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幽閉された式神使いの異世界ライフ  作者: ハクビシン
1章-1ようこそ異世界へ
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プロローグ2~相棒との再会と転生準備~

転生準備と相棒との再会です。

「刀夜、名を呼べ、もう泣くな」

 

不意に声が聞こえた。

「カミナ…なのか?」


「以外に誰だと思うんだ?」


 優しくも、力強い女性の声が、耳元から語りかける。


「あぁ、すまないな、思ってなかった所から、声が聞こえたからな」


「はぁ、変わって無いなら安心して居られたけど、私の主ならもっとしっかりしなさい。昔の方がまだマシよ」


「だよな、『招来カミナ』!!」


 式神の名を呼び、姿を顕現させる。


 しかし、現れた姿は、犬の姿(昔の姿)ではなく、黒がベースで、白や金の華やかな刺繍が入った着物を着た、切れ長の目、金色の瞳と肩まである黒髪の艶やかな女性だった。


「さて、これでようやっと話が進むかのぅ」


 月読尊(ツクヨミノミコト)はお茶を飲みながら呟いた。

 ――――――――――――――――――

「何で人の姿をしているんだ?」


「エウリシアが言うには、この姿の方が向こうでの生活がしやすいらしいのでな、因みに犬の姿と獣人の姿にもなれるぞ」


 女性にあまり接する事がなかった為、視線をそらしながら聞くと、カミナは笑いながら質問に答えた。


「そうでした、まだ刀夜さんには、私の世界に転生するか聞いてませんでした。」


「転移ではなく、転生ですか?」


「はい、身体を調べて判断したのですが、あの身体では、転移に耐えられないのです。地球での蘇生も出来ないので、責任を持って私の世界に来ていただこうかと思ってます」


「それで転生なんですね、死んでるんだから当たり前か、カミナと一緒に居たいからお願いします」


「では、転生先とスキルに、私からのギフトを決めますので、この中からスキルを選んで下さい、スキルは後からでも覚える事が出来るのも分けてますから」


 オルムス神は、タッチパネルの様なものを取り出し渡してきた。


「オルムス神、スキルは何個選べるんだ?」


「6個程選んで下さい。でも本来なら、ランダムなので特例ですから、あと名前で呼んで下さると嬉しいです」


「了解、エウリシア神」

 スキル表を見ながら、6個のスキルを選んだ。


 ◎自己回復速度upLv1(体力、魔力の回復速度が速くなる、Lvに応じて速度上昇)


 ◎自己回復力upLv1(体力、魔力の回復量が大きくなる、Lvに応じて回復量増加)


 ◎成長力促進(能力値の増加やスキルLv等の成長値が大きくなる)


 ◎フル・エレメント(全属性魔法を修得、魔力の消費量1/10)


 ◎ウェポンマスター(武器の使用時、その武器を最適化させる事が可能)


 ◎錬金術(物質の錬成、変換が可能、Lvに応じて必要素材の減少、最大Lvで不要になる)


近接戦闘型魔術師を意識したスキル構成を目的に選択していった。


その間、カミナは犬の姿で丸くなって眠ってしまった。

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