第9話
短めとなっています。
王様との謁見が昨日終わった。
本日は王都の屋敷にて曽祖父母が5歳の誕生日を祝ってくれた。
アダンから木製のベート辺境伯家の紋章が施された繊細な箱を受け取る。
蓋を開けると中には紋章が刻印された短剣がはいっていた。
ベート辺境伯家の紋章が刻印されており貴族の証になるそうで、大切に所持をする様に言われたので無くさないようにスロレージにしまってしまった。
「ア、アルベルト?!」
『あっ!?』
「は、はい、アダン大爺様」
アダンに短剣を何処にやったか追求をされ、ユニークスキルでアイテムボックスがある事を告げた。
ストレージというスキルは本来は無くアイテムボックスと嘘を付いたが、物を出し入れする事は便利な為にいつかはバレる事を考えたら早い方が面倒が無くなるので安易に思っているとステータスプレートに表記が無い事を更に追求された。
そこから隠蔽と鑑定もバレたがアイテムボックスのスキルや鑑定のスキルはこのまま隠す様に言われた。
アインやローザは流石はアルねと、笑顔でウンウン頷いていたがローザの笑顔は少し怖かった。
一幕あったが、誕生日の祝いも終わり翌日は朝早くから辺境伯領へ帰宅する予定になるので夕食が終わると早々と寝室へ向かった。
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翌朝、朝食を終えると馬車の用意と荷物の積み込みが終わり準備が出来ていた。
玄関にて曽祖父母と屋敷の使用人が見送りしてくれる中、俺達は馬車に乗り込み護衛の騎士達と屋敷を出発した。
馬車は東へ進み暫く街並みを眺めていると大きな門が見えた。
青龍門と言うらしい、もしかしたら昔に自分と同じ様な転生者がいたのかもしれない。
書庫で調べてみたが名を付けた人物が転生者かは分からなかった。
創世の神ジェネスも初めてとは言っていなかったし、単位などが似ているのは過去に頑張った転生者がいたのだろう。
貴族専用の出入り口でアインが門の衛兵に剣を咥えた狼の紋章が刺繍されたハンカチを見せて名乗っていた。
門を通る為に見せるのは短剣で無くていい様だ、紋章がベート辺境伯家の関係者として身分を表し名前を告げて本人確認みたいだ。
問題無く王都を抜けると、馬車と騎士団は東へ向けて走って行く。
帰りの予定は下級貴族領は行きとは違う貴族領を通るが、子爵領と侯爵領は変わらない。
特に問題無く辺境伯家へ帰って来れた。
俺達が帰るとアーサーから盗賊の件と婚約の件で改めてブルース侯爵家へ明後日向かう話をアーサーからアルベルトは報告を受けたので、翌日は妹達と弟の4人で一緒に過ごして英気を養った。
一夜明けて、アーサーとサーラに専属メイド3人、執事長セバスと御者に騎士団長のペーター含めた騎士20名でベート辺境伯家を出発した。
道中は問題無く進み2日目にブルース侯爵領の領都に到着した。
半月ぶりにアリーに会える嬉しさで笑顔でいるとアーサーとサーラから話掛けられた。
「アルよ、そんなにアリー嬢の事が気に入ったのか?」
「はい、お爺様。可愛らしくて元気な女性です。盗賊との戦闘後に萎縮していた私を心配してくれて、抱き付いてしまった私を蔑む事無く清らかな心で包んでくれたのです。」
「そうか、侯爵家と縁が出来るのは良い事だしの、向こうも前向きなら良いのだがの。」
「アル、浮ついたままでは駄目ですよ。貴族として作法に注意しなさいね。」
「はい。お婆様。ベート辺境伯家として立ち振る舞いに注意致します。」
「アルよ、気をつけるのじゃぞ。」
「はい、かしこまりました。お爺様。」
祖父母から注意を受けて気持ちを改めるが、アリーに会える事が嬉しくて笑顔になりそうなのをポーカーフェイスで取り繕う。
ブルース侯爵の屋敷に到着すると、アリーが玄関で迎えてくれた。
手を取り挨拶をした後に、メイドに客室へ案内された。
明日はまず盗賊の宝について割り振りをする。
アルベルトが鑑定を使える事がアダンとアインからアーサーへ報告されていたので使用人を部屋から下がらせた後に客間へ呼ばれた。
内容は明日の打ち合わせだった。
当事者であること、貴族として色々な経験をさせることと言う理由をつけてアルベルトを参加させる事にすること、アーサーが事前に目録を確認して目星を付けた物を鑑定すること、何か面白い物や気になる物があれば報告することの指示を受けた。
翌日、侯爵家の屋敷会議室にて騎士達が警護する中、ブルース侯爵と執事にダイン子爵と執事、俺とアーサーとセバスが並べられた物を目録を基に話し合いが始まるが、事前に俺の参加が打診されていたみたいで、アーサーと入室した時も特に何も言われなかった。
目録を観ながら目星を付けた物を鑑定をしていく。
武器
黒鉄のナイフx2、銀のナイフx3、ミスリルのナイフx2
黒鉄のグラディウスx2
黒鉄のショートソードx4、ミスリル合金のショートソードx1
黒鉄のロングソードx5、ミスリル合金のロングソードx1
黒鉄のバスターソードx1、火炎のバスターソードx1
黒鉄の短槍x2、迅雷の短槍x1
黒鉄の槍x1、氷結の槍x1
黒鉄の長槍x1、ミスリル合金の長槍x1
疾風のレイピアx1
魔道具
火付き棒x4、浄水の水筒x6、灯の燭台x4、マジックバックx2、魔導コンロx2
解毒の指輪x2、体力の指輪x3、筋力の指輪x6、魔力の指輪x1、俊敏の指輪x3、器用の指輪x1
土の魔導書x1、風の魔導書x1、雷の魔導書x1、氷の魔導書x1
結界石x2
その為
魔石小x36、魔石中x16、魔物素材 複数
貴金属
宝石箱x2、ダイヤモンドx3、エメラルドx6、アメジストx4、ルビーx5、サファイアx4
銅貨354枚、大銅貨465枚、銀貨264枚、大銀貨375枚、金貨160枚、大金貨29枚
以上が大まかな内容だ。
今回2つの盗賊団だった事もあり結構良い物があったが、凄いお宝は無かった。
また、捕まっていた人や奴隷などは居なかったそうで殺された可能性が高いそうだ。
俺は異世界の厳しさを再認識をする。
俺はアーサーと話しながらルドガー侯爵と物品の振り分けを決めていく。
ダイン子爵は1番決定権が弱く余った物になっていたが、価値や量は出来る限り均等に分配されているし、盗賊に悩まされていた被害が無くなる事が嬉しい様で残り物でも笑顔で分配された宝を受け取っている。
アルベルトとアーサーで確保した物は、
銀のナイフx1
ミスリルのナイフx1
黒鉄のグラディウスx1
黒鉄のショートソードx1
ミスリル合金のショートソードx1
黒鉄のロングソードx2
火炎のバスターソードx1
黒鉄の短槍x1
黒鉄の槍x1
氷結の槍x1
黒鉄の長槍x1
火付き棒x1
浄水の水筒x1
灯の燭台x1
マジックバックx1
解毒の指輪x1
体力の指輪x1
筋力の指輪x1
俊敏の指輪x1
雷の魔導書x1
結界石x1
魔物素材 複数
宝石箱x1
ダイヤモンドx1
エメラルドx2
アメジストx1
ルビーx2
サファイアx1
銀貨100枚
大銀貨100枚
金貨50枚
大金貨10枚
三家で話も纏まり騎士と執事が物品を片付けていた。
自領へ戻ればアーサーから俺や家族に贈与してくれるらしい。
また、功績を挙げた家臣にも授けられる予定だが、事前に俺は欲しい物をアーサーに伝えられたので屋敷へ帰るのが楽しみだ。
明日は婚約の件で話をするので、アリーの事と貰える事でワクワクして中々寝付けなかった。
名前って考えるの難しいですね。




