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もっと東方寝巻巻。  作者: もっぷす
第5回
104/173

12 ラブ大喜利の巻。

遅れてすみません。

『ああ、言われてみれば、まあ。でも何も無かったから覚えてないのかも』


魔「もういいや。おまえ、もういい」


『いや、ごめんって。ホント、何か。すごいあれだ。ごめん』


輪「ふわふわしすぎて謝罪の体をなしてないわよ」


早「まあ、どうせ何も起きていないのは皆わかってますけど」


魔「わかってるのかよ…」


早「さて、そろそろ、寝ましょうか」


村「そうそう。夜はこれからだ」


魔「寝るんじゃないのか?」


早「女子の業界用語で寝るは、トークを始めるという意味です」


文「初めて聞きました」


早「まあ、文さんは女子というか年齢イッちゃってますし…」


文「はは。まつ毛全部固結びにしますよ」


『俺、先寝ますね』


早「ダメです」


『なんで!?』


早「恋愛の話をすると言っているでしょうに」


『俺、無いですよ』


早「じゃあ、船長さんが超面白恋愛話をするんでそれを聞いてください」


村「恋愛かつ面白!?」


文「楽しみですね」


輪「期待しましょ」


村「いや、あ、そうだ、ぬえが好きなんじゃない?」


魔「は?」


輪「あんたが?」


村「ちゃうわい。こいつよこいつ」


『え、俺?』


文「何か理由でも?」


村「よくお寺付近に出没するし、来ると大抵絡んでるから」


『だって、ぬえならいつも暇だし』


村「私だって暇なんですけど」


文「いいんですかこれ?」


輪「まあ、もう船無いし」


村「………」


早「じゃあもう船長じゃなくてただセーラー服着てあざといモブキャラじゃないですか」


村「………」


魔「で、何でぬえとこいつが関係あるんだ?」


村「この前も二人で将棋してたし」


『いや、あれ、はさみ将棋だよ』


魔「どっちでもいいだろ」


村「あと、ほら、えっと、キス…っていうか、なんか、将棋とかしてたし」


『一ミリもキス関係ないじゃん!』


早「結局将棋しかしてないじゃないですか」


村「いやでも仲よさげなのは本当」


『いや、ぬえが俺を馬鹿にしに来るだけだよ』


文「例えばどんな感じですか?」


『バカとか、のろまとか、意気地無しとかですね』


文「まあ、それは馬鹿にするというかただの事実ですね。他には?」


『じゃあいいです』


早「とにかくこれだけなら証拠不十分で無罪ですね」


『わちき許された!』


村「う、そうだ、ナズーリンがあんたのこと好きなんじゃない?」


『そんな馬鹿な』


輪「まあ、無いわね」


村「いやいや、よく愚痴を聞くもん。いつもこいつのこと話してる」


早「ホントですかぁ?」


村「そうそう。なんかよく出くわすからもしかしたら運命…っていうか、なんか、不快だって」


『不快って言ってるじゃねーか!』


文「まあ、イケメンなら会って嬉しいですが、ブサメンは…」


村「でも惹かれてる可能性はあるじゃん。チーズのにおいがするとかで…」


『くさいってこと!?』


早「発酵してるんですかね」


文「ブサメンで発酵ですか」


魔「ヨカッタナ」


『全然良くないよ!』


早「なんかどこぞの新聞みたいですね」


輪「なにが?」


早「ハッコーブスーが良くないんですよ!」


『………』


魔「………」


輪「………」


早「さて、そろそろ本題に入ります」


文「…凄い精神力ですね」


早「やっぱり皆さん、男性はどんな女性が好みなのか、ちょっと気になりますよね」


魔「なんだこの語りは…」


早「そこで今回は、折角の機会なので実際に聞いてみようというわけです」


『いえ、聞かれても困るんですが…』


早「そう来ると思いました。そこで私が提案する新しいスタイルはこちら」


輪「これは?」


早「私たちがボードに書いて彼のタイプを当てるんです」


『よく持ってきましたね…』


早「これなら好きか嫌いか返事するだけなので回答者の負担が小さいんですよ」


文「まあ、筋は通ってますが」


早「名付けて、『チキチキ、あなたの好きな子ドンピシャリ。ズバリ当てますラブ大喜利』です」


『大喜利って言っちゃったよ…』


早「それじゃあ皆さん、準備準備ぃ!」


魔「…寝た方がマシだぜ…」




……………




早「最初のお題はこちら。はい」


『え、何ですか?』


早「それを読んでください」


『えーと、最初のお題は、好きな髪型』


早「はい」


『はい、早苗さん』


早「黒髪ロング」


『ああ、いいですねー』


早「こんな感じで皆さんもどうぞ」


『あ、意外と面白そう』


村「じゃあ、はい」


『はい、船長』


村「黒髪セミロング」


『んー、悪くないなー』


輪「はい」


『一輪さん』


輪「黒髪ショート」


『そうだなー。意外と俺、ショート派かも』


魔「はい、四番サード」


『いや、サードって違…』


早「はい、男の夢、ポニーテール」


『まあ、霊夢のポニテは似合ってたかな』


魔「はい、神聖な巫女に性的な視線向ける男滅びろ」


『いや、ちょっ、苦情はやめて。ってか性的な目じゃないから』


文「はい、じゃあ、ぱっつん」


『これも意外と好きな人いると思います』


村「はい、ここでなんと姫カット」


『お嬢様、グッとくるね!』


早「はい、攻めの姿勢で縦ロール」


『超お嬢様たまらんぜ! 罵られたいね!』


輪「はい、あえてのアフロ」


『ここに来てまさかの失速! ネタに走ったね!』


魔「はい、おばさんパーマ」


『おばさんって言ってるじゃんか! さすがに厳しいよ!』


早「はい、おばさん姫カット」


『だからおばさんは…ってかその髪型は何!?』


村「はい、おばさん」


『ただのおばさんじゃねーか! 髪型ですらなくなったよ!』


文「はい、おばサンバ」


『いやもう何が言いたいの! もうおばさんはいいよ!』


輪「はい、おば散歩」


『おばさんから離れろっつーの! 掘り下げるとこじゃないよ!』


早「はい、オバサン化ナトリウム水溶液」


『こえぇよ! 化学薬品か!』


魔「はい、早苗は理系であった」


『知ってるよ! 一回どこかで見たよ!』


文「はい、真面目に三つ編み」


『ネタラッシュ終わりかよ! この流れでよく言ったな!』


文「タメぐち」


『すみません』


輪「はい」


『はい、一輪さん』


輪「モヒカン」


『ちょいちょいネタ挟んできますね…』


村「はい」


『はい、船長』


村「トンスラ」


『ザビエルか!』


早「はい」


『まだあるんすか…はい早苗さん』


早「ハーフアップ」


『あ、真面目だった。でも別に好きでも嫌いでもない…』


魔「はい」


『はいじゃあもう最後ね。魔理沙』





魔「山盛りポテト・カール仕込みデコ盛りハーフアーップ」





『魔理沙全部ボケかよ!』






魔「てか、おまえ罵られたいって言ったな!」







『バレた!』

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