第1話 始まりの聖覇王少女
新年明けましておめでとうございます!
皆様!今年から神山優香のストーリーを書きましょう!
さぁ、始まります!
あの戦いから数年の時が流れ優香はセルトワ学院初等科の3年生になっていた。
「パパ、いってきます!」
優香はそう言って走り出した。
「気を付けろよ!」
狼牙はそう言ってバイクに乗り走り出した。
「二人とも!気を付けてね」
ゆたかは笑顔でそう言った。
ーーーセルトワ学院初等科ーーー
優香はカバンを片手に持ち自分の席に座り空を見ていた。
「優香ちゃんおはよう」
優香に話し掛けたのはルビィ・カルムと呼ばれるクラスメイトだった。
「おはよう、優香」
もう1人優香に挨拶したのは海道亜紀だった。
「おはよう、二人共」
優香は笑顔でそう言った。
「君たち、早く席に座らないか」
そうヴラドは片手にチョークを持ちながら言った。
「はーい」
優香たちの担任はヴラド三世。
かつて神山狼牙の戦友ケルディムが戦った敵であったが優香の命を受けて今は教師を始めた。
ーーー昼休みーーー
優香は片手に弁当箱を持ち亜紀とルビィとごはんを食べていた。
狼牙の手作りのクラブサンドを食べながら空を見ていた。
「優香ちゃんのお弁当きれいだね」
そうルビィは優香に言った。
「うん。パパの料理は世界一だから」
優香は笑顔でそう言った。
ーーー職員室ーーー
ヴラドは片手に弁当箱を持ちそれを開けた。
「ふむ、今日はタコスか」
ヴラドはそう言って自販機で買った紅茶を持ちながらそれを食べ始めた。
「ヴラド先生、一緒に食べませんか?」
話し掛けたのはアルスと呼ばれる保健室の教師だった。
「ああ、構わないが」
そう言ってヴラドはタコスを食べていた。
ーーー放課後ーーー
優香は店が多く在るワールドシグルドに向かって歩いていた。
「わぁああああ!人が多いな~」
優香はそう言って辺りを見た。
このセルトワには89万人もの若者が居る。
主に8割が学生。
残りが教師や医者などである。
「優香!」
亜紀は優香を呼んだ。
「この辺りだよね?マグマバーガー売ってるの」
ルビィはそう言って辺りを探した。
ドンっ!
「きゃっ!」
ルビィは誰かにぶつかった。
「痛えな!どこ見てんだ!」
そう柄の悪い男性四人がルビィに言った。
「ご、ごめんなさい!」
ルビィは怯えながら謝った。
「ごめんで許すかよ!」
男性は片手に炎の玉を出現した。
「おいおい、辞めとけよ!相手はガキだぞ!」
そう1人が制止した。
「うるせえ!」
男は片手に出現した炎の塊を巨大化させてルビィに放とうとした。
「やれやれ!」
誰かが男の左手の炎の塊を切り裂いた。
「誰だ!」
後ろを振り向くとそこには優香の配下のランスロットが立っていた。
「我が王の友を傷つけるなど・・・二万年早い!」
そう言ってランスロットは竹刀で男のボディに連続で斬り着けた。
「がはっ!」
男は地面に倒れた。
「ヒッ!」
仲間達はランスロットを見て震えていた。
「さて、次は誰が殺られたいかね?」
ランスロットは竹刀を持ちながら聞いた。
「ランスロット!止めなさい!」
優香はそうランスロットに言った。
「しかし!」
ランスロットは竹刀を持ちながら抗議しようとした。
「無意味な争いは私は許しません!」
優香はそうランスロットに言った。
「わかりました!我が王!」
ランスロットはそう言って頭を下げた。
ーーーマグマバーガー屋ーーー
ランスロットは優香と亜紀とルビィにマグマバーガーを奢りそれを食べながら空を見ていた。
「ランスロット!」
優香はランスロットを呼んだ。
「何でしょうか?」
ランスロットは優香に駆け寄った。
「一口食べてみて」
優香はそうランスロットに言った。
「いただきます」
ランスロットはそう言って食べた。
するとランスロットの顔はだんだん赤くなっていた。
「ランスロット?」
優香はランスロットを見た。
「すみません、自分は辛いのが苦手で」
そうランスロットは優香に言った。
「そうなんだ!」
優香はそうランスロットに言った。
ーーー17:00ーーー
優香とルビィと亜紀は互いに帰宅した。
優香はルンルン気分で帰宅していた。
「ただいま」
優香はそう言って家に入った。
「おかえりなさい」
ゆたかはそう言ってエプロンを外しながら言った。
「ただいま、パパは?」
優香はゆたかに狼牙を聞いた。
「パパはね、ケーキ作ってるわよ」
ゆたかはそう笑顔で言った。
「パパ!」
優香は走り出してキッチンに向かった。
ーーーキッチンーーー
「おお、おかえり!」
狼牙はそう言ってチョコクリームを塗りながら優香を見た。
「さてと!優香」
ゆたかは優香を見た。
「はい?」
優香はゆたかの方を向いた。
「優香は今年で何歳になった?」
ゆたかはそう優香に聞いた。
「えっ?9才だよ」
優香はそうゆたかに言った。
「なら、そろそろ力を与えてもいいかもね」
ゆたかはそう優香に言った。
「?」
首を傾げながら優香はゆたかを見た。
「狼牙くん」
ゆたかは狼牙を呼んだ。
「いいか、優香この力はお前の今の力を遥かに越える力だ!お前が闇に染まればこの力は破壊の限りを尽くす。だが光に進めば誰かを護る力になる。どちらを選ぶかはお前次第だ」
狼牙はそう言って片手に虹色のクリスタルを優香に持たせた。
「誰かを救う力?」
優香はそう言って外に出た。
ーーー庭ーーー
優香は片手に持ったクリスタルに自分の魔力を注ぎ込んだ。
「聖なる力で誰かを守り、覇の力で全て打ち砕く王になる!私の中の姿!聖覇王・ユウカ!」
ゆたかの辺りから虹色の光が放出され優香の姿は大きくなった。
光が消えて優香は聖覇王の姿に変わっていた。
「パパ!上手くいったよ!」
優香は笑顔で狼牙に抱き付いた。
「おお、まさか成功するとは」
狼牙は片手にジュースを持ちながら言った。
「ゆ、ゆ、優ちゃん!」
ゆたかは腰を抜かして地面に座った。
「あれ?ママどうしたの?」
優香はゆたかに聞いた。
「狼牙くん!どうして優ちゃんがあんな姿に?」
ゆたかはそう狼牙に聞いた。
「あれ?」
狼牙はどうやら説明していなかったらしい。
ーーーA都市ーーー
1人の若者が片手に何かを持ちそれを使いランクBクラスの獣人を倒していた。
「この力があれば俺は最強になれる!」
若者はそう言って殴り掛かろうとした。
「止めておけ」
1人の戦士が男の持っていた物を片手を前に出し地面から雷を放ち破壊した。
「誰だ!てめえ!」
若者はそう戦士に聞いた。
「俺は空牙」
そう言って戦士は姿を消した。
続く
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