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私と死神  作者: 林檎姫
2/3

1部




―死に…たく…な…



目の前の人間は最期まで言い終わらずに息絶えた。



『レスがそんな顔をする事は無いさ』



愉快そうに白ウサギのダンテが言った。



『こいつの死亡時期は早くなったんじゃない…たまたまコイツの死亡時期が早かっただけさ』



ボクはダンテを見た。

真っ赤な瞳をしている。

目の前の少女も真っ赤だ。



『酷い顔だねぇ?向いてないんじゃないかい』



ダンテは相変わらず嬉しそうな顔をしている。



『ボクが…殺した』



そうだ。

この少女は、ボクさえいなければ死亡時期がずれて、もっと…生きられたのに…



『……?、全ては定められた事さ、キミが自傷的なのも、この人間が死んだのも』



本当にそうなのだろうか。

全てが定められているのなら

ボクは…一体…?






『キミは、難しい事を考えるね?、ボクは脳みそが小さいから、よくわからないよ』



ボクは鎌を振り上げた。

白い綿毛の様にフワフワと浮かぶ少女の魂を引き裂いた。



『………』



天国も地獄も存在しない。

ボク達が全て、壊すのだから。



『あ〜あ、泣いているじゃないか、死神が生物の為に泣くなんておかしいよ』



壊されなかった魂は…悪魔に喰われるが運命さだめ…。



『キミは、少し頭が可笑しいよ、ハハハッ!』



人も動物も…全ては死するもの。

そして生涯の最期にそれを壊すが…死神の運命さだめであり死神の生きる理由。



そう考えると、ボクの頬に涙が流れ、伝った。




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