♦7 否
毎日更新出来るかも!
とか言いつつ明日は休載かも。
「お前なんで生きてんだよ…」
「魔人とは言ったが何族かは言ってないだろう?私は不死者のヘル!」
「光系魔法に弱いんじゃね?」
「あっ…」
簡単に吸収したい。
あっそうだ解析者と吸収を同期させる!
《能力欄の変化について伝達。
吸収を解析者の監視下に置きます。
能力、同期を手に入れました。》
「死ぬまで焼き尽くされろ!!白魔吸炎!!」
「貴様っ…愚か者めぇぇえ!」
「あばよ。吸収。」
《警告!!!暗黒龍カロンが具現化、そして、吸収したと思われていた白魔龍イシスも具現化し、こちらへ向かっています!》
不意を打つ気か?
その前に記憶の龍に会い、記憶を取り戻したい。
《魔勇者テトラが使用している武器の解析が完了。》
え?いつの間に?
《使用武器は王剣オルナという剣だと思われます。》
あーテトラ繋がりか。
《そうだと思われます。そして、そのデータを利用し、武器を生成できます。》
まじで!?
お願い。
《オルナを利用し、生成。聖魔剣バルムンクを生成しました。》
強そう。
でも攻撃は基本龍状態で行いたい。
《警告!!混沌龍ケイオスなどの接近を確認!!!》
「龍化!!!!」
やべっ間に合わな……
「クロノスさん。あなたはどうして死なないのですか?」
「よぉ!時空龍クロノス」
「谷口を返してもらおう。」
「ヘルを返せ。」
不味い。テトラが居るとは思わなかったぜ。
「おーい!」
「は??」
「僕だよ僕!光!!」
「チッ。殺戮の王がいるとは。まぁいいです。この魔勇者、いや魔王テトラがその二つ名を貰ってあげましょう!!!」
「魔王テトラだぁ?龍一の前に及ぶと思ってんのか?なぁ相棒!!」
光が言う。
「え?俺?龍化してるからクロノスって呼んでよ」
「テトラ。お前にはこの暗黒界で――」
「ジンさん、いえ、時空龍。あなたに選択肢はあげませんよ?あなたはここで――」
「「死んでもらう!!」」
こんな中でも世界の危機を考える。
俺は誰かって?
光だよ☆
最終的には龍一にこの身を捧げて記憶を取り戻してもらう。
あの夢の真実と世界の繋がりと俺の正体を知って欲しいんだ!
頼むぞ☆
―――――――――
「龍一!!俺を吸収してくれ!」
「は?」
「俺を吸収してくれれば全てがわかんだよ!!」
「まずい!!ケイオス!!止めろ!!」
「俺は止まらねぇぞ!!!」
「くっ!!何ていう龍波だ…」
俺は止まらない。
「吸収!!!」
「ありがとうな、龍一。」
一瞬アイツの最期の声が聞こえた。
《記憶データを回収。
能力を回収。
龍だということが判明。
全能龍ゼウス
能力欄の変化について伝達。
全能鏡を獲得。
全知全能を獲得。
全知全能を解析者へ吸収。
全能者へ進化。
真実の扉を獲得。
記憶データを再生。》
そして俺はすべてを理解する。
俺は何者か。
時空龍になった理由。
誕生から今までを。
「覇気が凄い…」
「俺の真の名は山田龍一じゃねぇ。
黒野朱雀だ。」
「なるほどな。クロノスはそこから取った名前か。」
「ここに宣言する。俺はこの世界を破壊し、日本へ戻る!!」
「不味い…逃げなければ」
テトラ達は逃げてもいい。
「カロン。イシス。お前達九天龍の全能、時空以外の龍で俺の記憶を操作したんだろ?」
「まっまずい!逃げるぞ!」
「逃げさせないぞ。吸収。」
そして吸収。
「待って…」
そんな言葉も聞かずに。
《暗黒鏡を獲得。》
そして暗黒界から出ていく。
この自分に黄昏の光が当たっていることも知らずに。