、貴方は…」


「そうだ。最後の参加者ッ…」


パ「ま、まさか…」



魔「魔理沙様だぜ!」



『だからさっき名前出てるって!』


魔「ふっ、誰もが考えもしなかっただろうがな」


『いや、みんなわかってたよ!』


小「さて、これで全ての参加者が出揃いました。パチュリー様」


パ「何よ」


小「今回も錚々たるメンバーが集まりましたね」


パ「そうね。初めてだけどね」


小「はい。それではまずルール説明からさせていただきましょう」


『あ、はい』


小「競技方式は、読み上げられる問題の答えがわかった時点で、お手元のボタンを押して解答するというものです」


『早押しですね』


小「正解であれば1ポイント、不正解の場合は次の問題の解答権が剥奪されます」


『お手つきにはペナルティというわけですね』


小「最も早く5ポイントに達した人の優勝となります」


『なるほど』


小「優勝賞品はこちら。クマのぬいぐるみになります」


『お、かわいい』


小「ちなみに、このぬいぐるみはですね」


『あ、はい』


小「吸血鬼が触れると爆発して中の小麦粉がぶちまける仕様になっています」


『何でだよ!』


小「さて、パチュリー様」


パ「何よ」


小「この大会、激戦が予想されますが、各参加者はどのような作戦を立ててくるとお考えですか?」


パ「作戦も何も早押しでしょ」


小「はい。早押しですね」


パ「わかる問題は早く押すしか戦略無いでしょう」


小「なるほど。スピードが勝負のカギを握るというわけですね」


パ「あとはお手つきに気を付けるくらいかしらね」


小「そうですね。では、各参加者の得意分野はいかがでしょう?」


パ「そうね、魔理沙とアリスは当然魔法に詳しいでしょうけど」


小「はい。やはり魔法使いですからね」


パ「アリスはこの中だと一番常識がありそうね」


小「たしかに消去法でそうなりますね」


パ「魔理沙は植物とかは詳しそうね。アヤシゲな実験とかに使ってそう」


小「そのテのジャンルが出題される可能性も十分考えられます」


パ「あと、氷精は何でいるの?」


小「私が呼んだわけでは…」



「その理由が聞きたいかッ…!」



小「あ、貴方は…!」



チ「魔理沙に呼ばれたから」



『ってチルノかよ! 魔理沙じゃないのかよ!』


パ「いずれにせよ、彼女に勝機は無いでしょうね」


小「はい。さて、全員の得意ジャンルを軽く予測したところで、過去の戦績をご紹介しましょう」


パ「あるの?」


小「えー、まずチルノ選手、実はこの方、現在のところ無敗なんですね」


パ「えっ」


小「戦績の方ですが、0勝0敗です」


パ「でしょうね」


小「次はアリスさんですが、なんと通算誤答数0を誇る素晴らしい選手です」


パ「えっ」


小「過去の回答を振り返ると、正解数、誤答数、ともに0です」


パ「でしょうね」


小「最後に魔理沙さんですが、あーっと、これはすごいですね」


パ「えっ」


小「資料によると、最近やたら朝早く目が覚めるそうです」


『どうでもいいよ! おじいちゃんか!』


ア「というか、いつ始まるのよ! 早くしてよ!」


小「というわけですが、各人の成績をご覧になっていかがですか、パチュリー様」


パ「どうでもいい」


小「なるほど。パチュリー様が飽きてきたのでそろそろ始めたいと思います」


『もとより興味が無いのでは?』


小「それではこれより、第1回クイズ図書館を開始します!」


チ「イェー」


ア「ヒューヒュー」


魔「やんややんや」


小「まずは第1問」


『デデン!』



小「合戦中に左腕を負傷するも、自ら傷口に塩を擦り込んで猛然とその槍を振るい続け鬼とまで称された、三好元長の子にあたる戦国武将と言えば誰でしょう!」



『いや、やたら難しいな!』



ピンポーン



小「はい、チルノさん」


チ「知らない」


『じゃあ押すなよ! ルールわかってる!?』


小「残念。チルノさん、お手つきです」



ピンポーン



小「おっと、魔理沙さん」


魔「わからん」


『だから押すなって! お手つきなるから!』


小「魔理沙さんもお手つきです」



ピンポーン



ア「ホトトギス鳴かせる人」


『秀吉か!? 間違えるにしてもせめて名前で答えてよ!』


小「あーっと、残念。全員不正解でしたね」


パ「そうね」


小「答えは、十河一存でした」


魔「あー、生徒会の人ね」


『いや、イチゾンじゃなくてカズマサね。ラノベ関係ない』


パ「十河は戦国武将のイカス姓ランキングベスト5に入るわね。むきゅん」


小「続いて第2問」


『デデン!』



小「1703年にジョン・シェフィールドが建てた屋敷を起源とし、現在は衛兵交代式を見物することができることで有名なイギリスの観光名所と言えば、どこでしょうか!」


パ「間違えたら罰金バッキンガムね」


『…ん?』



ピンポーン



小「あ、チルノさんが押しましたが、先ほどのお手つきで回答できません」


『えっ』



ピンポーン



小「魔理沙さんも続いて押しましたが、回答権はありません」


『ちょっ』



ピンポーン



小「もちろんアリスさんも回答できません」


『全員お手つきのときはペナルティいらんだろ!』


小「さあさあ、誰も答えないんですかぁ?」


『答えられないんだよ! 回答権ないんだよ!』


小「残念。時間切れです。答えは、バッキンガム宮殿でした」


『うん、なんか知ってたわ』


パ「ちなみに夏は公式広間を公開してることと、ヨーロッパの長期休暇であることが重なって、人の海になるから気を付けなさい。むきゅん」


小「それでは、次の問題ですが、え、はい、あーっ、そうですかー…」


『どうしました?』


小「なんと時間の都合上、次が最後の問題になります!」


『早いよ! まだ皆ゼロだよ!』


小「しかし、ご安心ください。実は次の問題を正解すると…」


『すると?』


小「10000000000ポイント差し上げます!」


『多いよ! 1でいいよ! 皆ゼロだから!』


魔「こ、これはヤバいぜ…」


チ「体が震えてきやがった…」


ア「………」


小「では、いきます。最終問題は、こちら!」


魔「…っ…!」


チ「…ょ…!」


ア「…ぃ…!」



小「この屋敷、紅魔館の主といえば誰!」



『急に簡単!』



ピンポーン!



小「さあ、運命の回答権を手にしたのは…!」


魔「…っ…!」


チ「…っ…!」


ア「…っ…!」


パ「…っ…!」


『…っ…!』


小「なんとこの…」



「それは私だッ…!!」



小「あ、貴方は…!」



レ「レミリア・スカーレットだあああああああああ!!」



『なんでやねん!』


小「そして、お答えは!」


レ「レミリアァァァァァァァァァァァァァスカーレットォォォォォォォォォォォォォォォォッッッ!!!」


小「せいかいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」


パ「うるさい」


小「優勝はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、レミリア様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


レ「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、うれしいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」


パ「うるさい」


小「優勝賞品はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ、こちらにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃなりまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁす!!!」


レ「ぬいぐるみぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ、めっちゃかわいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」


パ「うるさい」


小「では、どうぞ」


レ「ありがと」



ひょい










BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMB!!!!!!!!!!



















チ「ケホケホ…クイズ大会なんて、もうこりごりだわーっ!」

もっぷすさんから頂きました。

ありがとうございます。


◎編集部からの講評

コメディ一色で勝負した作品ですね。クイズ大会という題材はボケも入れやすく、お約束のレミリア爆発オチにも安定感があります。ただ、東方Projectの二次創作なのに「罰金バッキンガム」などの他作品ネタが多いかなと。また、せっかくのクイズなのに、問題や回答にボケが少ないように感じました。あと、最後のチルノのセリフがよくわかりませんでした。悪巧みに失敗して初めて「こりごり」というオチになるのではないでしょうか。全体的に勢いだけで書いた感が拭えません。

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