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メリークリスマス

メリークリスマス!

この話はゴループ町に行く1年の間に起きた出来事です。

 クリスマス。

 前世で世界的に馴染みのあるイベントだ。

 街中にはサンタコスや、カップルが増える謎のイベント。

 ちなみに俺は……。

 ふっ。

 いつも家族と一緒だったぜ。

 家族と過ごすクリスマスもいいんだからな!

 クリスマスよりも、正月だろ!

 年明けだろ!

 年明けもカップルがいっぱいいる?

 そそそそんな訳w

 ……外に出たことないから分からないけど。

 まぁ、とにかくクリスマスというイベントがある訳だが、この世界にもどうやら似た者があるらしい。

 前世はイエス・キリストの誕生日だったが、この世界にはいない。

 その代わりに、この世界の唯一神である、ヴィヌアヌスの誕生日を祝うというものらしい。

 今俺は森の中にいる訳だから人とは会わない。

 が、街では前世のクリスマスのような飾り付けなどをして、ケーキを食べるらしい。

 しかも、この世界もカップルが増えるらしい。

 クソが!

 しかし、この世界の神はカップルが嫌いなのか分からないがとある魔物がその日限定で現れる。

 そいつは今俺の目の前にいる。


・個体名 :なし

・種族  :バクハツマ

・種族Lv1

・HP  :10

・EP  :10

・知力  :10

・物攻  :10

・魔攻  :10

・物防  :10

・魔防  :10

・素早さ :10


取得能力しゅとくスキル


希少能力(レアスキル)

『カップル特効』


・称号

『聖夜の破壊者』


 という感じだ。

 ステータスは全然驚異ではない。

 一般人でも余裕で勝てる相手だ。

 しかし、恐るべきところは希少能力である『カップル特効』と、称号の『聖夜の破壊者』。

 その内容は、カップルが相手だと魔攻のステータスに50000の『カップル特効』のバフと、カップルが相手だと『爆発魔法』を自身に付与するという恐るべきものだ。

 男女一緒に居なくても謎の嗅覚は分からないが彼氏彼女がいると適用されるらしい。

 ちなみに『爆発魔法』は『火魔法』の派生先にある、取得困難な魔法だ。

 男女別々であれば、そのバフは適用されないのだが、適用されると、どんな相手でも吹き飛ぶだろう。

 もしそういった状況になったら、物攻と魔攻以外は上がらないので迅速に対処出来れば大丈夫だ。

 なのだが、爆発魔法を使うまでが早いので大体対処出来ないらしい。

 なんて恐ろしいのだ。

 見た目は、犬のような見た目をしている。

 それもまた恐ろしい部分だ。

 しかし、俺を前にしても全く持ってステータスは変わらない。

 ……おかしい。

 俺に彼女がいないとでも言いたいのか!

 はいそうです!

 いないよ!

 はぁ……。

 なんて辛いノリツッコミなのだ。

 流石のバクハツマも同情したのか俺の顔にスリスリしてきた。

 同情が一番精神にくるなー。

 バクハツマという名前は爆発間と爆発魔が合わさっているとの情報が一番信用性があるらしい。

 この魔物はこの日にしか現れず、次の日の朝日が昇ると魔物は消滅する。

 目の前に適用内の相手がいないとバフは乗らないのだが、この魔物は街に向かって進軍する習性がある。

 なので、冒険者達に依頼が来るのだが、彼氏彼女がいるとまともに戦えないために、独り身の者たちだけで戦うらしい。

 なんて残酷なんだ…。

 報酬が上手いためくじゅうを飲みながら、リア充達のために働く姿を想像すると涙が出てくる。

 この世界にも同志はいたわけだ。

 はぁ。

 嫌な思い出を思い出しちゃったな。

 すると突然後ろの方で爆発音が聞こえた。

 なんだ?!

 もしかして、人が居たのか?

 それもカップルの。


《いえ。恐らく魔物が交尾しているのを見たの…》


 世界認識さんもういい。

 俺は耳を塞いだ。

 魔物だって生きてるもんな。

 でもよう。

 クソーー!

 その日俺は泣きながらいつもよりも多くの魔物を倒したのだった。

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