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魔法使いと優しい少女  作者: 友情ピエール
ホープオブレイザー
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第7話 父の厳しさと父の背中

今回は神山狼牙の強さと優香の強さの差が解るかな?

優香は片手に竹刀を持ち狼牙と訓練をしていた。


「優香、俺を超えるなら自分の中の最強の自分を描いてみろ」

狼牙はそう優香に言った。


「うん!」

優香は竹刀を片手にイメージを始めた。


「どうだ?考えられたか?」

狼牙はそう優香に聞いた。


「うん!私はパパみたいに強い人になるよ!」

優香は竹刀を両手に持ち変えて狼牙を見た。


「よし、始めるか」

狼牙はそう言って竹刀を片手に持ち攻撃を仕掛けた。


「はい!」

優香はそう言って攻撃を仕掛けた。


バキバキ


「多少は力が上がってるな」

狼牙はそう言って竹刀で攻撃を防ぎながら優香の力を見ていた。


「パパ、これなら避けられないよね!」

優香は両手に持つ竹刀に風と氷の魔法を注ぎ込んだ。


「ほぅ、AAAクラスの技か」

狼牙はそう優香の技を見た。


「氷結風陣斬!」

氷と風の二重斬撃が狼牙に向かった。


「だが、甘いな!」

狼牙は竹刀に少し力を入れた。


「EX爆炎龍迅」

狼牙は竹刀に炎の力を注ぎ込み優香の氷結風陣斬を破壊した。


「すごい・・・・」

優香は狼牙の一撃を見て感動していた。


「動きを止めるとこうなる!」

スパーン!!!!

狼牙は優香のお尻を竹刀で叩いた。


「ワヒャア!」

優香はジャンプした。



ーーー5分後ーーー



優香は狼牙と話をしていた。


「ねぇ」

優香は狼牙に聞きたい事があった。


「何だ?」

狼牙はクワトロライアットを磨いていた。


「パパはアンデットモンスターと戦った時にママに出会ったんだよね?」

優香はそう狼牙にゆたかの事を聞いた。


「ああ、初めはクラスメイトだったがいつの間にか戦う相棒になったんだ」

狼牙はそう優香に話した。


「パパはママの隣で笑顔で居たんだよね?」

優香はそう狼牙に聞いた。


「ああ、笑顔を忘れてた俺に居場所と暖かさをくれたのがあいつだ」

狼牙はそう言ってクワトロライアットを片手に持ち優香の頭を優しく撫でた。


「なに?」

優香は狼牙を見た。


「受け継いでくれよ」

狼牙はそう言って歩き始めた。




ーーークロスバ研究施設ーーー



「どうだ?」

研究施設の職員は片手にコーヒーを持ちながら聞いた。


「はっ!ドルゴルスの遺伝子が100%に達しました!」

研究員の男性はそう言って遺伝子のチップを男性に渡した。


「ほぅ、これなら生物兵器に使えそうだな」

そう職員は言った。


「ああ、だがまだ危険段階だな」

研究員はそう言った。


「悪いがそれもらうぞ」

そう黒い服にカラスのお面をした人物は言った。


「だ、誰だ貴様!」

そう研究員は言った。


「なぁに、ただの能力者だ!」

仮面の男はそう言って片手を剣へと形を変えて職員の腹部を突き刺した。


「がはっ!」

職員の体から血が出てゆっくりと倒れた。


「さぁ、その生物兵器の力を俺に寄越せ」

そう仮面の男は片手を差し出した。


「駄目だ!この力は」

研究員はそう断った。


「死にたいなら構わないが」

そう言って仮面の男は片手をライフル系の銃に変えた。


「わかった!」

研究員はそう言ってカプセルに生物兵器の遺伝子を入れた。


「いい子だ」

そう言って男はカプセルを片手に持ちライフルを天井に向けた。


バァン!


威嚇射撃をしてそのまま逃げた。



ーーーアルスムセリウスーーー



優香は空斗とクレープを食べながら街を歩いていた。


「なぁ、神山」

空斗は優香に話し掛けた。


「なに?」

優香は空斗を見た。


「お前、神山狼牙の娘なのにあまり戦いを好まないよな」

そう空斗は優香に聞いた。


「ああ~、私ねお母さんと同じで大切な人を守れるパートナーになりたいから。パパみたいな強さを持ちたいけど無理に近いから」

優香はそう言って左手を見た。


「だが、お前なら出来るんじゃないか?」

空斗はそう優香に言った。


「無理だよ、パパはあらゆる敵と戦ってきた。でも私はパパの様な敵をためらいなく殺めることも破壊することもできない」

優香はそう言って左手をじっと見た。


「お前は優しいな」

空斗はそう言って優香の頭を撫でた。


「父さんと母さんの呼び名があったんだよ」

優香はそう空斗に話した。


「呼び名?」

空斗はツナハムクレープを食べながら言った。


「うん。[魔法使いと優しい少女]って呼び名がね」

優香は空を見ながら話していた。


「なら、その呼び名は俺達が受け継ぐかもな」

空斗はそう言って街を見ていた。


その時。


ズゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!


何か強力な威圧が街の中で発生した。


中心部を見ると片手カプセルを持った男がそのカプセルを噛み砕いた瞬間男は獣の様な腕と頭が虎の様な形になった。


「グルァァアアアアア!」

男は獣人の姿で片手に刃に変えて斬撃を放った。


優香は片手を前に出して結界魔法を発動した。


だが斬撃は優香の力を上回っていた。


「きゃっ!」

優香は吹き飛ばされて壁に激突した。


「優香!」

空斗は優香に駆け寄った。


「大丈夫だよ」

優香はそう言ってゼロブレイカーを出現させてそれを掴んだ。


「お前の今の力じゃあ無理だ!」

空斗はそう言ってゼロブレイカーを掴み戦闘体勢に入った。


「空斗くん!」

優香は空斗の背中を見た。


「今は俺が守ってやる!」

空斗はそう言ってゼロブレイカーで攻撃を仕掛けた。


「グルァァアアアアア!」

獣人は片手で空斗の攻撃を防いだ。


「空斗さん!伏せて!」

優香はそう大声で空斗に言った。


「ふっ!」

空斗は言われた通りに伏せた。


暴風龍翔波(テンペストドラグーンバースト)!」

優香は両手に風の魔法を最大の力にして放った。


「殺ったか?」

空斗はそう優香に聞いた。


「たぶん・・・・」

優香は膝を地面に着けて言った。


「おい、大丈夫か?」

空斗はそう優香に聞いた。


「うん。」

優香はふらふらになりながら敵を見た。


だが。


煙が晴れた瞬間その場には獣人が腕をクロスガードして攻撃を防いでいた。


「最大魔法が効かないなんて」

優香はそう言って自分の力の弱さに絶望していた。


「おい、優香!」

空斗は優香の左手を掴んだ。


獣人は体から紫色の雷を放ちながら優香と空斗に近づいていた。


「やれやれ」

後ろから強力なレーザービームの様な光が獣人に直撃した。


「俺が居ないと何もできないのか?優香」

後ろに立っていたのは神山狼牙だった。


「父さん?」

優香は狼牙の背中をじっと見た。


「今は俺に任せろ」

狼牙はクワトロライアットとゼロブレイカーを両手に持ち獣人に攻撃を仕掛けた。


「黒雷斬撃波!」

2つの剣から黒い雷系の斬撃が獣人に直撃した。


「グルァァアアアアア!」

獣人は鋭い爪で狼牙に攻撃を仕掛けた。


狼牙はそれをギリギリで避けてクワトロライアットとゼロブレイカーを1つにした。


「神聖剣・オーブクラッシャー!」

狼牙は大剣を片手に獣人の体に攻撃を繰り出した。


「風のエレメントをオーブクラッシャーに注ぎ込む!オーブストームクラッシュ!」

狼牙は緑色の竜巻が獣人の体に直撃した。


「ガルウウウウウウウウウウウウウウ!」

獣人はそれを喰らい地面に倒れた。


「これで終わりだ!」

狼牙はオーブクラッシャーに月と太陽のエネルギーを集めた。


「デュアルスペリオルクラッシャー!」

剣先から放たれた赤と黒の光線が獣人の体を貫いた。


「スゲー」

空斗はそう言って狼牙を見た。


「すまないな、娘を助けてくれて」

狼牙はそう言って優香を抱き抱えて歩き始めた。


「いえ、俺は何もできませんでしたから」

空斗はそう狼牙に頭を下げた。


「これからも娘の背中を守ってやってくれ。こいつは弱いから」

狼牙はそう空斗に言った。




ーーー?ーーー



「何故だ!神山狼牙が何故あの場所に!?」

獣人に強化進化した男性はボロボロになりながら言った。


「神山狼牙の力はあらゆる敵を倒せる為に生み出した力だからね」

アリアスはそう言って本を持ち男性の体から何かを抜き取った。


それはクリスタルだった。


「キマイラの属性は風か」

そう言ってアリアスはクリスタルを持ち姿を消した。



つづく

最近神山狼牙を書いてこなかったから久々に書いたら涙が出てきた。


皆さんは神山狼牙と優香どちらが好きですかな?


Twitterでも意見よろしくお願いいたします!


ポイントとコメントとブックマークよろしくお願いいたします!

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