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もっと東方寝巻巻。  作者: もっぷす
第5回
100/172

8 恋愛のプロの巻。

魔「あ、はは、ナシ…だよな?」


早「な…何言ってるんですか!」


文「そうですよ、わりと似合ってます」


村「全然アリ。むしろアリすぎて困る」


輪「そうそう。大丈夫よ、たぶん」


早「似合ってますよね、ね?」


『あ、え、うん、まあ』


文「ほら、ほめてあげてくださいよ」


『えっと、魔理沙は黒が似合うと思う』


魔「そうだな。私もそう思う」


『俺はそのキャラ初めて見たけど、いいんじゃないかな』


魔「これは、そろそろ前のやつも飽きたかと思ってだな」


『前のは飽きちゃったの?』


魔「いや、私じゃなくて」


『ん、どゆこと?』


魔「わかるだろ、ふつうに」


『え、だれ誰?』


魔「ああもう」


文「…これはイラッときますね」


早「はい。5ああもうポイントです」


輪「ああもうポイントって何よ…」


村「あ、そういえば、お風呂ってどうなってんの?」


『徐々にゲル化してるけど?』


魔「…ウソつけ」


村「次、誰入る?」


早「気になってたんですけど、烏天狗もカラスの行水なんですか?」


文「まあ、幻想郷最速級ですし」


早「じゃあなんか獣くさそうですね」


文「ケンカ売ってます?」


『順番に入らないと、あとがつかえますよ』


文「そうですね。では私が」


早「いえいえ、ここは私が」


魔「………」


輪「………」


村「………」


文「どうぞ」


早「違いますよ!」


文「…何がですか?」


早「今のはダチョウをやるところじゃないですか!」


『わからないと思いますよ…』


魔「ダチョウをやるって何だ?」


『ほらね』


早「ああもうっ。7ああもうポイント!」


文「とりあえず私は入ってきますね」


『どうぞ』



すたすた



早「さて、静かになったことですし」


『そんな文さんがうるさいみたいな言い方…』


早「やっぱり新聞記者やるくらいですからねえ」


村「けっこうおしゃべりだよね」


魔「一理あるな」


輪「呼んだ?」


『一輪じゃなくて一理ですよ』


魔「今の雑なボケでよくわかったな…」


早「で、とりあえずトランプでもしますか?」


村「んじゃ、大富豪ね」


魔「8切りと5飛び以外はどうする?」


早「10捨てとか7渡しもモチロンいれます」


村「Jバックは?」


魔「なんだよ、それ」


早「ふふ、それをいうならTバックですよ、ポパイさん」


村「違うし、あとポパイじゃないし」


『トランプするなら持ってきますけど』


早「しません!」


『…なんだこの人…』


早「魔理沙さんのコイバナを聞きます」


輪「ちょっ…」


村「ばっ…」


魔「…おい」


『え、魔理沙って恋愛興味あるの?』


魔「おまえはタンスの角に小指ぶつけて全力でアゴの骨折れろ」


『ミラクル因果関係!』


早「で、魔理沙さん、好きな人はいますか」


魔「いるわけないだろ」


早「ダウト!」


魔「…なんだよ」


早「もっとアピールしていくべきです」


村「何を?」


早「こっち系の路線を」


輪「でも今はそのときじゃないでしょ」


早「いえ、今だからこそです」


『くさった時代だからこそ愛を叫ぶんですね』


早「は?」


『…素で返された…』


早「とにかく小さな積み重ねが大事です」


『で、それって何の話なんですか?』


早「女性のそういう話に堂々と立ち入る神経が信じられない」


『えっ、あっ、いや、す、すみません…』


村「うまくかわしたわね」


輪「すごくかわいそうなんだけど…」


早「で、どうするんですか」


魔「何がだよ」


早「このまま何も進展しなかったら」


魔「しなかったら何だよ」


早「もったいないですよ」


魔「どこが」


早「せっかく恋愛のプロがいるのに」


魔「そんなやついたか?」


早「ん」


魔「…おまえかよ…」


早「大丈夫ですよ。任せてください」



すたすた



文「上がりました。次の方どうぞ」


魔「おう、意外と長かったな」


輪「いや、じゅうぶん早いけど…」


文「そうですかね?」


村「いいパジャマしてるねー」


早「改めて見ると、モデルみたいな体型ですね」


文「はて、モデルとは何でしょう?」


早「えーと、なんというか、うーん、人です」


『人類史上最もアバウトなモデルの説明ですね』


村「とにかく、なかなかの美少女ぐあいだわ」


文「寝巻きは黒づくめで地味にしたつもりですが」


輪「黒は似合ってるわよ」


早「腹黒さとあいまって」


文「…この(アマ)ぁ…」


輪「言ったの私じゃないわよ!」


村「でも黒かぶっちゃったか」


早「たしかにそうですね」


文「同じ黒だと魔理沙さんが見劣りしてしまいますね」


魔「どういう意味だよ」


早「どっちかが全裸で過ごせばいいんじゃないですか」


魔「すごく適当な助言ありがとう」


文「じゃあ魔理沙さん、全裸で」


魔「当然のように言うな」


『魔理沙、全裸はNG』


魔「脱がないぜ」


村「セーラー服貸そうか?」


魔「着ないって」


輪「男ウケは抜群よ」


魔「だからどうした」


早「ミラクルロマンスしましょうよ」


魔「誰とだよ」


文「またまたぁ、わかってるくせに」


魔「知らん」


早「あ、もしかしてあれですか?」


魔「あれって何だよ」


早「男ウケナンバーワン属性の」


『ちくわ大明神』


早「ツンデレですね! わかります!」


魔「ごめんね素直じゃなくて」


村「待て、誰だ今の」


早「まあでも文さんとのカブリは厳しいですよ」


文「私の方がスタイルが良いことは確定的に明らかですからね」


村「ボン、キュッ、ボンの全てにおいて圧倒的敗北と言わざるを得ない」


輪「あと脚の長さとかも」


魔「…おまえら言い過ぎじゃないか?」


『そ、そうですよ、ヒップだけなら魔理沙が勝ってるかもしれな…』


魔「そぉい!」


『ぐふっ…!』


魔「…ヒップだけ勝ってもうれしくないんだよ」


村「でも、さすがに全敗は言い過ぎたわ。ごめん」


早「性格は勝ってますもんね。文さん、性格は最悪ですし」


文「はは、余計なお世話です」


輪「で、パジャマは替えないのね?」


村「あれ、一輪いたの?」


輪「………」


魔「…だんだんどうしたらいいかわからなくなってきたぜ…」


早「牛乳飲むとか」


魔「いや、胸のことじゃなくて…」


早「まあ、この中では私が一番大きいわけですが」


文「誰も聞いてませんよ」


村「いや、でも牛乳とかあんまり効果ないよ」


輪「試したのね…」


魔「いや、それより私はどうすりゃいいんだよ」


村「牛乳は脂肪が多いってだけで、唐揚げと効果は同じ」


早「なるほど。一理あります」


輪「というか唐揚げ食べてんじゃないわよ」


文「その通りです」


魔「…なあ、おまえは着替えた方がいいと思うか?」





『あははは、三巻おもしれぇ!』





魔「はは…」

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