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神様の住まう街  作者: あさの紅茶


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73/104

神様との繋がり_11

「そろそろ咲耶姫の準備も整うだろう。アオイよ、神楽、楽しみにしておるぞ」


「あっ!」


感慨に耽っていた私に、月読様から唐突に突き付けられる現実。治まっていた緊張が再びわき起こされる。


神楽はここ、拝殿で披露するため、咲耶姫様と火の神様に奉納すると言っても、参拝者にも見られるのだ。心なしか、拝殿のまわりに人が集まってきたように思う。自意識過剰だろうか。気のせいだろうか。


「あ、そうそう。神楽なんて久しぶりでしょう。だからね、お母さんこんなポスター作っちゃいました」


透さんのお母様がじゃーんと効果音とともに手作りのポスターを広げる。


***

名月神社 花宵まつり 特別イベント

神楽奉納 十八時~

***


「えっ!」


「母さん……。ちゃんと葵の許可取ってからにして。なんで父さんも止めないの」


「いやあ、ごめん。お父さんも作っちゃったよ」


「嘘だろ……。ごめんね、葵。大丈夫?」


固まる私。緊張に緊張が重ねられる。

期待の眼差しの透さんのご両親。

拝殿のまわりに集まってくる参拝者。

ああ、足が震える。


ふと、透さんが私の手を握った。


「葵。僕の(しょう)()だけ聴いていて」


「透さん」


「絶対大丈夫だから」


そっと手を引かれて拝殿の真ん中へ。

膝をついて本殿に向かって深々と(こうべ)を垂れる。


お母様がドーンドーンと始まりの祝太鼓を打ち鳴らした。

咲耶姫様と火の神様の結婚式が始まる。

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