表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/49

No.10 中間テスト①

1990年5月


中学校初めての中間テストに備えなければならない。

数学と英語さえできていれば両親には何も言われないだろう。

まだ、ベクトルや微積などの難しい数学は高校生になってからだ。まだまだプラスマイナスやらのヨユーな単元ばかり。英語だって一応それなりの大学に出てるんだ。余裕に決まってる。


なんて、昼休み思っていると、


「おい裕二」


「どうした、川崎」


「川崎じゃなくて」


「大介ね。はいはい」


「おい。何回間違えるんだよ」


「(べつにお前の名前だろ。というかまだ間違えた?のは9回目だ)」


「っていうのはさておき、裕二。勉強会しない?お前、数学は得意だろ。その代わり俺の得意な英語と理科を教えてやるわ。」


「う〜ん(別にいらないんだよなぁ。でも正直暇だし)」


「いいぞ」


「よし」


「いつどこでやるつもりなの?大介ん家?」


「今日の放課後にいつでも来てくれ」


「わかった...ってお前ん家どこだっけ?(最後に行ったのが昔過ぎて覚えてねぇなぁ...)」


「はぁ?お前2月にも来てたのに?わかったよ。忘れん坊。じゃあ、明日の放課後に一緒に家にいくのでいいか?」


「りょーかい。他には誰か来るのか?」


「そのつもりはないぞ。多分」


はぁ、早くインターネットが普及して、株をいつでもどこでも見れるようになりたい...と思いながら残りの5,6限を受けていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ