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No.6 初めての初めてではない投資
1990年4月4日
父と一緒に証券会社に行く前に、先に銀行に行った。
証券会社に行く前に株を買うためのお金が必要だからだ。
何よりの幸運だったのは俺が浪費家ではなく堅実にお金を貯めていたおかげで、お年玉が50万を超えていたところだ。景気のいい時のお年玉はえらい額だったし、金利も2025年と比べてかなり高かった。まぁ、流石に多すぎるだろ...と思いつつもあながちありえない話ではないと思いながら証券会社へ向かった。
証券会社では受付の人と証券口座を作る申請をした。
よくよく考えてみればまだ銀行からお金を引き出さなくても良かったのだ。なんてったって申請には時間が多少かかるからだ。
証券口座はもちろん海外の株も買えるようにしてもらった。これでアメリカの株も買えるし、擬似的なFXもできないことはない。
いつ申請が終わって投資ができるのか楽しみでしかたがない1日だった。