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転生なう  作者: ぽち
魔勇者編
9/25

♦9 終わりの始まりの終わり。

「!?」

異変は唐突に。

「どうした?」

「この世界の龍達が一気に移動している!!」

レーダーを見ると、龍が世界の中央へ向かっては消えている。

「なるほどな。混沌門だ。」

「混沌門?」

「混沌世界、すなわちカオスワールドに繋がる門だ。」

テトラは何を企むのか。

《報告します。

魔勇者テトラの魔力を混沌世界にて確認。魔力の波を計測。

メッセージを報告します。

『クロノス。来てみろ。』

この声は混沌龍の声だと思われます。》

中央に行けっていうことか?

「行くぞ。」

「おう。」

最終決戦の入口。

その門は今開く。



「おっ来たねぇ。ようこそ。混沌世界へ。」

そこには、荒廃した世界が広がっていた。

そして、魔王が座る椅子のような場所にテトラがいる。

その横にずらりと並んだ生贄たち。

そして封印されている残りの龍。

「たふへへふへー!!(たすけてくれー!)」

「黙れ。」

「はぁ。テトラ様。尊いです。」

「クロノス。私の刺客に耐えきったら戦ってあげるよ。」

めんどくせぇ!

「あのー…テトラと戦いに来たのになんでこいつらと戦わないといけないんですかね…」

「尺を伸ばすため」

「メタ発言やめて」

「じゃあまずは資格たち全員と戦ってね。」

早く日本帰りてえわ。



次に見えた光景はかなり面白い光景だった。

泡を吹いて倒れる資格たち。

なんと龍化して覇気を放つだけで気絶したのだ。

「なーんだ。クロノスの覇気だけで倒れちゃうんだ。よし。約束通り戦うよ。」

龍化を解除する。

「お前は覇気で倒れんなよ!」

「王剣オルナ!」

「聖魔剣バルムンク!!」

パチン。

指を鳴らすが、やはり奴らは止まらない。

「だーかーらー!私達は今のクロノスの力じゃ止まらないってーの!」

アッパーを食らわされ、牙が一本飛ぶ。

「ぐはっ。」

「ふっ。我が手を出す必要が無いな。」

混沌龍は嘲笑う。

何を変えればいい。今の力?

昔なら勝てたのか?

だが力を出しすぎると途中で切れる。

そうだ!!

昔になればいいんだ!!

「時を戻す―――」

俺の時が戻り、大体13歳の俺になる。

この頃から力はあったはず。ただ封印されていただけ。

「ふぅ。お前達をぶっ殺す算段が整ったぜ。」

「チッ。」

パチン。

残された時間はおよそ10秒。

1秒1秒決めていこう。

10。

「バルムンク!!」

バルムンクの刃が突き刺さり、血が吹き出る。

9。

「龍の羽刃」

龍化し、羽についている刃で貫く。

8、7、6、5、4。

「時空の波動!!」

発動まで時間がかかった。

3、2、1。

「死ねぇ!!」

アッパーを返す。

0。

テトラは倒れる。

「終わったか?」

「誰が終わりと言った。」

混沌龍ケイオスは生き残る。

「お前達は詰めが甘い。テトラ諸共全員吸収してやる!!」

やつはブラックホールのような引力を発生させ、引き寄せる。

生贄たちも、龍も、テトラも。

俺達は、ジンの能力、守護結界によって守られている。

混沌龍の魔力は増加し、たちまち創造龍になる。

「あれが伝説の創造龍か。」

「テトラの計画は執行する!!」

日本と融合され、破壊が行われる。

悲鳴、断末魔、全てが聞こえる。

そして、悲しみがあった。

「お前は俺が殺す!!」

《Lvが最大。覚醒します!!!》

覚醒した俺は、神に近い存在となっていた。

「はぁ、はぁ。」

「クロノス、お前の心の中に戻っとくぞ。」

最終決戦。

開いた門は開いたまま。


ちなみにクロノスは人型の時も歯に牙があります。

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