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詩と歌

空に聳え立つ白亜の塔

作者: 日浦海里

空に沸き上がるように

真っ白な雲が立ち上る


夏の熱気を表すように

蒸気のように立ち上る


青い空にそびえ立つ様は

天を目指した白亜の塔に似て


けれどそれは蜃気楼の様に

気付けば姿を消している


内側に秘めるのは

激しさと静けさ

情熱と冷たさ


輝く光

轟く音

叩く水

裂く風


そこには確かに夏が宿り

いつかは移ろう季節と共に白亜の塔は去り行くだろう


空に広がる青と白の季節はやがて

空から彩りが降り注ぐようにして

赤と黃の衣を纏った季節に変わるだろう


しかし今はまだ

聳え立つ白がこの空を支配して

日の光は強く強く輝いている



湧き上がる

入道雲に

想い乗せ

空と海との

境界を行く

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― 新着の感想 ―
[良い点]  夏! という雰囲気がとても伝わってきました。    >空と海との   境界を行く  ここ、好きです。  夏のキラキラした海のイメージ。でも水平線は空に溶けて、夏の入道雲が境界線に。  …
[良い点]  白亜の塔。  地平線の入道雲は、確かに中に入れそうな気がしますね。  荒天のサインなのですけど。なんとなく、眺める分にはあまりそんな感じがせず。むしろ平和を感じてしまいます。 [一言]…
[一言]  ものすごく、ヴァジュアル的ですね。  明確な絵が一枚描ける作品は好きです!  入道雲の、質感・存在感・立体感・実存感を感じます。
感想一覧
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