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もっと東方寝巻巻。  作者: もっぷす
第5回
103/173

11 リトルレギオンの巻。

魔「何が『あっあっああかりタンかわゆすーもへーげひげひぐへへぇー』だよ」


『言ってないよ』


文「はは。つまり架空の女が好きなんですね。キモッ」


『いや…まあ…』


村「いやー、それはダメでしょ、さすがに」


『…うん…』


輪「ちゃんと現実を見つめなさい」


『いや、現実と比較検討した結果です』


村「そっちに逃げちゃダメでしょう」


『じゃあどこに逃げればいいのさ』


輪「逃げない」


『…無理ですよ、もう…』


早「私をのけ者にしてコイバナですか」


魔「うわっ! いつの間に…」


早「湯上がりの、美少女見ずに、何見るの。どうも司会進行の東風谷早苗です」


『五七五で自己紹介した!』


村「しかも人のオマージュ!」


文「というか司会進行って何ですか」


早「だから皆さん、コイバナは寝る前だと何度言ったら…」


輪「コイバナじゃなかったんだけど…」


魔「ああ。こいつがイヌミミダメイドの魅力を力説してた」


『してへんやでー』


早「たしかに私もイヌミミとドジっ娘とメイドの良さは認めます」


魔「認めるな」


早「でも、ナントカたんもへーげひげひぐへへぇーとか言うオタクきんもー☆」


文「出ました『きんもー☆』」


『あ、次、一輪さんお風呂どうぞ』


村「びっくりするほど動じない!」


輪「あ、え、じゃあ、お風呂、はい…」


『他人の目ばかり気にしてちゃ、つまらないのさ』


魔「こいつ…打たれ強さ4か…」


文「まあ、風見幽香の下僕ともなれば罵倒慣れしてるのも無理ありません」


『…お?』


村「己の変態さを認めるというのか」


『もういいんだ。気づいたんだ。俺はイヌミミが好きだって』


魔「…おせーよ」


早「メイドも好きなんですか?」


『いえ、メイドには別にこだわりは』


早「スク水は?」


『別にこだわりは』


早「ナースは?」


『別にこだわりは』


早「ロリは?」


『別にこだわりは』


早「魔女っ娘は?」


『別にこだわりは』


早「パツキンは?」


『別にこだわりは』


早「男口調は?」


『別にこだわりは』


早「えっと、あと…なんだろ…」


魔「なあ、もうそれぐらいでいいんじゃないか?」


早「いえ、何かあるはず…何か…」


魔「もういいぜ」


文「何が好きかを聞いた方が早いと思いますが」


村「そうね。じゃあ何が好き?」


『イヌミミ』


村「他は?」


『えー…わりと何でも好きだけどな』


村「この浮気性!」


文「ロリコン!」


早「引きこもり!」


魔「甲斐性なし!」


『なんで!』


早「まあでもわかりました。愛されポイントはイヌミミですね」


『そうなんですか?』


早「そうなんです」


村「なんでそんなんが好きなの?」


『いや、わかんないけどさ…』


村「ちょっと語ってみて」


『いやだよ、恥ずかしい』


文「この期に及んでまだ羞恥心があるんですね」


『あります』


早「イヌミミ萌えの人って、イヌにも欲情するんですか?」


『…常識に照らし合わせればわかりますよね?』


早「そうですね。しますよね」


『しません』


魔「するだろ」


『しないよ!』


魔「どうだかな」


『しないよ!』


魔「じゃあ仮にこうしよう」


『なにさ』


魔「ここに全裸のイヌがいるとする」


『普通じゃん!』


魔「そうするとおまえは欲情するわけだ」


『しないよ!』


魔「このエロスマンキングダムの領主!」


『意味わかんないよ!』


村「まあ、それはおいといてさ」


『おいとくっていうか違うんだけどね』


村「そろそろ布団敷かない?」


早「そうですね。夜の部突入ということで」


文「ところで、そんなにたくさんあるんですか?」


『布団ですか?』


文「ええ」


『ありませんよ』


魔「持参って言ったよな?」


文「初耳…いえ、初ミミクですが」


『どこのボカロですか』


文「仕方ありません。誰か私に布団をよこしてください」


『…ん?』


魔「レンタル布団ならあるぜ」


文「そうなんですか?」


魔「こいつの布団」


文「汚いですね」


『せめて見てから断定してください』


文「ちょっとそれで寝るなら、床で…いえ、針山で寝た方がましです」


『………』


魔「じゃあ床で寝るってことでいいか」


文「魔理沙さんはあるんですか?」


魔「ある」


文「あ、じゃあそれで我慢します」


魔「いや、ダメだろう。貸さないぜ」


文「はは。魔理沙さんの未来が黄土色に染まりますように」


魔「逆恨みだ。変な祈りを捧げるな」


早「それではこうしたらどうでしょう」


文「どうですか」


早「布団をこう、一列に並べるんです」


文「それは一体何の意味が?」


早「五つの布団に六人が寝るとなれば容易いはずです」


『五つじゃなくて四つでは?』


村「何で?」


『五つだと、誰か俺の布団に若干入るじゃん』


早「それなら大丈夫です」


『そこは考慮してくれるんですね?』


早「魔理沙さんが入ります」


魔「は?」


『大丈夫じゃないですね』


早「いえ、全然問題ありません」


魔「いや、あるだろ」


早「ここは押していきましょう」


魔「いやだぜ」


早「ワンチャンですよ」


魔「絶対に無いな」


村「じゃあ、私が隣で寝ちゃお」


『隣はいいけど、この線からこっち来ないでね』


村「何このガードの堅さ。女子か」


『いや、一応ね。冤罪を未然に防ぐためにね』


村「何それ、私の体じゃ萌えないってワケ?」


『いや、そういう問題じゃなくて。ってか、もし手を出したらどうすんの?』


村「許さん」


『やっぱりダメなんじゃねーか』


村「そこが乙女心の複雑なとこだね」


『なるほどね』


早「ほら、いいんですか?」


魔「何がだよ」


早「寝てる間に船長に取られますよ」


文「略して、寝取られますよ」


魔「何で略すんだよ…」


輪「じゃ、私は逆側の隣で」


『逆サイド壁ですよ』


輪「………」


魔「…無理しなくていいんじゃないか?」


輪「引かないわ。あくまで行く」


『ぎゃあ。入ってこないでくださいよ!』


輪「一度言った手前、不妄語のためにはこうするしかないのよ」


『女の子と同じ布団で寝るくらいなら床で…いや、針山で寝たほうがマシだッ!』


魔「よし、お燐を呼ぼう」


『すいませんやっぱり床でお願いします』


魔「というかアリスと寝たことあるだろ」


文「ぶーっ!?」


早「ぶーっ!?」


村「ぶーっ!?」


輪「ぶーっ!?」


魔「いや、まあ、私も今自分で言っておかしいと思った」


文「これって逆に魔理沙さんが泥棒猫なんじゃないですか?」


魔「いや、そういう意味じゃなくてだな」


早「ちゅっちゅっ、って意味ですよね」


魔「だから違うって」


村「え…じゃあ…」


文「俺のリトルレギオンがアリスのゴリアテ人形にストロードールカミカゼしてソルジャーオブ○クロスしたってことですか…」


魔「謎の丸を入れるなよ」


輪「リトルなんだ…」


早「ソルジャーオブクロス…緋想天ですね」


魔「いや寝たって同じ布団で文字通り寝ただけでしかも罰ゲームだからな?」


輪「だからな、と言われても」


村「それはもう既成事実と言わざるを得ない」


文「そしてネタにせざるを得ない」


魔「いや、何もなかったぜ。断じて。そうだよな?」




『え、まずそんなことあったっけ?』




魔「私の心労返せよ!」

少ないヒントからあかりちゃんの元ネタを探すのはやめてください。

絶対だぞ! 絶対探すなよ! わんわんお!

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