第一話
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俺は西原岳流12歳。そして今日、おそらく全国の12歳児が嫌いであろう日、四月一日がついにやってきた。なぜこの日が嫌いだかって?そんなことは決まってる今日が俺の通う中学校、星印学校の入学式だからだ…………
俺の通う星印学校は幸い家から近く大体3分ぐらいで着く。そして俺は初めて着る学生服、要は学ランの着心地にも戸惑いつつなんとか学校に着いた。そうして着いた校門の近くに俺が小学生だった頃に学校から強制的に行かされた学校説明会で見た第一棟と言うものがあった。
この棟はどうやらなんと15個もあるらしくそれぞれとてもでかい。
……なんだこれは?この第一棟の近くに紙のようなものがある。あっそうか!これはクラス分けの紙だ!――どうやら俺は最後の一個前の組、19組のようだ。しかしこれはひどい。なんと一年生の棟は全て15中の奥の3つしかない。さらに言えば校門から圧倒的に遠い。俺のようなかなり重症のめんどくさがり屋にとっては死活問題である。
そう思いながら第十四棟まで歩いてみると、上から
「元気ですかーーー!」
と、叫ぶキチガi、いや、謎の先輩がいた。その時、名前も顔も知らない人と一緒に上を見上げた。そしたらがたいのよい学ランの一番上のボタンを外したいかにも不良のような先輩がいた。が、俺はそんな人は知らないしまず苦手で関わりたくない、だから俺は上を見た後無視しそのまま第十四棟に入った。
そうしてなんとか19組についた。そこには俺が小学生のころよく遊んでいた友達「園咲京谷」がいた。あいつは……まあ顔も良く、運動神経も俺のような一般人よりよく、頭もいい。が、性格なのかそれとも行動なのかなぜか友達が少ない。
それはともかく不良的のようななんか怖そうな人がいなくってよかった。思えばこのクラスは案外平和なのかもしれない。
そして俺の席は…………よかった京谷の一個前か。俺はロッカーへ荷物をしまい席で先生が来るのを待っていると、後ろから
「よう岳流昨日の世界一怖い話見たか?」
「おお見たぜ」
京谷が入学式でテンションが上がっているのか話しかけてきた。そのような全然学校とは関係のない話をしていると
キーンコーンカーンコーン
中学校生活初のチャイムが鳴った。いや、鳴ってしまった。