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銃弾と拳、時々暴言が飛び交う世界で。1

1話、始まります。デデン

ピピピピピピピピピピピピ…


「……う…」


ピピピピピピピピピピピピピピピピピピ……


「……うるせ…」


ピロン!


「っなんだよもう!うるせぇ静まれ!」


と言いながら目覚まし時計をチョップする。

しかしチョップが当たったのは目覚まし時計ではなくスマホ。


「痛っっった!!!スマホ硬っっっった!!!!うあーーーーー!」


「うるさいな姉ちゃん!静かにしろよ!」


「いつからお前はそんな事を言うようになったんだい……お母さん悲しいよ…」


「お前が学校も行かずに働かないでゲームからだしこの口調は姉ちゃんへの意思表示だぞ」


「つまり愛か」


「どこからそのワードが出てきたんだよ…ほら飯。」


コトっという音と共にそこには比較的冷めたトーストとスクランブルエッグ&コーヒーが…


「あーーー!久々のネクストチャージゼリーじゃないご飯!!エナジーナイトよりコーヒーが体に染みる!!!」


「とりあえずほらこれ」


一体どこから出したのかとんでもなく分厚い本。タイトルは『仕事しろ!』

近年稀に見るニートの高速移動によりサッとその本を奪い見事に3メートル先のゴミ箱に遠投しホールインワン。


「あう」


予備だと言わんばかりに二冊目が弟のエプロンから出されそのまま頭へ流れるように直撃。


「痛いじゃないかなにをする!」


「お陰で母さんの死亡保険金もあと残り3万だぞ!せめて金策用意しろ!」


「……どうしてこうなった」


「主にお前のせい」


「勘のいいガキはこうしてやる」


サッと後ろに回り弟が苦手なコチョコチョの構えを取…れなかった。


「もうニートに負ける身体能力やないんやね、お姉ちゃん感心しアダダダダダダダダダダ」


いつの間に!?と言う間もなく脇腹を結構強めにグリグリされてとても痛い。


「イデッ、許して!!働くからぁ!!!」


「ほんとかな」「隙あり」


はい勝った!!ご飯はすでに食べた、あとは部屋に籠るだけ!!


「ちゃんとバイトして勉強してこいよ!じゃ!!」


「えぇ……」


もはや困惑して追いかけることすらしなくなったか。まぁいいけど。あー、デイリーミッション消化してランク上げなきゃ…ログインっと……



A battlefield of wind and bullets2…IN



Mochi Cafe XII:ちーす来ました〜


ISnabemo X:いよっす。今日はみんな寝坊ですかね


Mochi Cafe XII:やつらもニートなのに寝坊するのか…


Udiemyo Ⅰ:よく言った、後で模擬戦をしてやろう


Mochi Cafe XII:げっ!!違いますよ鍋芋が言ったんです!!


Udiemyo Ⅰ:ログでわかってるからさぁ…諦めよ?ついでに鍋芋も後でな


ISnabemo X:嫌ですよ!最新バターは初心者に自慢したいんです〜!!


ISnabemo X:それにあなた大会近いんじゃないですか、練習とかは?


Udiemyo Ⅰ:大丈夫大丈夫、全員お前らより弱いし


Mochi Cafe XII:なら野良潜れよ…私縛りデイリー消化するからさ…


愉快なお友達(バカ)と口論し鬼訓練が決定した私は小隊を石鍋君と組んでボイチャを解放し、野良へ潜る。


今私がプレイしているA battlefield of wind and bullets…略してABWは一般的なFPSと違い、スキルやステータスなど、RPGにあるようなステータスが存在する少々特殊なFPSゲームだ。主にプレイヤーは自分のスタイルに合う銃やスキル、ステータスタイプを決定し100人のバトルロワイヤル戦場へと向かうが、私こと餅カフェとISnabemo X、もとい石鍋ちゃんはステータスタイプが偏っており、単体戦闘では中の下程度だが私ら2人が小隊を組むと勝率は平均6割近くなる…!


「ほい、7キル〜」


「ナイス、狙撃弾余ってるけどいる?」


「ちょーだい、今残りワンマガだから」


「おっけ」


といった流れでスナイパー役の私と突撃役の石鍋ちゃんという編成で今回は挑んだが、基本は2人ともが突撃をする。私は基本PBW2丁持ちで、石鍋ちゃんがショットガンやサブマシンガンで援護が後ろから入る。この銃、ワンマガジンに50発入だから実質100発撃ちっ放しで敵が溶けるんだよね、考えるの苦手だから嬉しい。


「ちゃ〜んぴお〜ん!」


「お疲れ様で〜す、もう一戦潜ります?」


「忘れてないよなまさか俺の事ぉ?」


あーーっと、忘れてたぞ模擬戦。逃げなきゃ。


「石鍋ちゃんが逃げようって個人チャットを…」


「冤罪!?送ってないし思ってない!」


「とか言って?」


「ちょっと思った」


「よし来い、訓練だ」


「「イヤァーーーーーーーーー!!」」(魂からの絶叫)

誤字脱字報告やレビューなどございましたら是非ください!!筆者の顔が1日は笑みで固定されます(微笑


ちなみに説明が全くない用語とかはいずれ用語集する予定です。(文法)

あと最後の会話がチャット方式じゃないのはボイチャだからですね

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