第1話
20180608 北方大陸教用語を共用語に変更しました。
建吾は気が付くとあまり周りが見えなかった。
子供の体だからだろう、声も上手く出ないし体も動かない。
「う〜、あ〜」
暫くして、目が少し見える様になったので女神様から転生する話を思い出してステータスを確認する。
『ステータス』
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名前 アルベルト・フォン・べート
年齢0
種族 人族
レベル1
職業 べート辺境伯家次期当主長男
体力5
魔力10
筋力5
俊敏5
器用5
知力5
幸運25
武術スキル
剣術LV2、槍術LV1
魔法スキル
基本属性魔法
[水LV1・土LV1・光LV1]
上位属性魔法
[氷LV1・聖LV1]
合成魔法
[木LV1]
技能スキル
抽出LV3、練金LV3、料理LV3
鑑定LV5、隠蔽LV5
耐性スキル
精神耐性LV2
補助スキル
ステータス上昇率大UP
スキル習得率大UP
必要経験値半減
ユニークスキル
ストレージ、魔導二輪LV1、書庫
称号
(転生者 琳堂 建吾)
創世神の祝福
地母神の祝福
神々の加護
神童
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一通りステータスを確認した後に建吾は鑑定でスキルや称号の確認とステータスの隠蔽を始めた。
剣術・槍術
剣(槍)を扱う補正が掛かる。レベル上昇で技術力が上がり攻撃威力が上がる。
基本属性魔法[水・土・光]
水(土・光)魔法を扱う補正が掛かる。レベル上昇で魔法の種類が増えて威力が上がる。
上位属性魔法[氷・聖]
氷(聖)魔法を扱う補正が掛かる。レベル上昇で魔法の種類が増えて威力が上がる。
合成魔法[木]
木魔法を扱う補正が掛かる。レベル上昇で魔法の種類が増えて威力が上がる。
抽出
魔力を使う事で物に含まれる成分を抽出するする補正が掛かる。レベルにより抽出率上昇する。
練金
魔力を使う事で物の形状と性質を変化させる補正が掛かる。レベルにより変化率が上昇する。
料理
料理を作る時に手順の効率化と味の補正が掛かる。
鑑定
ステータスを確認する事が出来る。また、物の詳細を確認する事が出来る。レベルにより詳しく確認出来る。
隠蔽
ステータスを隠す事が出来る。また、物の詳細も隠す事が出来る。鑑定のレベルが隠蔽のレベルより高いと隠した内容を確認される場合がある。
精神耐性
精神異常に対する耐性。レベル上昇で動じなくなる。
ステータス上昇率大UP
レベルが上がった際に上昇するステータスが大幅に上がる。約2〜3倍
スキル習得率大UP
ユニークスキルを除く全てのスキルを習得できる可能性がある。適性が高いスキル程覚えは良くなる。
必要経験値半減
レベルが上がるのに必要な経験値が半分になる。
ストレージ
許容量なく物を収納出来る。検索、ソート機能あり。収納した物は時間停止する。
魔導二輪
魔力を使いバイクを具現化する事で使用可能になる。一度具現化したら管理はストレージで出来る。動かすのにも魔力を使う。レベル依存でカスタム可能。
書庫
今迄に書物にされた事や文字に書かれた事であれば検索して閲覧する事が出来る。
(転生者 琳堂 建吾)
転生者の3人だけ確認出来る称号。言語の習得が安易に出来る様になる。
創世神の祝福
創世神にかなり気に入られている者。
ステータス上昇率大UPを習得する。
地母神の祝福
地母神にかなり気に入られている者。
必要経験値半減を習得する。
神々の加護
神々に気に入られている者
スキル習得率大UPを習得する。
神童
全ての覚えが良くなる。
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『名前はアルベルトか、辺境伯家次期当主長男だと2人には直ぐには会えないが自身が成長するまではどっちみち無理だしな。』
赤ちゃんでステータスは高くはないので各種スキルを隠蔽してチェックを終えたステータスがこちら。
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名前 アルベルト・フォン・べート
年齢0
種族 人族
レベル1
職業 べート辺境伯家次期当主長男
体力5
魔力10
筋力5
俊敏5
器用5
知力5
幸運25
武術スキル
剣術LV2、槍術LV1
魔法スキル
基本属性魔法
[水LV1・土LV1・光LV1]
上位属性魔法
([氷LV1・聖LV1])
合成魔法
([木LV1])
技能スキル
(抽出LV3)、(練金LV3)、(料理LV3)
(鑑定LV5)、(隠蔽LV5)
耐性スキル
(精神耐性LV2)
補助スキル
ステータス上昇率大UP
スキル習得率大UP
必要経験値半減
ユニークスキル
(ストレージ)、(魔導二輪LV1)、(書庫)
称号
(転生者 琳堂 建吾)
創世神の祝福
地母神の祝福
神々の加護
神童
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ステータスを隠蔽したアルベルトは書庫のスキルを確認しようとした所に部屋の入り口から若い声が聞こえたので意識を切り替えた。
「€#〜、#^_%<|\*${€ー!>+#=$〜」
「うー!?」『誰だ!?』
「あぶ、ばぶ、ぶぶー」『若い女性だなー』
「アルー、@¥&)/:(%ー」
称号のお陰で言葉の意味を理解するのが早く若くて綺麗な女性は俺の母親みたいだ。
鑑定して確認すると名前はローザ・フォン・ベートでベート辺境伯家の次期当主の第1夫人だった。
俺は赤ちゃんの為、声帯が未発達で喋れないが、母ローザが語りかけてくれる言葉に相槌を返しながら会話?を続けていると北方大陸共用語のスキルを取得したので意味が一通り理解出来る様になり、スキルを覚えた頃に若いイケメン男性が部屋に入って来た。
「ローザ!、アルは元気にしてるかー?」
「アイン!、もちろん元気よー。しかも私の言葉に返事してくれてるのよ〜♪」
「そりゃー、アルは俺たちの子供だからな!頭も良いだろう。ワッハッハッハー!!」
「もう!、信じてないでしょアインったら!?でも、私達の子供だから天才でしょうね〜♪」
俺を可愛がっていたと思ったら2人の世界に入り始めたが、このイケメンが俺の父親みたいだ。
鑑定で名前も確認した所、アイン・フォン・ベートでベート辺境伯家次期当主だった。
自分の顔は確認出来ないが、2人の子供ならさぞかしイケメンに育つだろうとはしゃいでいた。
そこへ、年配の男性と女性に幼い女性の3人が部屋に入室してきた。
男性の名前はセバスで執事長をしているらしい。次期当主であるアインに執務室へ戻って貰うために呼びに来た様だ。
女性の名前はマーシュでメイド長しており幼い女性はマーシュの孫で俺の専属予定になるメイド見習いで名前はキャロットだ。
2人はローザが俺に授乳する時間を伝えに来た事とキャロットがローザを補助する為の仕事振りの確認でマーシュはいる様だ。
授乳の事もあり、アインはセバスに執務室へ連れ去られ部屋に3人が残った後に授乳されたが、精神耐性のおかげか、お腹が空いていたのか、体に精神が引っ張られてるのか分からないが、あまり気にならずお腹一杯になったら眠ってしまっていた。
目が覚めて気付いたら部屋は薄暗くなっていたが、俺が起きたのをキャロットが気付き部屋を明るくしてくれた。
『いきなり明るくなったけど、電気ではなさそうだな。これが魔法?魔道具?なのか〜不思議だなー』
キャロットは俺が明るくなった事に驚いている顔を見て気になったのかと魔道具について説明してくれた。
「アルベルトちゃま〜、ゆっくり休めましゅたか〜。可愛いでちゅね〜♪、これは光を出す魔道具でちゅよ〜。この魔石の部分を触る事で自動で魔力が流れてくれるのでちゅ。誰でも使えるんでちゅ!フン!」
見た目5〜6歳の女の子が舌足らずながら胸を張って自慢げに話してくれた。微笑ましく思っているとキャロットは俺が起きたらローザに知らせる様に頼まれていたみたいで部屋を飛び出して行った。
『落ち着きないな〜(笑)、でも、5〜6歳ならあんなもんだよなー』
暫くして、キャロットにマーシャが廊下を走るな!と怒っている声が聞こえた後にローザが部屋に現れた。
「アルちゃ〜ん、ママでちゅよー。ぐっすり寝れまちたか〜♪」
母親ローザは俺と戯れた後に授乳をしてくれた。
俺はお腹が一杯になると睡魔が襲って来たので眠ってしまった。
『書庫…確認…忘れ…〜、…zzZ』
こうして元オジサンの異世界転生創世譚の幕が上がったのであった。