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神様の住まう街  作者: あさの紅茶


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神様の見える人_07

「ゆっくりしていくといい」


「ありがとうございます。ゆっくりしたいですけど、仕事中なので」


「とはいえ、少し休憩しましょうか。お茶でも淹れますね」


斉賀さんはすっと立ち上がると、奥へ消えていく。そんな姿さえ、月読様に似ていると思った。


「お二人は似ていますよね。雰囲気……なのかな?」


「そうであろうか? 私はあやつほどムスッとしておらぬ」


「ぷっ、そうですかぁ?」


「透は友がおらぬゆえ、アオイが友になってはくれぬか」


「え? それは全然いいですけど」


月読様と話をしていると、斉賀さんがムスッとしながらお茶をお盆に乗せて持ってくる。


「僕にだって友達くらい、います」


「そうか。いつも寂しそうではないか」


「それは月読様でしょう? 望月さんとまたお話したいとおっしゃっていましたよね」


「……むぅ」


お二人の言い合いが面白くて、私の頬は勝手に緩む。

神様と、神様の血が混じっている斉賀さんと、神様が見える私。どんな巡り合わせなのだろう。素敵な出会いに感謝しかない。


気づけば外は夕暮れ時。

すっかり夏の暑さもなくなり秋めいてきた。日が傾くのも随分と早くなったように感じられる。


「斉賀さん、今日はお時間いただきありがとうございました。お見積り作成したらまたご連絡します」


「こちらこそ、ご足労いただきありがとうございました」


丁寧な挨拶を返してくれる斉賀さんは、秋の夕日に照らされてキラキラと輝く。まるで神様の存在かのように美しく見えて、しばらく見とれてしまった。


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