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魔法使いと優しい少女  作者: 友情ピエール
第10章 聖騎士の娘
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第12話 異空間の城

今年も残すところあとわずか。

神山狼牙の物語もあとわずか。


楽しく読んでください!


狼牙達は優香が拐われた場所を魔力を探した。

「見つけた!」

狼牙はそう言ってアクセルジャケットの力を発動した。

「いくぞ!」

狼牙はクワトロライアットに力を注ぎ込み時空の斬擊を放った。

その斬擊は異空間への入口を作り出した。

「よし」

狼牙達は異空間への入口に入り中を飛んだ。




ーーー?ーーー



狼牙は目を開けると剣が大量に地面に突き刺さっている不気味な場所だった。

「何だよこれ」

狼牙はそう言って歩き始めた。

すると地面から黒い人の姿をした何かが出てきた。

「何だ?」

狼牙はそう言ってそいつらを見た。

「影法師だ!」

エヴィはそう狼牙に言った。

「影法師?」

狼牙はそう言ってクワトロライアットを片手に持ち鞘から抜いた。

「奴等は不死身だ!貴様の魔法は効かない」

エヴィはそう言って片手に黒いデスサイズを持ちながら狼牙の前に立った。

「エヴィ!」

狼牙はエヴィを見た。

「ここは任せろ!」

エヴィはそう言って体が少女から成人女性の姿に変わった。

「貴様は早く娘を助けに行け!」

エヴィはそう狼牙に言った。

「任せたぞ!」

狼牙はそうエヴィに言って走り出した。

「さぁ、掛かってこい!雑魚ども」

エヴィはそう影法師に言った。



ーーー第一層ーーー



狼牙達は扉を魔術で破壊して第一層に入った。

「よう、扉を破壊するとは行儀よくないな!」

前にはギザギザの刀を持ちながら狼牙達を見た。

「お前、誰だ?」

狼牙はそう刀を持った人物に聞いた。

「我はドラクルの息子、ヴラド三世なり!」

ヴラドは片手に刀を持ちながら狼牙達を見た。

「悪いが、ここから進ませてくれ!」

狼牙はそうヴラドに言った。

「進ませられないな」

ヴラドは片手を前に出した瞬間血の棘が地面から出現した。

「っく!」

狼牙達はそれを避けた。

「おい、狼牙」

ベリアスは狼牙の前に出た。

「何だ?」

狼牙はベリアスに聞いた。

「お前は小さな希望を救え」

ベリアスはそう言って自信の体を光らせた。

「その姿は!?」

ヴラドはベリアスの姿を見た。

「俺の名はケルディム!狼牙の先祖神山松丸の友人だ!」

ケルディムは片手に持っていた棒が緑色の結晶でできた剣に変わっていた。

「いけ!狼牙。お前は守りたいんじゃないか?」

ケルディムはそう言って剣を片手に持ちながら走り出した。

ガキィン!

「わかった!頼むぞ!ケルディム!」

狼牙はそう言って階段を走り出した。

「さぁ、始めるか!俺の最後の戦いを!」

ケルディムは体を左に回転して剣で攻撃を仕掛けた。

「その程度の攻撃が効くわけない!」

ヴラドは片手に持つ刀で攻撃を防いだ。

「だったら!ガチでいかせてもらうぜ!」

ケルディムの剣擊はヴラドの喉元を狙っていた。

「我は貴様の様な生半可な貴様では倒せん!」

刀を片手に持ちながらヴラドはケルディムに言った。

「俺は負けられないんだ!」

ケルディムはそう言って体から闇の力を開放した。

「ほぅ、その力は堕天使ルシファーと同じ力だな」

ヴラドはそう言って刀を自分の左目に突き刺した。

「我はヴラド三世。だがその姿は」

ヴラドは体が大きくなり背中に突起物が二本生えて目が赤く染まった。

「ドラキュラ伯爵!」

ケルディムはそう言った。

「我はルーマニアの怪物だ!貴様では俺には勝てん!」

ドラキュラは一瞬姿を消した。

ケルディムは片手の剣を片手に持ち目を閉じた。

「これで終わりだ!」

ドラキュラはそう言ってケルディムの後ろから攻撃を仕掛けた。

「あまいぜ!」

ケルディムは片手に持っていた剣をドラキュラの目に突き刺した。

ドビュッシー。

「何故だ!何故わかった!」

ドラキュラはそう片目から血を流しながらケルディムに聞いた。

「俺はあいつらに出会い新たな力を覚えた!だからお前の行動は読めた!」

そう言ってケルディムは剣に光の力を注ぎ込みドラキュラを灰に変えた。

「これが化物になったお前と神に成りかけた天子のお前との差だ!」

そう言ってケルディムは剣を片手に持ち歩き始めた。




ーーー第二層ーーー




狼牙達は二層に到着した。

「何だよこれ?」

狼牙は辺りを見た。

それは水が膝にまで浸かるほど水が天井から流れていた。

「待っていたぞ」

そこにいたのは鎧に身に纏った男性だった。

「貴様は何者だ!」

狼牙はそう男性に聞いた。

「我が名はランスロット。貴様等を抹殺するように主から命を受けた」

ランスロットは片手に剣を持ち狼牙達に剣を向けた。

「おい、狼牙お前さんは先に行け!」

以蔵はそう狼牙に言った。

「だが」

狼牙は以蔵の行動に意見しようとした。

「お前さんは娘を助けるんじゃろ!だったらここで立ち止まるな!」

以蔵は狼牙の胸に拳を充てて言った。

「ありがとう以蔵さん!」

狼牙はそう言って走り出した。

「貴様1人で我に勝てると思っているのか?」

ランスロットはそう以蔵に聞いた。

「わしは、親友の為に戦うだけじゃ!」

以蔵はそう言って刀を鞘から抜いた。

「ならば、わたしは主の為に戦おう!」

ランスロットは聖剣アロンダイトを両手に持ち斬りかかった。



ーーー第三層ーーー



狼牙達は三層に到着するとそこは岩石が大量に敷き詰められていた。

「やぁ、来たみたいだね」

そこには槍を持った少女(ボーイ)の様な人物が立っていた。

「さぁ、僕の相手は誰かな?」

そう少女か少年かわからない人物は狼牙達を見た。



つづく

ポイントとコメントとブックマークよろしくお願いいたします!


次回は二人の騎士に苦戦する鉄粋とヴァイネス。

そして変わり果てた優香にゆたかと狼牙は助けるために戦いを始めた。

次回を楽しみにしてください。

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