ひょんなことから異世界行きます
連載を始めて書くので、うまく書けるか心配ですしきっと誤字脱字あるかもしれませんが
温かく見守ってください。
照りつけるような暑さ、アスファルトから湯気が出ている。
全く日陰のないオフィス街たくさんの人が行きかう町で
周りのサラリーマンはみんな汗だくで疲労感の出ている顔をしている
俺も同じように顔から汗が噴き出していてYシャツもびっしょりで疲労困憊状態だ
何の罰ゲームだよと独り言をつぶやく
毎年同じようなことを言うが今年は特に暑い気がする
今年は特にってのも毎年言ってるような気がする。
早くクーラーの聞いてる部屋に帰りたいそればっかり考えてるよ
何故かというと俺はこの暑い昼間から営業周りで外に出ているからだ
自己紹介すると俺こと伊勢海斗いせかいといわゆるキラキラネームだな
で、コミュ障なのに営業をやっていて38歳の童貞野郎だ...笑えねえよ
何を隠そうわが社は昨今の異世界ブームに乗っかって
異世界へ行ける扉を開発するための支援をしてもらうために営業する部隊に配属された
まあ滑稽だよな、しかも俺がこの会社の社員第一号なんだが
速採用されたわけだがなんでだと思う?社長が直々に面接をしたんだけど
俺の名前を見て「きみいせかいじんなの?採用」
え?一瞬あっけにとられたけど俺の名前伊勢 海人
そうつまり、いせかいと、はいせかいじん、に読めるから
異世界大好きな社長からしたら何の問題もないわけだ
何だが変な会社だよ、全く
それに、異世界支援の営業なんてそりゃ断られまくっているしこの会社が設立したのは2年前でオープニングメンバーなんだよね
全くみんな仕事ができてない夢を見ている連中ばかりだがちゃんと給料はもらえてる
どんなからくりがあるというとここの社長の趣味で始められた事業で
社長は本命の仕事で何兆という金をすでに稼いでいるだから金に困っていないし
社員は全員で20名弱だが全員にサラリーマン総給料と言われている2億を今、っぽんと払っても
痛くもかゆくもないくらいの金持ち、そんなんだから俺たちは社長の夢の異世界生活のために
とりあえず頑張っているわけだ。なんせうちの会社六本木ヒルズにあって社内にはカフェがあって、ビリヤードがあってと
ま、ありえないよね
今日も意味のない営業から帰社したしたがなんだか社内の様子が変な気がする
俺は後輩の滝沢に声をかけた
「なんかずいぶん騒がしいな?何かあったのか?」
「あ、先輩熱い中営業お疲れ様です。実はうちの会社の科学チームが」
科学チームか、ここも説明しなくてはいけないな、中二病と思われるが内には科学チームなるものがある
察しの通り異世界に行ける装置を作り研究するチームだ。
本当にしょうもない会社だろ?あきれてしまうがこれが現実だ
「で、その科学チームがどうした?滝沢」
「それが遂に完成したんですよあれが」
滝沢は興奮気味に話す。
「あれじゃわからんよ、落ち着け」
滝沢は深呼吸を始めた、その間にも他の社員が偉い盛り上がってる
輪の中心に社長もいる。これはひょっとすると!
「伊勢先輩、ついに異世界転移装置が完成したんです」
滝沢が興奮気味に早口で言う
「まじかよ!手か俺の営業まあ無駄だったな」
まあ社長の夢がかなってよかったね、って感じなんで比較的どうでもいい
それより目的を達成したこの会社がどうなるのか気になる
また転職するにしても異世界転移プロジェクトにかかわっていましたとか言っても
書類選考で落ちるしやばいなと突然不安になり始めた。
そんなことを考えている時急に社長が俺を読んだ
「おい!異世界人」
社長は俺のことを異世界人と呼ぶんだよな、どんだけ好きなんだよ
「社長なんすか?」
俺は周りの社員を押しのけて社長の前まで行った。
「もう聞いたと思うけど俺の夢である異世界転移マシンが完成した、お前異世界行ってこい」
「いやいやいや何言ってんすか、嫌ですよ、めっちゃ怖いですやん」
「これは社長命令だ、転勤みたいなもんだ」
俺は言葉が出てこなかった、これしゃれになってないぞ
「社長、俺絶対嫌ですよ、まだ彼女もできたことないし死にたくないですよ」
「安心しろ、38で彼女できなかった奴がこの先できる可能性は限りなく低いぞ」
言い返せない事実だ。
マジで勘弁してくれ死にたくないですよ、俺はダッシュでこの場を去ろうとしたが他全員の社員から捕まってしまった
その瞬間気づいた、あーみんな俺にいやな役目を押し付けたわけかよ最悪だ
「高い給料もらってるんだしいいだろ」
今この会社はブラック企業になりました。
「行くのはいいとして、いやだけどこの装置安全なんですか?帰ってこれるんですか?」
「大丈夫、この装置でりんごで試したがリンゴはどこかへ行ってしまった。だから問題なし
帰れるかは知らない、一応慰謝料としてご家族には3億ほど渡しておいた、
で、いろいろ必要そうなものはこのリュックにすべて入ってる準備万端だぞ、今行けさあ行けすぐ行け」
両親もうお金受け取ってるのか血も涙もないなあの人たちは,その話を聞いて観念した。
「最後に遺書を書いてきますので待っていてください」
「わかった、逃げんなよ」
実際書くことないからちゃちゃっと短文を書いて社長に渡した
「じゃあ行ってきます、みんな今までありがとう、滝沢がんばれよ、あと総務の水沢さん(26歳の美女)好きでした。」
「先輩いままでお世話になりました異世界で幸せに」
「伊勢さんこのプロジェクト成功したら付き合うこと考えてもいいですよ」
思わぬ反応に俺はテンションが上がった
「よかったな伊勢、早く行け」
社長がせかすので装置の中に入る。
そして化学チームのみんながなんかわからんボタンをぽっちと押した
装置がものすごく揺れて目の前がぐにゃぐにゃになって意識がなくなった俺が目覚めた場所は・・・・
見たこともない景色だった
改善アドバイスがあればどんどんお願いします。
メンタル豆腐なんて言ってられませんのでよろしくお願い致します。