第2話
仕事休みの日に書きながらの投稿なので1週間に2話を目標に頑張ります。
異世界に生まれて1年が過ぎた。
まだ話す事は出来ないが、単語ぐらいなら喋れる様になりよちよちとだが歩ける様になった。
行動範囲が広がった俺はキャロット改めキャロと一緒に屋敷を探索して書斎を見付けたので本を読めるようにキャロに絵本を読んでと頼んだが、キャロはまだ文字は勉強中との事で母親のローザや祖母のサーラ、メイド長のマーシャが手の空いてる時間にキャロと一緒に文字を覚える為に読んで貰っていた。
実はあれから書庫のユニークスキルでこの世界について調べた所読めなかったのだ。
喋る事と読む事は違っていてまだ書庫は活用出来ていない。
言語も色々な種族がいるファンタジーな異世界の為、複数あるような感じもする。
その為に、絵本から北方大陸語の文字を覚え始めている所だ。
また、新たな家族としてベート辺境伯家当主で祖父のアーサーと当主夫人のサーラとも顔見せが終わり、2人とも若く見えて20代ぐらいに見えるが実際は40代前半でとても驚いた。2人は俺が初孫で毎日顔を見に来ては可愛がってくれるから嬉しい。
「アルよ、お小遣いは足りてるか〜」
「あら、あら、あなた。まだアルにお小遣いは早いわよ。」
「そうだったな!、ならアル何か欲しい物はないか?ジイジが何でも用意するぞー。」
「わーい!、ありがちょ。じー!絵本がほてぃー!」
「うふふ、アルは偉いわねー。絵本で文字のお勉強するのよね〜。」
「うん!」
「おお!、アルは天才じゃなー。ワッハッハッハ!おまえやローザの様に頭は良さそうだ!だ、だが剣とかの方がアルは好きじゃないのかー?」
「あら、あら、あなた。まだ剣はアルには早いですよ。あなたの孫でアインの子ですからそのうち剣にも興味が湧きますよ。」
「そうだった、まだ1歳になったばかりじゃったな。アインが1歳の頃は元気じゃったが、もっと言葉足らずだったしのー。アルは天才じゃなー!ワッハッハッハ!」
前世は趣味全快で親友とは絆が深くあったが、家族は結婚もしないで趣味全快の俺に呆れて距離があったから尚更今の家族は愛情を感じれて嬉しい恥ずかしい状況だ。
また、父親のアインは俺が無事に産まれ育っているからだろうか新たに妻を迎え入れるみたいで、
第2夫人はオエム子爵次期当主の令嬢でマリアさんと言う17歳の女性だ。
貴族だからだろうか、一夫多妻が当たり前な世界に転生したのだと実感していた。
『まじでこんな若い女性を2人も妻に出来るなんてスゲーな父よ。俺もいつかはハーレム…出きるの…かな。』
ハーレムを夢見ていると、マリアさんが母親に抱っこされている俺の前に来てローザと俺に挨拶をしてくれた。
「ローザ様、アルベルト様、これから一緒にアイン様を支えて参りたいと思いますので、よろしくお願い致します。」
「うん!、マリアちゃま。よろしゅくでしゅ。」
「アル良く挨拶出来ましたね。マリアさん家族になったのだから、これから一緒にアインを支えていきましょうね。」
「はい!、ローザ様!」
挨拶も終わり、マリアさんが屋敷での生活に慣れた頃に屋敷の庭で関わりのある貴族や商人などを招待した父アインと義母マリアの結婚式が行われた。
結婚式から半年程でマリアさんが妊娠しているのがわかり新しい兄妹が出来る事にワクワクするのと皆んなに絵本を読んで貰って北方大陸共用語が文字の読み書きが出来る様になり言語へとスキルも変化し無事に北方大陸共用言語を習得する事が出来た。
これでやっとユニークスキルの書庫で更に知識を求める事が出来る様になった。
早速、自室で書庫スキルを活用しようとしたが、俺専属のメイド予定でメイド見習いのキャロが常に側に控えているので使い辛い。
暫くは、日中にキャロと一緒に子供向けの魔法書やバルトハルド王国や近隣の諸国の歴史書を読み勉強しつつ、寝る前に書庫で日中気になった事を学習する事に決めて知識を増やしている。
2歳までの半年で魔力や魔法、北方大陸の周辺国については詳しくなったであろう。
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俺が学習した知識は以下のとおりだ。
魔力とは
・全ての生物が持っている力
・一部の無機物は魔力を蓄える事が出来る
・空気中は魔力の素である魔素で溢れている
・魔素を取り込む事で魔力として様々な事柄に利用する事が出来る
・使う事で許容量は少しづつ増加する
・使う事でより効率良く活用する事が出来る
・体内に魔力を循環させる事で循環させた場所が強化される
魔法とは
・魔力を基に詠唱を補助にイメージを具現化した現象
・種類により属性が分けられている
・人により得意な属性があり、魔法を使える人族は約半分程であり、1〜2個使う事が出来るのが8割を占める
確認されている魔法の種類
火・水・風・土
半数の人族が基本的に使える基本魔法属性
光
主に聖職者が使う事が出来る基本魔法属性
闇
人族に使える者は殆どいない基本魔法属性
氷
水属性を使い熟す事が出来る一部の者が使える上位魔法属性
雷
風属性を使い熟す事が出来る一部の者が使える上位魔法属性
聖
光属性を使い熟す事が出来る一部の者が使える上位魔法属性
影
闇属性を使い熟す事が出来る一部の者が使える上位魔法属性
熔岩
火と土属性を使い熟す事が出来る一部の者が使える合成魔法属性
腐食
水と風属性を使い熟す事が出来る一部の者が使える合成魔法属性
木
水と土属性を使い熟す事が出来る一部の者が使える合成魔法属性
火炎
火と風属性を使い熟す事が出来る一部の者が使える合成魔法属性
空間
殆どの人族の者は使う事は出来ない特殊魔法
次元
古代の大賢者が使ったとされる特殊魔法
時空
古代の大賢者が使ったとされる特殊魔法
バルトハルド王国
建国500年経つ王政国家
人族が主だが多民族が暮らす多神教の大国
北方大陸の殆どを統治している
北方大陸共用言語を主に使用
バルトハルド王家の他に貴族家は
公爵家が3家、侯爵家が3家、辺境伯家が3家、
伯爵家が6家、子爵家が9家、男爵家が18家、
準男爵家が27家、騎士爵家が36家、
一台限りの名誉貴族を抜いて現在は世襲出来る家は105家である。
・北側はバーレンシア大山脈を挟み魔の森が広がった後に精霊族(ピクシー族、ノーム族、ニングル族)の小国家が統治されている。
精霊族の小国の先は外海になり海運と一部魔の森が終わる東西の端にある街道でバルトハルド王国と交易をしている。
・東側の領土の先には人族至上主義で創世神ジェネスのみを神として祀るジェネス教皇国があり教皇国を挟んで同じ主義のザンスール帝国がある。
現在は戦争はしていないが、バルトハルド王国はザンスール帝国を仮想敵国とジェネス教皇国は危険思想国家と位置付けている。
・西側の領土の先には中規模の国家が複数あり、獣人が集まった力至上主義のアマル獣王国、多神教でジェネシス教国がありジェネス教皇国とは思想の違いで相容れない状況だ。その他にもまだ見ぬドワーフ族のガンガリオン王国やエルフ族のグリングリン王国、人族の中規模国家がいくつかある。
・南側の領土の先には広大な内海があり中央に巨大な島を起点にして小ぶりの群島都市国家がいくつもある大商業圏都市国家群モケテル連邦共和國があり海運が発達している。
内海の周りの帝国側には魔の森がバルトハルド王国とジェネス教皇国の近くまで続いている。
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新しい兄妹が産まれる頃には魔法と自国と周辺国家の知識が増え魔力も上がりアルは充実した幼年期を過ごしていく。
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2話終了時点でのステータス
名前 アルベルト・フォン・べート
年齢 2
種族 人族
レベル1
職業 べート辺境伯家次期当主長男
体力15
魔力370
筋力15
俊敏15
器用15
知力78
幸運25
武術スキル
剣術LV2、槍術LV1
魔法スキル
魔力操作LV3、魔力感知LV3、魔力循環LV3
基本属性魔法
[水LV2・土LV2・光LV3]
上位属性魔法
([氷LV1・聖LV1])
合成魔法
([木LV1])
技能スキル
身体強化LV2、北方大陸共用言語LV3
(抽出LV3)、(練金LV3)、(料理LV3)
(鑑定LV7)、(隠蔽LV6)
耐性スキル
(精神耐性LV2)
補助スキル
ステータス上昇率大UP
スキル習得率大UP
必要経験値半減
ユニークスキル
(ストレージ)、(魔導二輪LV1)、(書庫)
称号
(転生者 琳堂 建吾)
創世神の祝福
地母神の祝福
神々の加護
神童