表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
64/123

第63話 火中のカチューシャ

live



「宝箱は〜っと。これか」



 錫杖悪夢和歌詠み女を倒した俺は、数時間ほど休憩していた。


 畳に座っているだけで心が落ち着き、懐かしい匂いがはなをくすぐり、とても居心地が良い。

 だが俺にも目的がある。ここはただの通過点であって、ダンジョンの中だ。遊びに来た訳じゃない。


 そんなこんなで宝箱を探していると、今回は大きな二段の重箱が現れた。



「ごまだれ〜。お? これは......」



 片手では開けにくいので足で蓋を開けると、中には大量の電動マッサージ機が入っていた。

 色も様々で、赤や青から灰色やピンクまで、万人にウケそうな色の電動マッサージ機が詰め込まれている。


 大丈夫。俺の心は汚れてない。これはただのマッサージ器具だ。うん。



「すぅぅぅぅ、はぁぁぁぁぁ。二段目は?」



 左手で一段目を持ち上げて確認すると、二段目には何と、大量の避妊具が入っていた。



「はは、はははは......誰? 宝箱の中身チョイスした人。先生怒らないから出てきなさい」



 心から思う。1人で来て良かったと。

 そして思う。別に誰かと来ても、これが何か分からないよね、と。


 取り敢えず、幾つかはゼルキアにあげるとして、残りはユーディルゲルに売るとしよう。

 貴族なら何かとそういうこともあるかもしれないし、役立ててくれるだろう。


 ......うん。



「行くか。あの錫杖悪夢和歌詠みドグサレピンク痴女も倒したんだし、次は普通のボスだろ」



 あの女が宝箱の中身を選んだ奴だと決めつけ、俺は16層へと足を踏み入れた。

 死人に口なしだ。アイツが犯人じゃないとしても、俺がそう言えば周りも認める。そうだよな?


 うん、そうだ。そうに違いない。



「おぉ。洞窟、森、通路ときて、今度は火山か」



 階段を降りると、そこには溶岩が流れ落ちる通路になっており、どうやら火山内の迷路のようだ。

 立っているだけでも汗が吹き出し、靴が燃える。

 急いで魔力でコーティングしても、間に合ったのは服とズボンだけだった。



「これは......焼け石を歩いている気分だな」



 一瞬でもコーティングを解除すれば、もれなく俺の足は薬草ペタペタコースだろう。

 地面に触れているだけで魔力が蒸発するし、究極的に蒸し暑いサウナのようだ。



「よし、走れ!」



 魔力の粒子を一切動けなくした糸を伸ばしてゴールを発見した俺は、途中の戦闘を回避するルートを構築し、全力で走った。


 途中、壁から吹き出す溶岩に注意しながら走ったせいで、少しだけタイムロスしてしまったな。



「まぁいい。2週目で気を付ければ問題無し」



 17層に降りると、今度は吹雪で前が見えない雪山のエリアとなっていた。

 ここに来て1層毎に環境が変わるとは、ダンジョンも殺意を出し始めたな。



「特にやることは変わらん。遠隔で魔物を殺して攻略するだけだ」



 火山迷路は出来なかったが、他の層では全ての魔物を殺している。

 このダンジョン内、特に何もせず5秒歩いただけで魔物と接敵するからな。掃除して行かないと後続が困るだろう。


 いや〜、俺ってば優しいな! 良い男かもしれない。

 ミリア......褒めてくれるかな?



「知らん。でもきっと、ミリアは褒めてくれるはずだ」



 そうして独り言をブツブツと呟きながら歩き、次の階層への入り口に来た。

 流石に16層と17層の温度差が酷く、休憩を入れる余裕も無いので、さっさと18層へと足を踏み込む。



「うわぁ。沼地かよ」



 1歩足を出すと、ズブズブと泥の中へと沈んでしまった。

 どうやら18層は沼地の層になっているようだ。



「ん? 何か痺れる」



 水に着けている手がピクピクと痙攣した。

 これは内部から筋肉が痙攣しているのではない、外部から痺れさせる何かが居るな。


 俺はアタリをつけて周囲を見回すと、こちらを見つめるウナギのような巨大な魔物の姿を発見した。



「デンキウナギか。でもアレはちょっと......」



 デカすぎる。

 俺の視線の先に、15メートルは優にある、超巨大デンキウナギが沼地を泳いでいた。



「蒲焼き食べたくなってきたな」



 魔法で首を落としてやると、巨大デンキウナギは塵となって消えてしまった。

 もし肉体が残るようなら、俺が料理して食べたのに。


 あぁ、でも蒲焼きのタレが無いのか。

 これもいつか、ミリアに作ってもらいたいな。



「気付くとミリアのことを考えてる自分がいることに驚きを隠せない自分がいることに気付いた俺」



 一周まわってミリアのことを考えていそうだ。

 あの夢を見てから、どうもミリアが脳裏にチラつく。

 錫杖女は最後に、『堕ちる悪夢へ誘われむ』と言っていた。俺の中で、ミリアが出てくることの何が悪夢なんだ?


 愛する人を想うことの、何が悪夢なんだ?



「あのクソ錫杖悪夢和歌詠み女が。次に会ったらミリアの素晴らしさを10時間は語ってやる」



 生きていることが悪夢だと、そう思わせてやる。

 アイツとの出会いは、それほどまでに不愉快だ。



「──あ、もう次の層か。早かったな」



 グチグチと15層のボスを呪っていると、もう沼地の魔物を全て倒し終えてしまった。

 魔法が強すぎてつまらなく感じる。

 舐めプじゃないが、剣の練習と称して魔法を縛ろうか。



「いや、やめとこ。ここで死んだらミリアに会えない」



 せめて最期は、大切な人の前で散りたい。

 幸せだったと。そう言って死にたいんだ。俺は。



「次じゃ次じゃ。余の前に敵無し! なんてな」



 朗らかな気持ちで19層への階段を降りると、鳥の囀りと川のせせらぎが聞こえる、自然の美しさが全開になっている森エリアに来た。


 木の一本一本がしっかりと根を張り、青々とした葉を着けている。



「おかしいな。魔物が居ない」



 数分ほど森を歩いているが、鳥以外の動物が全くと言っていいほど見当たらない。

 川を覗いても魚は居らず、地面を見ても虫すら居ない。

 花粉を運ぶ者が居ないせいで緑と茶色に染まったこの森は、まるでダンジョン魔力で『生かされた』ように感じる。


 これはもしや......休憩フロアか?



「一旦帰るのもアリだな。上層と思しきダンジョンの魔物は全て倒したんだし」



 でもなぁ〜。ここまで来たら攻略したいよなぁ。

 そう思ってほっつき歩いていること数分。

 川の上流にある滝。その裏に何かあると思い足を運ぶと、小さな洞窟の中に宝箱が置いてあった。



「俺のゲーム脳も伊達じゃないな。だがこれ......怪しいな。ツバキさんが大剣を扱い出すくらいには怪しい」



 変な例えで宝箱の蓋を突っついてみた。

 特にこれまでの宝箱と異常は無いが、この場合、異常が無い方が異常なのだ。


 何せ、ボスを倒していないのに見付けた宝箱なんて、十中八九罠だろう。



「よし、逃げ道の確保は完了した。身体強化、全開!」



 滝の入り口まで魔力で強化した通路を作ると、俺は全力で逃げる準備を整えてから蓋を開けた。



「な、何これ? カチューシャ? それも猫耳?」



 宝箱に入っていたのは、白猫の耳が付いたカチューシャだ。それと一緒に同封されていた紙を見てみると、取扱説明書と書いてあった。



「なになに......『本製品を着用してる間、爆発的に脚力が増加します。また、動物本来の欲求が強くなります』と......どういうことだ?」



 脚が強くなるのはまぁ、猫ということで理解出来る。

 だが動物本来の欲求が強くなることは全く理解出来ない。

 動物本来の本来......何だろう。生存本能とか?



「これもお土産だな。さて............」



 スチャッと猫耳カチューシャを着けた俺は、頭の奥にガンガンと何かを叩き付けるような違和感を覚え、全力で洞窟から飛び出した。


 すると宝箱のあった洞窟の中から、尋常ではない勢いの炎が。



「罠......だよな。何か嫌な予感がして逃げる判断は良かった」



 これがカチューシャの力か。今のが生存本能か?

 何にせよ、助かったのは間違いない。

 好奇心で着けたことが、まさか自分の命を救うとは。



「まぁ? 別に? 炎の中でも生きていけますけど?」



 身体強化を使ってるからな。あれぐらいなら──



「やっべ! 森が燃えてる!!!」



 洞窟どころか川の周辺まで炎を吹き出した洞窟は、附近にある森に火の手を伸ばしていた。

 バチバチと音を立てて燃え広がる炎。

 消化するより前に、洞窟の入り口を塞がないと!



「はぁ!? 洞窟溶けてる!」



 土の魔法を使おうとしたが、もう既に洞窟は跡形もなく溶けていた。

 そして嫌がらせと言わんばかりに川の水が止まり、消化も楽に出来ないようにしてきやがった。



「あぁもう! 分かったよ走るっての!!」



 俺はカチューシャを着けたまま全力疾走し、炎から逃げながら20層への階段で立ち止まった。

 ここまで段々と強くなるボスを相手に、そろそろ簡単な魔法だけでは厳しいと思える。


 何か対策を立ててから行こうか。



「解毒草を口に入れておこう。暗室者の自害の逆バージョンだな」



 暗室者は奥歯に毒を入れておき、任務失敗と同時に砕いて毒を飲む。それの解毒草バージョンを仕込み、次の準備に入った。



「最初から魔力を出すか。んでもって刀を持つと」



 ヒビキから譲り受けた刀を抜き、戦闘前から魔力の球体を背後に浮かべておく。こうすれば近距離戦闘も遠距離戦闘も、両方に対応出来る。


 片手で刀を扱うのは不安だ。

 二刀流のように、左右でバランスを取れる体じゃないからな。



「でもやるしかないんだ」



 まだ20層だ。こんな所でへばってちゃ、いつになっても帰れない。

 そう言えば、もう時間的には夜だよな。

 昼にガーランドに着いて、それからずっとダンジョンに居るし、生存報告も兼ねて帰れば良かった。



「俺、20層を攻略したら皆の元に帰るんだ......!」



 盛大な死亡フラグを建てた俺は、20層のボスフロアへと足を踏み入れた。




◇ ◆ ◇




 一方その頃、地上では夜通し作戦会議が行われていた。



「だ〜か〜ら〜! そのガイアってガキが死んでる可能性は馬鹿みたいに高い訳だろ? なんで俺達を入れねぇんだよ!」


「アイツはそう簡単には死なない。君のパーティメンバーが死んだからと言って、彼に当てはめるのは辞めてもらいたい」


「公爵様よォ、それはちぃと俺達のこと舐めてませんか? ガキ一人で攻略出来るほど、あのダンジョンは甘くねぇんですわ」



 作戦会議。

 否、不毛な話し合いが繰り広げられている。


 今回の会議は、ユーディルゲルが集めた傭兵パーティ2つのリーダーと、領主であるユーディルゲル。そしてガイアの旅仲間である、スタシアとエメリアが参加していた。



「君達を呼んだのは、万が一ガイアが死亡し、ダンジョン内から溢れ出た魔物を狩る為だ。未だに1匹の魔物も溢れていない現状、君達がダンジョンに入ったところで得られる物は無い」


「ハハッ! 中でソイツが死んで、魔物で溢れるまで待てって言ってんのか?」


「違う。ガイアは絶対に攻略出来る。そう信頼を置いているのだ」


「高々そこのガキくらいの奴が、ですか? 公爵様も中々狂い始めてんですねぇ?」



 机をドンドンと殴る音が響き、罵声と意見の混じった言葉を交わす3人に、特に何も言わないスタシアとエメリアは飽き飽きしていた。



「うるさいのぉ。そんなに心配なら余がガイアを迎えに出向くぞ? 安心せい、お主らより強いからの」


「あら、言うわね。私なら転移で移動も出来るけど?」


「スタシアは弱い。この中でガイアを殺した魔物と戦える者など、余かユーディルゲルくらいだろう。そこの子犬と羊では、ガイアの仇は討てぬ」



 ハッキリと行った、弱いという言葉。

 スタシアは理解をしているのか引き下がったが、傭兵の2人はその限りではない。

 強さを糧に生きてきた彼らにとっては、弱いという言葉は己を否定されるようなもの。


 それも、10歳程度の女児に言われれば反論する他ない。



「おいクソガキ......テメェ何つった?」


「俺らが弱いだと? 舐めた口聞いてるとぶっ殺すぞ!!」


「ほう? では殺せばよいではないか。ほれ、余は無防備じゃぞ? 早うせんか」



 火に油を注ぐ言い争いをする4人。

 このままでは埒が明かないと判断したスタシアが、小さくため息をついた。


 そして口を開こうとした瞬間──




「夜中にギャーギャーうるさいなぁ。騒ぐなら他所でやれよ、バカ共」




 左眼を失い、全身が血に塗れ、左肩の一部が欠け、中指から小指が何者かに食いちぎられた姿のガイアが、メイドにドアを開けられ現れた。



「「「「「なっ......!」」」」」



「ガイア! お前その傷......」


「50層のボスがドラゴンでな。思ったより苦戦した」



 ガイアはボタボタと床に血を流し、扉に凭れ掛かった。

 明らかに無事ではないその姿に、ユーディルゲルでさえ何も言えない。



「ガイア......お主......」


「泣くな、エミィ。肩以外は傷を塞いでいるから、ちょっと薬草を使ってくれ」


「う、うむ」



 手が届かないからと薬草を渡したガイアの手。

 その手を握ったエメリアは、残った2本も骨が砕けていることを知ってしまった。



「馬鹿者......何故そこまで戦ったのじゃ......」


「楽しかったから」


「は?」



 正気とは思えないガイアの発言に、その場に居た全員がガイアに目を向けた。



「戦うことが、この上なく楽しかったからな。久しぶりに思い出したぞ。強敵と戦う時の高揚感を。帝国の時とはまた違う、魔物と戦う楽しさを知ったよ」



 今までで1番長く共に居たスタシアでさえ、クツクツと笑うガイアの顔を知らず、その顔に恐怖心さえ抱いた。

 それに対しユーディルゲルは、かつてのガイアが騎士に何と言われていたかを思い出し、苦い顔を浮かべる。



「馬鹿者......馬鹿者馬鹿者馬鹿者!!!」



 バシン!!!



 笑い続けるガイアの頬を、エメリアは全力で叩いた。

 人間の姿をしているとはいえ、エメリアは黒龍だ。それもドラゴンの中で最強と言われるほどの者に叩かれては、幾ら強化したガイアであっても無事では済まない。



「......ぅう」


「お主が戦いに身を投じ、悦楽の末に死ぬような者だと言うなら、余はここでお主を殺すッ!!!」


「ちょっと、エメリア!?」


「それは私も同意出来ないぞ!」




「うるさい!」




 エメリアの魔力が乗せられた怒号は、領主邸の全ての窓ガラスを破壊した。


 魔力の乗った声とは、その者の強さで力が決まる。


 この世で最強の魔物と言われている存在、それが魔王。

 そんな魔王に勝らずとも劣らない黒龍の魔力は、この場に居る4人を威圧し、拘束するには十分だった。


 だがしかし、この場には唯一、エメリアの声で拘束されない者が居た。

 そう、魔王と同等の強さを持つ、1人の男を除いて。



「エメリア。落ち着け」


「嫌じゃ! これが落ち着いてられるか!」



 ガイアに跨るも、その顔を一切見ないエメリア。

 そんな彼女を前に、ガイアは1本のガラス瓶を取り出した。



「ッ! ガイアさん、それ......」


「ふぅ......効くねぇ。久しぶりだな、俺の右腕。元気してたか?」



 ゴクリと飲んだそれは、眩いばかりの空色の光を放ち、たちまちガイアの傷を塞ぎ、無くなっていたはずの左眼と右腕を再生させた。



「エリ......クサー」



 エリクサー。

 それは金貨1万5000枚を超える、伝説の秘薬。

 飲んだ者のあらゆる傷を修復する、万能の薬。

 身体の欠損すらも回復するその効能は、手に入れる為に国を売り払う者が現れる。


 そんな薬は、旅の間ずっと失っていた右腕をも復活させた。



「殴られた衝撃で思い出したよ。そう言えばエリクサー拾ったな〜って。前に見たことはあったんだが効能を深く知らなくてな。危うくタンスの肥やしならぬ、影の肥やしになるところだった」



 ガイアは気付いていなかった。10層のボスフロアの宝箱から拾った、この世で最も貴重な薬の存在を。

 それをエメリアに殴られたことで思い出したのは、ラッキーと言わざるを得ない。



「おいで。心配してくれてありがとうな、エミィ」



 両手を広げたガイアに、そっとエメリアは抱きついた。

 静かに涙を流しながら顔を擦り付ける姿は、ガイアの最愛の人物がよくやる行動に酷似していた。



「ガイアさん......ダンジョンは?」


「攻略しました。51層の心臓を突いたら、異物を吐き出すみたいに外へ飛ばされました。今は1層しか無いので、ユーディルゲル次第です」


「そう......その」


「何ですか?」



 何かを言おうとするが、口に出ないスタシア。

 ここまで共に過ごして来たと言えど、今の彼女が抱く感情は初めて感じるものだった。



「スタシアさん?」



 席を立ち、床に座るガイアの元へ来たスタシアは、エメリアごと一緒に抱きしめた。



「おかえりなさい......よく、頑張ったわね」


「......はい。頑張りました」



 褒めてあげたい。ただただ、彼の頑張りを認めてあげたい。

 その幼き体がボロボロになるほどの戦闘をして、生きて帰って来たことを褒めてあげたい。


 そんな、母性のような想いを抱いたスタシアの行動だった。



「さて。私はこの2人と話をするから、3人は先に休んでくれ。今回のことはきっちりと礼をする」


「いいよ。お前に出会えたんだし、割り引きしてやる」


「感謝する」



 ユーディルゲルが指を鳴らすと、部屋に数人のメイドが入って来たが、皆完治したガイアの姿を見て驚愕した。

 あれだけ廊下に血を撒き散らした者が、今や無傷で腕も治っているなど信じられないからだ。


 そうして慌てるメイドに連れられて寝室に入ったガイアは、誰よりも早く、深い眠りに着いた。



「頑張ったの、ガイア。余も褒めてあげるのじゃ」



 ちゃっかりガイアと同じ部屋に入ったエメリアは、ガイアを大切そうに抱きしめながら眠った。



スタシアさんがデレた! デレシアさんだ!!!


それでは次回もお楽しみに! よければブックマークや★評価など、よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ