♦8 御意
脱出。
そして、近くの公園…というよりは廃墟なところで能力の確認や今後の方針を決める。
「とりあえず真実の扉ってなんだ?」
《はーい!!真実の扉は願いをひとつ叶えられます!!》
「まじかよ。じゃあ…Lv機能が欲しい!!」
俺の願いを言った。
《受理しています!…受理しました!》
「なんか全知全能吸収してから喜怒哀楽が表現出来るようになってるな。」
《Lv確認をお二人のスマホに追加!!》
なんだ。ジンもスマホ持ってたのか。
早速、スマホアプリのLv確認を開いてみる。
《クロノス Lv85/100》
現在のLv/最大Lvということだろう。
仲間のLvも確認できるのか。
《ジン Lv113/200》
え?なぜ最大Lvが俺より高いんだ?
《ジンさんは"解放"をしたからです。》
解放というのは、Lv最大になると解放できるらしい。
「ずりぃよ〜!」
「うるせぇなぁ。あっ。俺の願いは…スマホをコンパクトに!!」
《受理しました!!》
『えーっとー全世界の転生なうの使用者と仲間にに告げる!!この魔道具を授ける!!この魔道具はスマホの代わりとなるものだ!!』
魔道具というのは四角い石。
そこに、画面が表示された。
『どのような形が良いですか?』
優しい。
俺は迷わず指輪と言った。
そうすると、光り輝き、指輪に変形した。
その真ん中には、トパーズのようなものが埋め込まれていた。
ジンはネックレスにしたらしい。
《ついでに、Lv確認を便利な画面にしておきました!!》
Lv確認が、転生なうに融合されていた。
これは革命と言っていいだろう。
武器を収納できたり、錬金出来たり、ステータスを確認できたり、SNSがあったり!!
《Lv確認を吸収してこんな感じにアプリの制作と融合と改造が出来るようになりました!!》
「もうなんでもありだな。」
「そうだな。」
「クロノス。これからはどうする?」
「んーとりあえず龍を回収して日本戻ってテトラをぶちのめす。」
残りの龍はかなり散らばっている。
とりあえず今四柱か。
残りの五柱はサクッと集めちゃうか。
まぁ今から一匹回収しに行っても日が暮れるまでには帰ってこられる。
「ジン。一匹回収しに行くぞ。」
「オッケー。」
このあとの戦いがこの世界最後の戦いになるとか知りもしなかった。
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「はぁ。クロノス邪魔だなぁ。」
「しょうがないでしょう、テトラ様。まぁヤツが覚醒という最悪のパターンになれば恐らく我々一同死んでしまうでしょう。」
混沌龍、ケイオス。
「覚醒かぁ…」
「殺したい…殺したいィ!!」
「父さん、母さん、ごめんなさい。」
「お前らァ!元気出せやァ!」
この人達は異世界から来た。
名前は付けていない。
まぁクロノスにかかれば一撃かなぁとは思っている。
「速報です!テトラ様!クロノスが記憶を全て取り戻していたという情報が!!」
「あーあ。お前達が監視しないから。まぁこれはこれで面白いかな。
さぁ。全ての龍と転生なうに選ばれしものを全員をケイオス誕生の地、カオスワールドに集めろ!!」
「「御意!!!」」
カオスワールドの奴らも吸収しようと思う。
さぁ、終わりにしよう!!
カオスワールドって聞いても前作見てない人は分からないよね。