第9話 怒りの力はヤバい!
久々に書いてみたよ!
優香は夢を見ていた。
「あれ?ここどこだろ?」
優香はそう言って辺りを見た。
すると目の前に黒い竜巻が起こり始めた。
「何?」
優香はそう言って左手で竜巻を防いだ。
竜巻が消えたその場所には黒いドラゴンがいた。
口は鋭く、体は赤と黒いボディに背中には鉄で出来た刃の翼を生やし瞳は紅の色に両腕には剣で出来た。
「貴方は?」
優香はドラゴンを見て聞いた。
「俺はギガハザードドラゴン。貴様が生み出した力だ」
そう言ってドラゴンは口から何かを優香に出した。
「これは?」
優香はそれを持ちドラゴンに聞いた。
「それはハザードリング。貴様が怒りに頼れば力が発動する」
そう言ってドラゴンはリングの中に入った。
ーーー現実ーーー
優香は目を開けるとそこには狼牙が立っていた。
「父さん?」
優香はそう狼牙を見た。
「お前、怒りの力を使ったみたいだな」
そう狼牙は優香に聞いた。
「う、うん」
優香はそう頷いた。
「お前は知らないだろ。昔俺はゆたかを守るために怒りの力で怪物を倒すために最凶の技で敵を倒した事があったがその際俺にかなりのリスクがあると後で知った。そのリスクは体が技に耐えきれなかったんだ」
狼牙はそう優香に言った。
「父さん。私は守護獣を使役してるみたい」
優香はそう狼牙に言った。
「そうか、ならその指にしているのは守護獣の一部だな」
狼牙はそう赤い指輪を見て言った。
「ハザードリング?」
優香はそう言って指輪をじっと見た。
「だがその力はあまり使うんじゃないぞ!」
狼牙はそう優香に言った。
「う、うん」
優香はそう言って指輪を左手薬指に嵌めて外を見た。
ーーー裏路地ーーー
空斗は片手にスマホを持ちながら優香に電話するか悩んでいた。
「俺の力が弱すぎたのか」
空斗はゆっくりと歩き出した。
ーーー?ーーー
空斗は右手に何かが熱く感じて右手を見た。
そこには黒い黒龍の絵が書かれた痣があった。
「何だ?これ?」
空斗はそれを見て頭が真っ白になっていた。
ーーーアルスムセリウスーーー
優香はミルクセーキを飲みながら街を見ていた。
「私は、何がしたいのかな?」
そう言って優香は片手を見ていた。
ーーー第8学区ーーー
優香は片手にハザードリングを持ち空を見ていた。
「空斗くん」
優香はただ愛する相手を待ち続けた。
約束も何もしてないのに。
ーーー宇宙空間ーーー
宇宙空間に漂う1つのエネルギー。
そこから1つの生命が生まれた。
それは人の姿になりゆっくりと地球に降下した。
ーーー第8学区ーーー
優香はゆっくりと歩いていた。
「新たな力は身を滅ぼす」
優香はそう言ってハザードリングを片手に持ちながら空を見ていた。
ズゥウウウウウン!
何か巨大な地響きが起こり優香は何が起きたのか辺りを見た。
すると距離500m離れた場所から煙が出ていた。
優香は嫌な予感がして走り出した。
ーーー第8学区ーーー
優香は8学区の中心部を見ると黒い隕石が落ちていた。
隕石はゆっくりと宙に浮き始めて形が変わり始めた。
隕石は人の形になり両腕はハンマーの様な武器を持っていた。
「さぁ、地獄の始まりだ」
そう言って隕石は片手を前に出した瞬間エネルギー弾が街を破壊していた。
多くの人々は怖くなり逃げ出した。
「やめろ!」
優香はそう言ってゼロブレイカーを片手に持ちながら怪物に言った。
「ほ~、逃げずに立ち向かう者も居るとはな」
そう言って隕石男はファイティングポーズを取り優香を見た。
「疾風十文字!」
優香はゼロブレイカーに風魔法を注ぎ込み十文字の斬撃を放った。
隕石男は片手でそれを防ぎ片手のハンマーを前に突き出して拳圧で優香を吹き飛ばした。
「っぐ!まだまだ!」
優香はダメージを喰らいながらもゼロブレイカーに4つの魔法を注ぎ込んだ。
「クワトロブレイザー!」
優香はゼロブレイカーから四色の魔力砲を敵に向けて放った。
魔力砲は隕石男に向かった。
だが隕石男はハンマーで魔力砲を打ち消した。
「なら、これで!」
優香はハザードリングを指にはめて自分の中の怒りを最大にまで上げた。
「禁断魔法発動!ハザードモード」
優香は体から黒い霧を放ちながらゼロブレイカーを片手に持ちながら一瞬で隕石男の距離を縮めて攻撃を仕掛けた。
一撃一撃に重い一撃を入れて体を左に回転して回し蹴りを隕石男の腹部に打ち込んだ。
「これで終わりだ!」
優香はそう言って体から黒い炎と黒い風を混ぜ合わせた魔法を発動した。
「極炎・疾風の閃光!」
優香は走り出して黒い炎と風を身にまとい神山狼牙と同じ必殺技で隕石男の体を貫いた。
「バカな!この俺が!」
隕石男の体は爆発して体から黒いハンマーが出現した。
「ふぅ」
優香はゼロブレイカーを片手に持ちながら黒いハンマーを掴み2つの武器を近づけた。
すると2つの武器は融合して1つの武器になった。
「正邪の刀身」
優香はそう言って正邪の刀身を片手に家に帰宅した。
ーーー神山家ーーー
優香は家に帰宅すると誰かが来ていた。
「お帰りなさい、優香」
ゆたかはそう優香に言った。
「ただいま」
優香はそうゆたかに言った。
「彼氏が来てるわよ」
ゆたかはそう優香に言った。
「えっ?」
優香は靴を脱いでキッチンに向かった。
ーーーキッチンーーー
優香の目の前には空斗がイスに座っていた。
「よう」
空斗は立ち上がり優香の頭を優しく撫でて抱き締めた。
「空斗くん!」
優香は涙を流しながら空斗に抱き付いていた。
「新たな伝説の始まりだな」
狼牙はそう言って1枚の紙を見ていた。
ファイターアーツの試合申込書を二枚持ち外を見ていた。
つづく
次回へ
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