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もっと東方寝巻巻。  作者: もっぷす
第1回
11/172

11 ぜっ!

ア「次は誰の番?」


幽「私ね」



カラカラ



魔「8だな。町内会長になる、600万円もらう、だって」


『…どういう理屈だ』


幽「8ってことは…よし、ふたつ隣の人に命令ね」


『…ルールを曲げないでください』


幽「…だめぇ?」


『…色気を使わないでください…』


魔「何を命令する気なんだ?」


幽「人間イス」


ア「…サディストの鑑ね」


『さでずむ?』


魔「余計なこと言わなくていい」


『ごめんなさい』


霊「次やるわよ」



カラカラ



霊「5だわ」


妹「財布を落とす、400万円払う、だってさ」


霊「………」


@「霊夢、払うのよ」


霊「………」


『…あの…もしもし…』


霊「………やだ」


『…はい?』


霊「嫌だ! 落とすわけないわ!」


魔「おい、落ち着け」


霊「財布を持ち歩く習慣がないもの!」


『…この人どうやって生きてるの?』


幽「大人しく払いなさい」


霊「やだーやだー」


魔「駄々をこねはじめたぞ」


幽「いいから払いなさい」


霊「あー私のお金ー」


『…次いっていい?』


魔「いいぜ」


霊「………」


ア「お金って怖いわね」


『いきますよー』



カラカラ



『…9だ』


魔「…おまえマゾだろ」


『不可抗力だよ!』


ア「転ぶ、100万円払う、だって」


『…めっちゃ適当じゃん』


魔「あと命令な」


霊「じゃあ、土下座」


『…なんで?』


霊「いいから土下座しなさいよ」


『…はい』



ぺこり



@「妖夢、これが機嫌が悪いときの霊夢よ」


妖「…主人公にあるまじき姿ですね」


ア「次は私ね」



カラカラ



ア「1だわ」


慧「風邪を引く、一回休み、だそうだ」


『アリスは休まなくていいよ』


ア「馬鹿って言いたいの?」


『冗談冗談』


幽「休まなくていいわね」


ア「馬鹿って言いたいの?」


幽「………」


ア「………」


幽「…ふっ」


ア「…すごい腹立つんだけど」


魔「次は私だな」



カラカラ



魔「6だ」


妖「趣味で描いた絵が売れる、300万円もらう、です」


魔「やったな。わかるやつにはわかるんだな」


幽「ねぇ、命令の数増やさない?」


ア「賛成」


『…どうして普通に遊べないかな』


幽「じゃあ、5が出たら左に命令ね」


ア「異議無し」


『あの…』


幽「訂正。ふたつ右に命令」


『えっと…』


幽「これで満足でしょ?」


『そういうのはよくないと思う…人もいるかもしれない可能性がありませんかね?』


幽「で?」


『…なんでもないです』


ア「…サディストの鑑ね」


@「次は私ね」



カラカラ



@「あ、9だわ」


妖「外食にハマる、200万円払う、だそうです」


@「そうね、外食もいいわね」


ア「あと命令ね」


魔「私が命令するんだな。そうだな…明日一日断食とか」



がしっ



@「 私 を 絶 望 さ せ る 気 な の ! ?」



ゆさゆさ



@「ねえ! そうなの!? そうなんでしょ!?」



ゆさゆさ



魔「…よ…む…なん…とか…して…」


妖「幽々子様、落ち着いてください!」


@「だって! だってぇっ!」


妖「唐揚げあげますから、とりあえず落ち着いてください!」


@「うん」


『…めっちゃ素直だ』


魔「…川が見えた…」


妹「…次いくよ」



カラカラ



妹「5」


『お宝を見つける、1200万円もらう、だって』


幽「早速新ルール適用ね」


妖「…私が命令されるんですか」


妹「んー…じゃあ、魔理沙言葉でしゃべる」




妖「え…そんなのいやです…ぜ…」




@「…ぷっ」




妖「…」




@「あっははははははははは」

慧「あはははははははははは」

幽「あはははははははははは」

霊「あはははははははははは」

魔「ぶはははははははははは」

妹「あはははははははははは」

ア「あはははははははははは」

『あはははははははははは』


妖「…皆さん…笑いすぎですぜ」


霊「で…ですぜ、って…あは…あははははははははは」


@「あは…妖夢…あはは…かわい…あはははははははは」


慧「…笑って…っ…すまない…でも…あははははははははは」


妹「し…しぬ…ふ…あははははははははは」


幽「あんた…ぜ、って…あはははははは」


ア「…すご…あひゃ…あははははははははは」


魔「ぜ…あは…ひぃ…あははははははははは」


『あはははははは…っく…ぶははははは』


慧「つ…次はわ…私ぶはははははははは」



カラカラ



慧「に…2だ…命令…もう一回、ぜ…ぶははははははは」




妖「いい加減にしてほしいですぜ!」




@「………」

霊「………」

魔「………」

ア「………」

妹「………」

幽「………」

『………』


妖「え…何ですか…」




慧「…やっぱ3回目は無いわ」




妖「…こいつら…」

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