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幽閉された式神使いの異世界ライフ  作者: ハクビシン
2章-4 錬金術師試験と今後の計画
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デービル、アナハイムさんの種族と、新たな友

 そこに居たのは、黒髪のデービルさんとロマンスグレーの髪を持つアナハイムさんの二人と、俺と同じ位の、ホワイトアッシュの髪を持つ男の子だった。


 しかし、様子がおかしい。


 魔力感知に引っ掛からないのと同時に、二人の魔力が、別の所に存在していた。


 そう、俺達の後ろに二人分の魔力、俺の頭上に1人分の魔力反応があった。


 直ぐに無詠唱で頭上と婚約者達の周囲に『二重結界』を張り構える。


 頭上からの襲撃は、俺に対してだけであり、斬撃と魔術の同時に攻撃だった。


 魔術は結界に阻まれ、斬撃は結界に触れた瞬間、相手の身体ごと弾き返す。


 婚約者達の結界は維持しつつ、残りの魔力を威圧に回し、鏡花水月を抜く構えを取ると、デービルさんが、間に立つ。


「そこまで」


 とアナハイムさんの声が掛かった。


「突然申し訳ありません。この度、ソル殿下が、ルーク様の強さを知りたいと仰られましてな、デービルが連れてきたのですが、いやはや」


 アナハイムさんは、冷や汗を浮かべて説明しようとしていると。


「へー、俺の攻撃を受けても消えやしない障壁か、スゲーなこれ」


 と先程弾き返した襲撃者がやって来る。


「俺の名前は、ソル・ロードス・ドーランそこに居るソフィアの兄だ、宜しくな!!おーいギルお前も来いよ」


「ソル殿下、あまりこういった事はしない方が、印象も良くなると思うんですが?」


「平気だろ、どうせ次期皇帝はロキの兄貴だし、俺とガンドは冒険者に成るんだからよ」


「申し遅れました。私はギルバート・ロイサム、お爺様であるアナハイム執事長の下で、執事見習いをしております。先程の障壁はお見事で御座いました。私は先程の様な、幻覚を得意としております」


 ソル殿下は、レイ皇帝陛下と同じ、ホワイトアッシュのウルフカットとアメジストの様な紫色の瞳のアーサーと良く似たタイプの男子。


 ギルと呼ばれた男子は、薄い灰色のロングヘアを持つブラウンの瞳の大人しいタイプの男子だった。


「うん、俺はルークだ、宜しくな」


「さて、ご挨拶も終わりましたし、ギル?お説教の時間です。ソル殿下も後でレイ様とロキ様からお説教が有るそうですのでお覚悟を」


 挨拶を返した後の、アナハイムさんの言葉に、二人は顔を青くして、ギルバートは外に連れて行かれた。


 残ったソル殿下は、デービルさんが確保しており、こちらに関しては、既に気を失っていた。

 その顔は、恐怖していると言うより、地獄に落とされたと言った様か。


 俺は、新たに友となりそうな男達に、合掌して、別れを告げた。


「兄様が、ご迷惑をお掛けしました。後で私からも絞めて置きますわぁ」


 ソフィアが大変ご立腹な顔をしていたので、頭を撫でて、そのまま額にキスを落とす。


「大丈夫だから、軽く済ませてあげてくれ」


 そう言って、ソフィアから離れ、他の婚約者達の怪我の有無を確認しながら、みんなの額にキスをした。


 メアさんが俺の顔を見て、何か言いたそうな顔をしていたが、その前に、ソフィアが話し掛けてきた。


「エリーゼ、お友達って兄様の事ですの?」


「いいえ、違いますよ? もう1人の方です」


「ギルバート・ロイサム?」


「彼、アナハイムさんとデービルさんの種族の先祖返りらしいよ」


「デービルさん達って人族じゃ無いのか?」


「えぇ、ルーク君は知らないかも知れませんが、デービルとアナハイムさんは、幻魔族と言われる太古の種族(エルダールーツ)の子孫ですよ」


「それじゃあ、ギルバートは幻魔族なのか」


「まだ覚醒していないらしいのですけどね」


「まぁ、覚醒したとしても、問題はありませんよルーク様。もしもの時は、私が覚醒をしますので」


 いつの間にか、後ろにはアナハイムさんが立っていた。

 あちらこちらが、襤褸に成ったギルバートを片腕で担いで。


「お帰りなさい、アナハイムさん」

「ただいま戻りました。ルーク様 因みにですが、覚醒出来ますが、私は幻魔族の血をデービル程引いてませんから、本当に不味い時は、デービルが防ぎます」


「私も覚醒出来ますけど、そんな大したこと無いですよ?せいぜいが幻覚が効かない位ですから」


 丁度話を聞いていたのか、デービルさんも帰ってきたみたいだ。


「さて、皆様。馬鹿孫達のせいで大分時間が過ぎてしまいました。お茶会は、どうされますかな?」


「そうですわね、今日のところはお開きにして、明日ルーク様以外の女性陣で行いましょうか?メアさんも参加ですわよ?」


「「そうだね、そうしましょう」」


「……わたしも、良いの?」


「えぇ、もちろんですわ。婚約者と候補者として、お話をしましょう?」


 どうやら、お茶会は俺以外で行われる様だ。

 せめて、お茶請けくらいは届けるか作るとしよう。


「それでは、ルーク様は明日お時間がありますかな?」


「そうですね、昼からなら空いてますよデービルさん」


「では、明日の昼過ぎにお迎えに伺います」


「何をするんですか?」


「いえ、ちょっとした戦闘訓練を行おうかと思いましてな、ルーク様も如何かと思いましたので、魔術と戦闘のですが」


「でしたら参加します」


 この二人の戦闘訓練なら、参加してみたい。

 おそらくダリウスと行う訓練と同じか、それ以上の効果が得られるだろう。

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