第1章9 勝利を収めて
ケントの体を探り鎖の鍵を探す。
「あ、あった。」
そして、鎖を外し両手を自由にする。
くーっ!やっぱり両手が自由だと気分も楽だ〜!
それと同時に、スキルが戻ってきたのが分かる。これがないとやってらんねー!
『世界認識』も戻ってきた。世界認識さんー!
《ご要件はなんでしょう。》
なんも無いです。すいません。
まずは、妹にバリアを『創造』で付与する。これでひとまず安心だ。
俺が戦っている間、ずっと寝ていた。寝すぎだろと思うが寝る子は育つというし、そのままにしとく。
俺を襲ってきたやつを見る。皆ぐっすりと眠っている。死んでるかもしれないと思ったが寝息が聞こえてきたので問題ないだろう。
それと、こいつらが持っていた旗を見る。何やら記号のような何かが書いてある。どうやらこれがラリア王国の国章のようだ。
そろそろこの世界について知るべきだ。言語も日本語ではなかったし。
何故言語を聞き取れたかと言うと、『言語認識』の力だ。この能力意外とというか、すごく便利だった。このスキルがあれば前の世界で英語余裕だったのに…。
さて、この世界について知るというのはいいが、周り一体は森。ここからこの世界について知ろうと言うのは無理だ。
なので、どこかの街に行きたいが…。
妹を見る。ぐっすりと眠っており、可愛い寝息を立てている。
また俺たちを狙う奴が現れるかもしれない危険と隣り合わせになる。が、このまま現状維持ではダメだ。
とりあえずまずは、どこか街を探さないと…。
『空間認識』を使って、この辺一体を探知する。そう思っていた所に。
《スキル『空間認識』を賢王から外し、希少能力『空間支配』と併合させました。》
ん?なにやら凄いことを聞いたような気がする。
そう思い自分のステータスを確認する。
個体名:なし 種族名:上級魔族
HP :8302/8302
魔気量:20543/20543
知力 :9378
物防 :1516
物攻 :1926
魔防 :567
魔力 :630
素早さ:987
取得能力
・希少能力
『賢王』『空間支配』『狼王』『色欲』『創造』『魔気感知』
・普通能力
なし
種族特性
・『睡眠無効』・『自動再生』・『魔気量上昇』・『狂乱』
俺のステータスが出てきた。
本当に『空間支配』になっている。そういえば戦ってる最中に言ってたな。忘れてたぜ。てへ。
『空間支配』のスキルは文字通り、一定の空間を自由に支配することが出来る。ただ、発動までに時間がかかるので避けられる相手には避けられる。
それでも、前世の俺では回避は困難だっただろう。魔気の流れを感じれなければ発動しているのは分からない。
どんなことが出来るかと言うと、空間を捻じるや、空間を切断するなど、多様性に優れている。
いいスキルを得られた。多分世界認識さんが、『模写』を持ってしてケントから模写したのだろう。
ケントはこれを使いこなせてなかったが、俺には世界認識さんがいるから安心だ。ただ、世界認識さんにずっと頼りっぱなしだと能力封印をかけられた時に俺はただの一般人に成り下がるからな。
俺だけでも大丈夫なようにしとかないとな。
こうして見ると、ノーマルスキルをひとつも持っていない。レアスキルだけというなんとも偏ったステータスだ。
知力はもうすぐ5桁に達しそうだ。知力は物事を考えることや、『空間支配』で空間を探知する時の範囲が広がるなど、意外と必要になってくるステータスだ。
『賢王』にあるスキル『知力超上昇』のおかげだ。
…スキルの中のスキルって何だかよく分からんな。深く考えてはいけないものだ…。
Lvという概念がないが、ステータスはどうやって上げるんだと思ったが、Lvを表示してないだけで、Lvという概念はあるらしい。
まぁ、Lvを鑑定できるようなスキルは少ないし、アイテムでも、この世界では破格の価値があり、持っている人は極小数だ。
ちなみに俺の今のLvはLv5だ。狼王を殺した時にLvが上がったらしい。世界認識さんに、Lvが上がった時報告してくれとお願いした。
ただ、知力意外のステータスの伸びはあんまり良くない。と言ってもこの世界基準で言えば破格の数値だと思う。
倒した奴らのステータスを見れば良いか。
そうして倒したヤツらのステータスを見ようとしたが…。
「誰も居ない?」
そこには誰もおらず、でこぼこした地面だけであった。旗も武器も、何もかもが無くなっていた。
ステータスを解禁したのでこれからどんどんステータスが出てくるでしょう。
めんどくさいですね。
参考として狼王のステータスを載せときます。
個体名:なし種族名:狼
知力:250
物防:2543
物攻:1826
魔防:110
魔力:102
素早さ:720
取得能力
希少能力
『狼王』




