予告
映画予告風に、本小説の紹介文を書きました。頭の中でハリウッド映画の予告を再生しながら読むと臨場感が出るかも……?
次の話から本格的に物語が始まります。
「――完全意識投影型仮想空間、世間では『フルダイブ型VR』などと言われているようですが、これの開発に目処が立ち、来月にも皆さんにお見せできるだろうと――」
2118年。突如発表されたフルダイブ型VRの実現。
「――であるからして、AIの発達によって人間よりも的確に最適解を出せる時代が来たらどうなるのか――」
AIの発達と機械倫理。
「空を飛びたい!」
一人の少女が抱く、大空への憧れ。
「ゲームサークルとかどう!? ねえ!」
互いに心から信頼している、幼馴染の二人。
しかし、世界は非情であった。
「なんで!? なんで祐希があそこに映ってるの!?」
「そんなの私だって分からないよ!」
「だって、だって! あれって...!」
駅前のスクランブル。インテリデバイスを通して見える大きな映像は、一つの事件を報道している。
「速報です。ただいま南ストリアを占領中のテログループが犯行声明となる動画を公開しました――」
「この子かわいい! この子にする!」
フルダイブ技術を応用した戦闘機。
「こいつが、新しい時代を切り開くんだ」
「この子が……」
高度に発達したAI。
「私が、私が隊長なんだ!」
お互いの信念が交錯する、大空。
「今、助けるから!」
ここまで読んでいただきありがとうございました。誤字脱字、おかしい点などがありましたら指摘していただけると恐縮です。