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神様の住まう街  作者: あさの紅茶


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神様と鍋パーティー_07

「透さんも月読様と同じくらい、優しくて誠実ですね。大好きです」


「まあ!」


「でもそれが恋愛の好きかどうかはわからなくて……。なんていうか、しばらく恋愛してなかったので、どういう感じだったのか思い出せないというか」


「まさか拗らせてますの?」


「そういうわけではないと思うんですけど……」


「それならばうさぎに予言してもらいましょう。これ、うさぎや。起きなさい。わたくしと大国主様のこと、それからアオイのこと占ってくださいまし」


須世理姫様は転がっているモフ太をゆさゆさと揺する。


「ううっ……ボクはもうダメなのだ」


モフ太が死にそうな声を出しているのに、須世理姫様は容赦ない。モフ太をさらに強くガクガクと振り回すように揺する。


「起きろって言ってますのよ」


「須世理姫様、落ち着いて。モフ太が目を回してるから」


「あわわわわ……アオイとトオルは……なんかいい感じになるであろう。……ぶくぶくぶく」


「うわわ! モフ太、大丈夫?」


「ちょっと、わたくしのことも占いなさい。大国主様とどうなるのか予言するのです」


「あわわわわ……目が回るう〜」


そのままモフ太と須世理姫様は、二人一緒に目を回してパタリと倒れた。ピクリとも動かない。


「えっ? ちょ、えっ? 大丈夫ですか?」


慌てて駆け寄るも、すやすやと眠っている。モフ太はたぶん気絶。


「もー、飲み過ぎですよ」


ふふっと笑いながら、押し入れから毛布を出して須世理姫様にかける。美しい須世理姫様は寝姿まで色っぽい。何だかんだ騒ぎながらも、よっぽど大国主様のことが好きなんだろうなと思わずにはいられない。なんてったって、二人の未来をモフ太に予言してもらうためにわざわざここまで来たわけだし。


皆が酔い潰れて寝てしまったため、急に部屋が静かになった。食べ散らかしたお鍋や食器を、一人いそいそと片付ける。洗うのはもう明日でいいよね?

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