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虹色滴  作者: 桐 菊之
みどり
8/10

独白



いつもの場所でキミを待ちながら僕は考えていた。

キミに会って話をした、その後の未来のこと。

本当は現実逃避したいだけなんだろうけど。


たぶんキミははじめは僕に気を使うだろうけど、きっとすぐにもとの幼馴染として接してくれるだろう。

そうしたら僕が今いるこの場所でまた待ち合わせして、ずっとそうだったようにキミはまた迷子になって遅れて来るんだろう。




何も変わらなかった。

一緒に出かけて、楽しく喋って。

他の人には恋人同士に見えたとしても、僕たちはずっと昔からそうやって二人で過ごしてきたから。

あまりにも変わらなくて本当に付き合っているのか何度も自分に問いかけて。

そうして分かったんだ。

どれだけ僕がキミを好きでもキミは僕の恋人にはなってくれない。




キミはいつか他の男を好きになったりするんだろか。

もしそうなったらきっとキミは一番はじめに僕に教えるだろう。

そういうふうにしかキミは僕を見てないから。




知ってたんだ、僕の好きとキミの好きはまったく意味が違うことくらい。

だけど少しだけ期待してしまった。

キミにこの思いを伝えたらこの関係が変るんじゃないかと。

だけど恋人になったキミは僕に変に気をつかうだけだった。

これがキミが出した答えさ、僕たちはどうしても幼馴染でしかないって。




僕はどうなるんだろう、キミがもしその男と付き合ったりしたら。

はりさけそうに心が痛むのか、憎しみを感じるのか。

キミからはなれたいと思うのか。

でも、きっと今までずっとキミのことが好きな僕だから。

もしかしたらこの思いの大きさに幸せを感じるのかもしれない。


あぁ、キミの声が聞こえる。

だけどこれだけは変わらない。

なにがあろうとも、キミのそばに、ずっと一緒に。






みどりを更新しました。次章だいだいはまたもや未定となっております(泣)どうか気長にお待ち下さい。詳しくはTwitter(@kiri_kikuno)で呟いてますのでぜひそちらも覗いてみてください!!!

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