2部
「じゃあ、バイバイ」
「あぁ、明日も迎えに行くよ」
そう言って、幼馴染みであり、彼氏である悠司と家の前で分かれた。
私は、いつの間にか男らしくなった悠司の背中を見て、頬が少し赤らんだ。
ふと悠司が立ち止まった。
「?」
いきなり立ち止まってどうしたのだろう…?
悠司はコチラを振り向いたと思うと私の方に駆け寄ってきて私を抱き締めた。
「!?」
なんだろう?
意味が分からない。
「あのさぁ」
悠司の息が耳に掛かってくすぐったい。
「な、何…?」
私は心臓の音が聞こえないかと思うと更に心臓がドキドキする。
「なんか…恐ぇよ…、お前がどっか行っちまいそうで…」
悠司はそう言って更に私の背中に回した腕をきつくする。
一体…なんで?なんで、そんな風に思うの?
「いきなり…何?」
私の心臓の高鳴りは消えていた。
ただただ悠司に対する不安が渦巻いていた。
「なんか…最近…、!!」
悠司は腕の拘束を解いた。
そして言った。
「わ、悪い!帰る!」
「え!?ちょ、え?!」
悠司は全速力で見えなくなっていく…
わけがわからない…!
でも…
「…」
確実に何かを隠している…!
私が走っても50m6秒の悠司には適わない…明日尋問するか
そう思って家に帰ろうと後ろを振り返った時だ。
「…!」
な、なんなの…
これは…
私の前には信じがたいモノがいた。




