表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
もっと東方寝巻巻。  作者: もっぷす
第5回
106/173

14 好きな関係性の巻。

早「さて、盛り上がってきたところで」


輪「盛り上がったって…」


早「いよいよ最後のお題です」


『あ、終わりですか』


早「まだ気を抜かないで、マジメに議論しますよ!」


魔「誰か真面目に議論してたか?」


村「私はわりと」


輪「最後のはボケであってほしいけどね」


文「目は本気でした。燃える瞳の水夫さんってなんか矛盾してる気もしますが」


村「誰が萌える船長だって?」


文「言ってません」


早「はいはい、お題はこれです」


『はい、最後のお題は好きな関係性、だそうです』


魔「関係性って何だ?」


早「先輩と後輩、上司と部下、ボルトとナット…やおいに関係性は不可欠ですよ」


輪「ボルトとナットの関係性って何よ」


村「やだ、一輪。エロいよ!」


魔「レヴェル高いな」


『というか僕男の子と結ばれるん?』


文「ナットかも知れません」


早「ボルトの可能性も」


魔「追いかけっことかするのか」


『ボルトには追い付けないなあ』


早「ガチムチアスリートと…アリですね!」


『ナシですよ』


輪「じゃあ誰とならいいのよ?」


『普通に女の子がいいです』


文「やはり男はつまらない自尊心のために、言いなりの女を好みますよね?」


『どう…ですかね?』


村「付き合うとオラオラするタイプなんだね」


『………』


輪「いや、どう見ても尻に敷かれるタイプでしょ」


『そうですね…』


早「でも、『わたし…せんぱいのためにチョコ作ってきたんです…』とかどうですか?」


『言われたいです』


魔「それ、後輩じゃなくても言われたいんじゃないか?」


文「確かにそうですね」


村「『私…ナットのためにチョコ作って来たんだけど…』とか」


『俺ナットかよ!』


魔「『欲しければ捕まえてごらんよ』ってな」


『だからボルトには追い付けないよ!』


文「誰が相手でも追い付けなさそうですが」


輪「途中で転んで泣きそう」


『俺どんだけヘタレ!』


早「ヘタレ受け…アリですね!」


『そっちにもってかないで!』


魔「おまえ…女に興味無さげだったのはそういう…」


『ちゃいますー』


村「あるある」


『ねーよ』


早「まあ、とりあえず年上と年下ならどっちですか?」


『うーん、年上ですかね』


文「ほう…」


村「なんと…」


輪「やっぱり尻に敷かれたいんじゃない」


『敷かれたいというか…なんというか…』


文「尻に踏まれたい?」


魔「それだ」


『勝手に肯定しないでね』


早「年上ってどれくらい上ですか?」


『えーっと、あんまり考えたことはありませんね』


魔「紫くらいか」


『紫さんの年知らんよ』


早「じゃあ文さんくらい」


『文さんのも知りません』


早「あらら。ですって」


文「言いませんよ」


村「じゃあ私くらい?」


『え、船長って何歳なの?』


村「何歳だと思う?」


『五』


村「それ精神年齢ね」


魔「そうなのか…」


早「納得ですね」


文「どうりで」


村「正解は、ヒ・ミ・ツ」


『へえ』


魔「食い付きの悪さには定評がある」


文「噂通りですね」


輪「味のない人間ね」


早「そんなんじゃ彼女できませんよ!」


『いやいや』


文「いやいやって、じゃあいるんですか?」


『いつから俺に彼女がいないと錯覚していたんですか?』


村「いや、ホントにいるの?」


『まあ、いると言えばウソになる』


魔「いないんじゃないか」


『でも、強いて言うならいなくもないよ』


輪「どっちよ…」


『一コ下のかわゆい彼女なんだけど』


早「え、なんですかその唐突にリアルな数字は」


文「一コ下となると…ええと…貴方いくつですか?」


『…三かな…』


魔「次元の話かよっ!」


早「あかりちゃん(笑)」


村「あかりたそ~」


輪「そんなに言うなら、そのあかりちゃんって子をここに連れて来なさいよ」


『突如牙を剥く一輪さん』


早「そう言えば、あかりちゃんを拝んでませんね」


『見せません』


村「なぜだー」


『二次元の女の子見てる暇あったら現実見ましょ』


文「要は恥ずかしいんですね」


『あなたのような勘の良い子は嫌いでね』


魔「あかり年下キャラじゃないか」


『いや、そうなんだけどね』


早「じゃあ年下もいけるんですね」


『タイプってそういうものじゃないんですか?』


村「たしかに」


早「ひと安心ですね」


魔「何がだ?」


『さて、そろそろ寝ますか』


早「ちなみに、好きな人っていますか?」


『………』


早「好きな人は?」


『…あ、俺ですか?』


早「モチのツモです」


輪「そこはロンでしょ」


『好きな人は別にいませんよ』


村「響子ちんは?」


『恋愛の好きではないよ』


文「愛玩動物としてですか」


『ちーがーうーよ』


村「ぬーえーは?」


『え、なんでぬえ?』


村「ナズーリンは?」


『俺嫌われてるしなぁ』


文「もっと手っ取り早い方法ありますよ」


輪「手っ取り早い方法?」


文「この中で付き合うなら誰か、という」


早「そんなの、胸に釣られて私になるじゃないですか…」


村「いや、普通に私じゃん…」


輪「普通に私って、どこからその自信来るの?」


魔「というか、そんなの訊く必要あるか?」


早「一応訊いてみますか」


村「ねえ、この中で付き合うなら誰?」


『えー、俺は誰とも付き合わないよ』


村「いや、もし付き合うならよ」


『一輪さん』


早「あ、よく見ると綺麗な指ですね!」


『いででで! そ、そっちまがりません!』


文「よく見ても汚い爪ですね!」


『それはダメ! ダメ、ゼッタイ!』


村「………」



げしっ、げしっ



『無言でスネ蹴るのやめて!』


魔「女って自信過剰だぜ」


輪「完全に逆恨みね」


早「理由をお聞きしましょう」


『裏表が無さそう』


文「はは。裏表の無い女なんかいません」


『この人こわいよう』


魔「泣かすなよ?」


文「この後の発言次第ですかね」


村「他は?」


『優しそう』


早「入道をこきつかうのが優しいんですか?」


魔「いや、こいつ、あれだから」


村「ああ、こきつかわれたい系の」


『ちーがーうーよ』


文「以上をまとめると、尻に敷かれたいと」


『いや、え、そうなりますか?』


魔「じゃあ霊夢でもいいんだな」


村「言われてみれば、あの巫女も尻に敷く系かも」


文「座布団投げますしね」


『俺と座布団に変な共通点見出ださないでください』


早「まあ、いずれにせよ趣味悪いですよね」


輪「どういう意味かしら」


村「尼萌え、か」


『いや、属性で選んだんじゃないからね』


魔「逆に一番付き合いたくないのは誰なんだ?」


『え?』


早「これはさすがに」


文「まあ、少なくとも私では」


村「ビリは無いね。無い無い」


『…はは、そうですね。皆さん魅力的です』


魔「で、誰だ?」


『…え?』


魔「だから、誰とは付き合いたくないんだ?」


『いや、みんな魅力的だし、付き合いたくない人はいないよ。うん』


村「本当は?」


『いや、ホント、みんな、選べないくらい』


早「まあ、正直に文さんと言うと後が怖いですもんね」


文「は? あんたでしょ?」


『ひぃっ…一輪さん、そっち入っていいですか…』


輪「私寝相悪いから、ボディーブローしまくるけどいい?」


『やっぱり一人で寝ます』


早「さて、雰囲気もアレですし、そろそろ寝ますか」


魔「アレにしたのは誰だよ」


村「ちなみにさ、明日何時まで寝てていいの?」


『あんまり遅いと、俺がいたずらしちゃうかもね』




村「すんの?」

輪「できるの?」

早「本当ですか?」

文「できるんですか?」




『そんなに追い詰めないで…』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ