表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/32

タイトル:元暗殺者、転生して貴族の令嬢になりました

イラストレータ:みれあ様

出版社:主婦と生活社

発売日:2022/08/05


【あらすじ】

全然なりすませてない転生令嬢の コメディ×サスペンス×ときどきラブ! ? 任務に失敗した暗殺者が転生したのは、公爵令嬢のセレナ。 「私は元暗殺者。なりすますなんて簡単だ」 そう思っていたセレナだが、 頭がお花畑な母親や、彼女を蹴落とそうと周りを欺く義妹などとの 感覚のズレにいら立ち、生きづらさを感じていた。 マウントだらけのお茶会に、ドロドロな学園生活…… 周囲からの嫌がらせを冷めた目で痛烈にかわしながらも、 その冷徹さゆえに疎まれ孤立していくセレナ。 そしてある日、義妹が第二王子と婚約することを知り、 ついに家出を決意する。 しかしそこに、第一王子のエヴァンが現れてーー!? 愛を知らない冷血な元暗殺者は、 怯むことなく貴族社会を突き進む!


挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)


ウェブ小説サイト「小説家になろう! 」で 異世界恋愛ランキング、週間総合1位を獲得した人気作に 200%以上の書き下ろしを加えて書籍化! コミカライズも決定! !

名前はない。19956番という番号で呼ばれていた。

物心ついた頃からスラムの薄汚い路地裏で暮らしていた。いつも男が一人やって来る。彼に言われた人間を殺して、お金をもらう。

そんな暮らしをずっとしていた。

人殺しが悪いことだと思ったことはない。それは生きる手段でしかない。

だからと言って生きたい理由があるわけではない。死にたい理由すらもない。

生きているから生きている。死んでいないから生きている。

お腹がすいたから物を食べる。

お金がないと何も買えないからお金を稼ぐ。

ただそれだけのことで、それは本能に近かった。

そんな暮らしを何十年も続けていたある日、この国の王太子と呼ばれる人を殺せと依頼を受けた。


「この方だけは失うわけにはいかないんだ」

殺そうとした男を守る男がいた。

かなりの手練れだ。

「この方を守る為ならあなたと相打ちになっても構わない」

おかしなことを言う男だ。他人の為に命を擲つなんて。

いつも自分のためにだけに生きてきたから、彼の感覚はまるで分からなかった。

ただ、やばいなとは思った。

生きて帰れないかもとも。

死ぬのが怖いとは思わなかった。

挿絵(By みてみん)


2023/02/24(金)より連載開始になります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↓↓↓クリックお願いします(^-^)v
html>
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ