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魔法使いと優しい少女  作者: 友情ピエール
第1章 アンデットモンスター
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第11話 奪われた友と傷ついた狼牙

意外な強敵出現。

-狼牙-



俺はあの伊達と呼ばれる男の変身した姿を見て俺は思い出していた。


あのバトルウェポンは過去に俺の父親が作ろうとした物に近いということを。


ゆたか「あの、神山くん。」


能美は俺に話しかけてきた。


狼牙「ん?」

俺は振り向いた。

ゆたか「あの、神山くん何を考えているの?」

能美は俺を見て聞いた。

狼牙「ちょっとな。」

俺はそう言って空を眺めていた。


ゆたか「神山くん少しおかしいよ。あの伊達さんて人と出会ってから少しおかしいよ。」


そう能美は俺に言った。

狼牙「実はよ。あの伊達とかいう男の変身した姿だけどよ。昔親父が友達と研究してたのがあのバトルウェポンバージスなんだ。」

俺はそう能美に言った。

ゆたか「じゃああのバトルウェポンを誰かが作製したってこと?」


そう能美は俺に聞いてきた。


狼牙「ああ。たぶんだがな。」


俺はそう言って新聞受けに何か入っていないか見た。

すると中に何か茶色い封筒が入っていた。


狼牙「何だこれ?」

俺はそう言った。

ゆたか「どうしたの?神山くん?」


能美はそう俺に聞いてきた。


狼牙「いや、何か送り主が不明な手紙が入ってたんだが。」


俺はそう言って能美に見せた。


ゆたか「え?」

能美は手紙を受け取った。

ゆたか「本当だ。」

俺はシャイニングザンバーとグングニールの融合の練習をしようとしていた。


ゆたか「あれ?」

能美は手紙を封筒から取り出した。


狼牙「どうした?」

俺はシャイニングザンバーとグングニールを地面に置いた。


ゆたか「手紙に神山狼牙君へ我がストーギ社に来てくれたまえ…だって。」

そう能美は手紙を読んだ。


狼牙「っち、仕方ないな。」

俺はそう言ってその手紙を持ってストーギ社に向かった。




〜ストーギ社〜



俺はストーギ社に到着した。


狼牙「ここか。」

俺はそう言って受け付けで社長室がどこにあるか聞いた。


狼牙「すみません。」

俺は受付の女の人に声を掛けた。

女性A「はい。何でしょうか?」


女の人は俺をじっと見た。

狼牙「俺はここの社長から招待状をもらったんですけど社長室はどこですか?」


女性A「あの、招待状を見せてもらえますか?」


そう女の人は言った。

狼牙「あ!はい。」

俺は招待状を見せた。

女性A「あの?パートナーと一緒ではないんですか?」



そう女の人は言って俺の周りを見た。


俺はやばいと思いながらどうするか考えた。

ゆたか「神山くん!」



能美が走ってきた。

俺は振り向いた。

狼牙「能美!」

俺は能美を見た。

ゆたか「どうして先に行ったの?」

そう能美は言った。

狼牙「ああ。いや、ただお前が行かないかなって思ってな。」


俺はそう能美に言った。

ゆたか「私は神山君の友達だから神山君の隣に居たいから。」


そう能美は言った。

狼牙「わかった。」

俺はそう言って能美に右手を差し出した。

ゆたか「神山君。」

能美は嬉しそうな顔をしていた。


俺はパートナーを能美だと女性に言った。

女性「神山狼牙様と能美ゆたか様ですね。」

そう女の人は言った。

俺達は頷いた。

女性「あちらのエレベータから49階に向かってください。」


そう女の人は言った。

俺と能美は49階に向かった。




~49階~



俺は社長室を探していた。


ゆたか「神山君!あれじゃない?」

そう能美は言った。

狼牙「みたいだな。」

俺はそう言って扉に近づいた。

コンコン。

俺は扉をノックした。

?「入りたまえ。」

そうおっさんの声が聞こえた。


狼牙「しつれいしまーす。」


俺はそう言って中に入った。



~社長室~



?「よく来たね。神山狼牙君に能美ゆたか君。」

そう言ったのはケーキを作っているおっさんだった。


狼牙「あんたがバージスを造ったのか?」

俺はおっさんに聞いた。

?「ああ。」

おっさんは頷いた。

俺はおっさんの机の上を見ると親父の若い頃の写真が飾られていた。

俺はおっさんに聞いてみた。


狼牙「あんた、俺の親父を知ってるのか?」

俺はそうおっさんに聞いた。


?「君の父親の名前は?何と言う名前かな?」

そうおっさんは聞いて来た。


狼牙「神山一真です。」

俺はそう言った。

?「そうか。一真君の息子さんか。」


そうおっさんは言った。

狼牙「あんたの名前は?」


俺はおっさんの名前を聞いた。

達馬「後藤達馬。トーギス社の社長だよ。」

そう後藤のおっさんは言った。


狼牙「それで俺達を呼んだのは何だよ。」

俺はおっさんに聞いた。


達馬「君たちが集めたアンデットカードを我々にくれないか。」

そうおっさんは俺に言った。


狼牙「嫌だね。」

俺はそうおっさんに言った。


達馬「それでいい!」


おっさんはそう言った。

狼牙「はぁ?」

俺はおっさんの言葉の意味が解らなかった。

達馬「君がそのカードを持っていれば安心できるからね。」


そうおっさんは言った。


俺は何の事か全然解らなかった。


狼牙「話はそれだけか?」


俺はそうおっさんに聞いた。


達馬「ああ。それだけだ。」


そうおっさんは言った。

俺と能美はトーギス社を後にした。




~学校のグランド~



俺はシャイニングザンバーとグングニールを両手に持ちながら夜の学校に来た。


信義「しっかしお前らよく5人でアンデットモンスターを封印出来たよな。」


そう伊達は言った。

狼牙「慣れてるからな。それなりに修行もして来たからな。」


俺はそう言った。

すると上から光輝く人の形をした二体舞い降りた。


一体は手が四本もある拳法の様な感じのアンデットモンスターだった。

もう一体は白銀に輝く天使の様なアンデットモンスターだった。


俺達は全員攻撃体勢に入った。


狼牙「皆いくぞ!」

俺はそう言ってシャイニングザンバーとグングニールを融合させた。

紅蓮カリバーを片手に持ちながら天使に攻撃を仕掛けた。


狼牙「いくぞ能美!」

俺はそう能美に言った。


ゆたか「うん。」

能美は虎龍砲のトリガーを引いた。


虎龍砲の弾丸が天使の姿をしたアンデットモンスターに直撃した。


しかし天使の姿をしたアンデットモンスターは片手で虎龍砲の弾丸を弾き返した。


バキィイイン。

虎龍砲は跡形もなく爆発した。


ゆたか「そんな、」

能美は砕けた虎龍砲に驚いていた。


俺は紅蓮カリバーに雷と炎の魔法を込めて強力な斬撃を放った。

天使の姿をしたアンデットモンスターは片手で防ごうとしたが威力の差があったのか跡形もなく消し飛んだ。

俺はエヴィと六月とゆうりと伊達の援護に向かった。


信義「っち!今更だけどこの姿じゃあ不利だな。」


そう伊達は言った。

エヴィ「なら、さっさと変身しろ!」


エヴィはそう言った。

信義「あいよ。」

伊達はカバンからカードの様な物を取り出した。


信義「変身!」

信義はそう言った瞬間信義のベルトから大量のデータの様な物が出てきた。


信義は適当にボタンを押してバージスに変身した。


狼牙「奴は近距離系だから俺達で同時に攻撃を仕掛ければ倒せるぜ。」

俺はそう言った。

バージス「あいよ。」

俺達は連携攻撃を格闘系のアンデットモンスターに攻撃を仕掛けた。

バージスはバージスランチャーでアンデットモンスターに攻撃を仕掛けながら俺を援護した。

俺は紅蓮カリバーに風の魔法を込めて強力な一撃を入れた。


アンデットモンスターはそれを片手で防いだ。

俺は右手に闇エネルギーのビームを放った。

アンデットモンスターはそれをまともに喰らった。


狼牙「こいつでとどめだ!ブラックバスター!」


紅蓮カリバーに強力な闇の魔法を込めて放った。


アンデットモンスターは破壊されてカードになった。


俺は能美の方を見ると能美の体から何か白いオーラが出ていた。

狼牙「能美?」

俺は能美に近づこうとした。


ゆたか「来ないで!」

能美はそう大声で言った。


すると天使の姿をしたアンデットモンスターのカードが能美の体の中に入った。


?「白き力よ私の力になるのです。」


そう能美が言った瞬間能美の服が普通の服から純白のドレスに変わった。


俺は何が起きたのか全く解らなかった。

能美の右手には赤色の杖を持っていた。

狼牙「どうしたんだ?能美!」


俺は能美に聞いた。

ゆたか「貴方は誰?私は何も思い出せない。」

そう能美は言った。

エヴィ「まさか、あのカードは!」


エヴィは何か知っている顔だった。


バージス「知ってんのか?」


伊達はエヴィに聞いた。

エヴィ「ああ。あれは憑依系のアンデットモンスターだ。」


そうエヴィは言った。

狼牙「能美!俺だよ神山狼牙だよ!」


俺は能美に大声で言った。



ゆたか「っく!私の前から消えて!」


能美は杖から氷の針を出現させた。


俺は避けずにまともに喰らった。


俺の体は針が突き刺さった。


狼牙「ゆたか、ぐふ。」

俺は口から血を吹いた。


ゆたか「狼牙君?は、いやああ!」


能美の叫び声が耳に残った。


俺はそのまま意識を失った。



続く

次は何を書こうかな。

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