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もっと東方寝巻巻。  作者: もっぷす
第5回
112/173

[第10回]おりんりんチャンネル

燐「じゃじゃーん! みんなー! おりんりんチャンネルはーじまーるよー!










というわけでね。

まいどおなじみ、パーソナリテーのお燐だよー。

んじゃ、さっそくタイトルコォール。








『うぉりんるぃいいいいいいいんっ…





ちゃんぬぉおおおおおおおぅぃ!!』





はいー、タイトルコールでしたけどねー。

今日はちょっとね、渋めで。

おりんりんの低音ヴォイスが響きましたけどねえ。

哀愁ただよう。


ま、そんなことはどうでもよくって。

とーにかく始まりました、今日のおりんりんチャンネル。

このレディオは、あたいお燐が、えー、なんかよくわかんないノリでみんなを元気づけるレイディオゥなのですー。

あー、もう第10回かー。

ハイ、ここまでテンプレ。


そしてね。

まあ、なんと。

今日は、はい、みなさん、注目!

なんとゲストをネ、お招きしちゃってます。

いえー。

招きお燐。

にゃーん。

なんてね。

はいはい、萌えない萌えない。

わろすわろす。

でも大丈夫。

ゲストがいるから。


それでは、今日のゲストはこの方!

心綺楼で人気爆上げ!

あざといッ、でも萌えちゃうビクンビクンッ!

地下組最萌、『第三の眼? いいえ、触手です』古明地こいし様です、どうぞー!」


こ「古明地こいしかと思った? 残念! かわいい女の子でした!」


燐「こいし様、逆ですよ!」


こ「え?」


燐「こいし様は古明地こいしで合ってますよ!」


こ「ふうん」


燐「いやー、もう最初からかっとばしてくれますねぇ。

とにかく、こいし様に来ていただきましたー。

ハイ、拍手ー」


こ「ラジオ無いじゃん」


燐「だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」


こ「ぁテレビも無エ、ラジオも無エ。お燐は人気もそれほど無エ」


燐「ラジオ無いとかそれ一番言ったらアカンやつですよ!

せめて最後まで気付かなかった体でやってください!

もう人気は気にしませんケド…」


こ「じゃあ最初のコーナー。



『教えて、おりんりーん!』



みんなの質問にお燐が答えるよ。はい」


燐「はい、じゃないですよ、何で勝手に進めちゃうんですか。

うう…あたいが言いたかったのに…。

まあ、めげても仕方ないね!

とりあえず、最初のお便りから。

えー、ラジオネーム、ハイ泥ポンプさんから。


『おりんちゃん、こいしさ…こいしちゃん、こんばんは』


はい、こんばんはー」


こ「こんばんは!」


燐「おお、元気がいい。

はい、えーと。


『最近は寒くて寒くて、本当に参っちゃいますね。

あまりに寒いので、新しく三着、パーカーを買いました』


はいはい、パーカーあったかいよね。


『でも、あれですね。

学校とか行くと、みんなパーカー着てますよね。

パーカー着てるやつ多すぎ!

とか言われるので、別の服にすればよかったかなー、とかちょっと後悔しています。

でもパーカー以外何を着ればいいのかわかりません。

あったかくておしゃれな服…教えて、おりんりーん!』


あー、はい、なるほどねー。

たしかに多いよね。

いやー、わかるなあ。

どうしても楽なのに頼っちゃうよねー。

まあ、あたいはべつにワンパターンでもいいんじゃないかとは思うけどさ。

いや、さすがに毎日同じ服とかだったらちょっとアレだけどね。

でもパーカー以外ね…何かありますかね、こいし様?」


こ「たてセタじゃん」


燐「モエス!

いやあ、でもセーターはいいですね、あったかいですし、あたいも大好きです」


こ「いや、だからセーターじゃなくて、たてセタだって…」


燐「いや、ちょっ、そんな半ギレ気味で言われてもですね…」


こ「はぁ…これだから猫耳は…」


燐「…まあ、人気投票順位ヒトケタの人に言われたらどうしようもないですけど…。

えー、とりあえず、ハイ泥ポンプさん、セーターなんかどうかな?

で、人気上位を狙うには、たてセタがいいらしいよ!

気が向いたら、参考にしてみてねー。

向かないかな…。


ま、とりあえず、次ー。

ラジオネーム、おこわ食べろさんからのお便りー。


『おりんりん、こいしちゃん、こんばんは』


はい、こんばんはー」


こ「スラマッパ…いや、スパッツ」


燐「何で言い直したんですか。

そして何でスパッツって言っちゃったんですか。

あたいツッコミじゃないんで、むやみにボケられても拾えませんよ?」


こ「ツンデレツインテなのに…」


燐「いや、これおさげ…。

というか、ツンデレでもないんですケド…。

まあ、続きいきますよ。


『夢って素敵だよね!』


おお、力強い!

うん、素敵だよー。


『ここ数日悪夢にうなされてるので何とかしてください。

いや、割とマジで』


そっちの夢かーい!

ということでね。

これはストレスとか溜まってるのかな。

何かに疲れてるのかも。

こいし様はどう思います?」


こ「何かに憑かれてるのかも」


燐「唐突に上手いこと言いますね。

あたい、軽く引きましたよ」


こ「押してダメなら引いて回復!」


燐「ということでね、えー、おこわさん。

お祓いなど検討してみてはいかが?

その際はぜひ、博麗神社まで。

いらして、どうぞ。


はい、じゃ、次ー。

ラジオネーム、謎のペペロンチーノさんからのお便りー。


『おりんちゃん、こいし様、こんばんはー』


はい、こんばんはー」


こ「こいし様?」


燐「あっ、いや、たぶんこいし様信者の方ですね。たぶん」


こ「なるほど。こんばんはー」


燐「はい。

続き読みますね。

えーと、


『女の子にモテたいです!

全力で!

どうすれば!

いいですか!

おしえて、おりんちゃーんぐ!』


ということでねぇ、ふふっ。

魂のね、うん、叫びを。

はい、何とか考えてあげましょう!

このあたいがね!」


こ「でもお燐って彼氏いたことないじゃん」


燐「………」


こ「………」


燐「ありますよ」


こ「うそつき」


燐「いや、まあ、でも彼氏とかいなくても強く生きていけるみたいな節はありますし、別に全然大丈夫ですよ。

あたいはもう慣れたっていうか、はい」


こ「それなのに、どうやったらモテるのか知ってるの?」


燐「…えー、ペペロンチーノさん。

逆にね、あたいが教えてほしいね、どうやったらモテるのかね。

うん、あたいだって恋人とかほしいね。

くれよ!

おくれよ!

送っておくれよ!」


こ「熱くなれよ!」


燐「はい、というわけでね。

ペペロンチーノさんは次回までにイケメン一人をあたいのもとに送るよーに」


こ「宛先はこちら。

ゼロイチニーゼロ、産後厄なく異国に向こう、はとむぎ玄米月見草まで」


燐「えー、じゃ、もう次のコーナー。



『これって僕だけ? 私だけ?』



このコーナーでは、自分では普通だと思うんだけど、もしかして…あたいだけじゃ…みたいなことをネ、送っていただいておりまーす。


ほいじゃ、最初のお便り。

ラジオネーム、リトマス紳士さんからのお便り。


『おりんちゃん、こいしちゃん、こんばんは』


はい、こんばんはー」


こ「こんばんは!」


燐「『僕は筋トレが趣味で、毎日体を鍛えてます』


おお、男らしい。


『少しずつたくましくなっていく筋肉を見ると、すごく嬉しい思いがします。

食生活にも気を配って、体型が崩れないように注意しています。

別にやりすぎてはいないと思いますが、友達からは、どうしてそこまでやるのか、という目で見られます。

体を鍛えるのが楽しいのって、少数派なんですかね?』


ということで。

なるほどねぇ。

いやー、そんなに変じゃないと思うよ、あたいは。

鍛えるの、いいじゃんねぇ。

いいですよね、こいし様?」


こ「ん、ごめん、爆睡してたわ」


燐「ちょ、スキマ時間に爆睡て!

さっきまで普通にしゃべってたじゃないですか!」


こ「あー、言われてみると爆睡してなかったわ」


燐「えー…どっちなんですか…」


こ「で、筋トレだっけ?

お燐はどうなの、マッチョとか」


燐「あたいは嫌いじゃないですね。

細マッチョもゴリマッチョもいいなー、と。

逆に、ガリガリはちょっとあれですね」


こ「ふーん。

お燐はマッチョになりたいんだね!」


燐「いや、違いますよ!

そういう質問だったんですか!」


こ「ちなみに私もマッチョになりたいよ!

よかったね、リトマス紳士さん!」


燐「ちょ、適当!

えー、リトマス紳士さん、あたいはマッチョな人、魅力的だと思うなー。

あと、こいし様はマッチョになりたいそうです。

参考に、なったかな?


はーい、では次のお便り。

ラジオネーム、(あか)き深淵の支配者さんからのお便り。


『火焔猫燐、古明地こいし、ごきげんよう』


おぉ、ご、ごきげんよう」


こ「こんばんは!」


燐「『私は訳有って身分は明かせないけど夜を支配する高貴で高尚な種族なの。

無論低俗で下劣な鬼などではないのだけど妖怪としては近いものが無い訳でもなくて世間では私も豆が苦手とされているようね。

ところで私の好物の一つに納豆があるのはおかしなことかしら。

確かに豆とはいえ炒ったそれではないから全然平気なのだけれど』


ほうほう。

皆には豆が苦手と思われてるけど、苦手なのは炒り豆だけ、と。

でもこういう人けっこういるよねー。

刺身は食べられるけど焼き魚はダメとか、キャベツはいいけどレタスはダメとか、ブロッコリーとカリフラワー、白いのはどっちとか」


こ「あと、イヌミミはいいけどネコミミはダメとか」


燐「いや、食べ物の話ですよ!

というか何ですかその悪意あるチョイス!」


こ「この作品の執筆方針」


燐「あたい迫害のド真ん中じゃないですかぁ!

嘘ですよ!

皆さん、そんな方針ありませんからね!」


こ「でもおにいちゃんはイヌミミ好きだよ」


燐「お、おにいちゃんって誰ですか?」


こ「あかりちゃんが好きなんだよ」


燐「なっ、え、そんな人いました?」


こ「山芋カーニバル…」


燐「いや、あたいの質問に答えてくださいよ!」


こ「お燐もイヌミミに替えたら?」


燐「いやこれカチューシャじゃないんで、取れませんからね」


こ「というわけで、人気の秘訣はイヌミミだよ!

わかったかな、中二病みたいなラジオネームの人!」


燐「あ、また勝手に締めて!

あたいがやるんですって!」


こ「おっとぉ、お別れの時間がやってきたようだぜ、べいべー。

もちっとみんなとお話したかったんだけど…うーん、残念。

ヘイみんな、DJお燐のオールヌードスッポンポン、どうだったかな?」


燐「ちょ!」


こ「今回もとってもお下品なエンディングだったね!

それではリスナーのみんな、いつかどこかでまた会える日を信じて。

グッバーイ、エーンド、センキュー!

今まで応援ありがとー!


ばいばーい!」












来週からこの時間は「ナズーリンの鼠坊(チューぼう)ですよ」をお送りします。












燐「いやいやいやいや、何このテロップ!」


こ「だってお燐不人気じゃん」


燐「ほっといてくださいよ!

そもそもラジオでテロップってありえませんし!」




こ「ラジオ無いじゃん」




燐「だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

それは言わない約束でしょ!

しかも、なんでネズミに番組取られないといけないんですか!

あたいネコですよ!

ネズミくらい一捻りです!」


こ「そんな乱暴なこと言っちゃダメ!」


燐「だ、だって番組取られるって…」


こ「言葉遣いに気をつけて! ネズミだけに、要チュー意!」


燐「すみません、ネコだけに、ついキャットなって」


こ「お燐ってば、ネコなのに、マウスが達者」


燐「お後がよろしいようで」

いつもひどいお話ですみません。

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