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唇亡びば歯寒し(1)
唇亡歯寒
唇亡びば歯寒し(戦国策より)
春秋時代の大国の分裂……
優れた二人の臣下が主君の為に頑張ります!
ぜひ、本文を読んでみてくださいね。
「唇亡びば歯寒し」
時は春秋時代。
世が乱れた時代である。
大国の一つである晋では、長らく王室の力が衰退し、
韓、魏、趙、范、中行、そして智。
この六つの勢力の争いが激化していた。
そのうち范氏と中行氏を滅ぼした智氏当主の智伯は、晋を我がものにしようと考えていた。
そこで、韓氏と魏氏、この二つの勢力に目をつけ趙氏の滅亡を謀る。趙氏の当主、趙襄子は、その臣下である張孟談に従い、晋陽に立て籠る。
智氏、韓・魏両氏の軍は、城を囲み水攻めにすること三年ー・・・趙氏はもう限界に近づいていた。
ありがとうございました。