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魔法使いと優しい少女  作者: 友情ピエール
第9章 英雄の絆
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第2話 本の少女

お待たせしました!


わたくしは目標をあげてみました!

狼牙は放課後にあきらに呼び出されて図書室に向かった。



「あっ!神山先生」


1人の男子生徒が狼牙をじっと見た。



「どうした?」


狼牙は男子生徒に聞いた。



「先生、最近変な噂が図書室から聞くんです」


男子生徒はそう狼牙に話始めた。



「どんな噂だ?」

狼牙は男子生徒から話を聞いた。



「図書室の本の中に鎖で結ばれた分厚い木の本があるみたいなんだ!」



そう男子生徒は狼牙に言った。



「なら、ついでだ探してみるか」


そう言って狼牙は図書室に向かった。




ーーー図書室ーーー



狼牙と男子生徒は図書室に入るとあきらが本を枕にして眠っていた。



「おい、起きろ!」


そう言って狼牙は片手であきらの頭をチョップした。



「わひゃ!」

あきらはそう抜けた声を出した。


「何やってんだ?お前は?」


狼牙はそうあきらに聞いた。


「えっ?先生が中々来ないから暇潰しに本を読んでたんですよ!」



そしてあきらが持っていたのは鎖で縛られた本だった。



「先生!その本ですよ!」


男子生徒はそう狼牙に言った。



「なるほど」


そう言って狼牙は本に触れた。


その時本が光出して本から一人の少女が出てきた。



狼牙は少女を抱き抱えて少女をじっと見た。


狼牙は両目を魔眼に変えて少女の中の魔力を見た。


すると少女の体から青色の丸い宝石の形をした魔力が感じられた。


本来魔力は丸い形をしているがこの少女からはまるで別の世界からの魔力を狼牙は感じていた。


「先生どうしますか?」

男子生徒は狼牙に聞いた。

「とりあえず、連れて帰るか」

そう言って狼牙は少女を抱き抱えて家に帰宅した。



ーーー神山宅ーーー



狼牙は家に帰宅するとゆたかが優香と手を繋いで迎えに来た。


「よう、ただいま」

狼牙はそう言って少女を抱き抱えて家に入った。



ーーー空き部屋ーーー



少女を寝かせた狼牙は片手に竹刀を持ち島村ことはの訓練を始めた。




ーーー道場ーーー



「先生!今日こそ先生に一撃入れて見せます!」


ことははそう狼牙に言った。


狼牙は片手に竹刀を持ちながらことはが仕掛けるのを待った。


ことは回し蹴りを狼牙に打ち込んだ。


しかし狼牙は片手に持つ竹刀で攻撃を防いだ。


「なら!抜刀・天ノ川!!!」

ことはは片足に力を溜めて全力の回し蹴りを打ち込んだ。

狼牙はそれを片手で防ぎ左手に風魔法を発動した。


「ストーム」

狼牙から放たれた風魔法はことはに直撃した。

「師匠、魔法使うなんて反則だよ!」

ことははそう言ってふらつきながら起き上がった。

「お前は俺が魔法侍なのを忘れてないか?」

狼牙はそう言って竹刀を片手に持ちながらことはの頭をぽんぽんと優しく叩いた。


「でも、師匠は魔法使わなくても強いじゃないですか!」

ことはは狼牙にそう言った。

「そうだな、だけど魔法を使うのはお前に間違った魔法を使わない為に体で覚えてもらうためだ」

狼牙はそう言って自宅に向かった。



ーーー居間ーーー



狼牙とことはは居間のテーブルに座りゆたかが出した青椒肉絲と中華スープを目の前に出されて手を合わせた。

「いただきます!」

ことははそう言ってガツガツと食べ始めた。

「それより、あの子を起こしてくる」

狼牙はそう言って眠っている少女を起こしに向かった。



ーーー空き部屋ーーー



狼牙は部屋に入ると少女の体から何かが光始めていた。

「何だ?」

狼牙は少女に触れた。

少女の体から赤い二つの剣が出現した。

「何だ?これ?」

狼牙はそう言って二つの剣を掴んだ。

その時狼牙の頭から黒いフードコート着た人物が片手に長い棒状の武器で街を破壊しているビジョンが頭を過った。

狼牙は剣を手から離して少女を見た。

「ん?」

少女は目が覚めたのか狼牙を見た。

「目が覚めたか?」

狼牙はそう少女に聞いた。

「神山松丸?」

少女はそう狼牙を見て言った。

「えっと、俺は松丸じゃないぞ」

狼牙はそう言って少女を見た。

「ここはどこ?」

少女は辺りを見て聞いた。

「ここは俺の家だ」

狼牙はそう言って少女をじっと見た。

「貴方の名前は?」

少女は狼牙に尋ねた。

「神山狼牙。魔法侍だ」

狼牙はそう言って少女に片手を差し出した。

「腹減ってないか?」

狼牙はそう少女に聞いた。

「うん。」

少女は頷いて狼牙の手を掴んだ。



ーーー居間ーーー



少女はことはとあきらの間に座り箸を持って青椒肉絲を食べ始めた。

「ごちそうさま」

少女はそう言って食べ終えた。

「それより、貴女は誰なの?」

ゆたかは少女に名前を聞いた。

「アルトリア・・・」

少女の名前はアルトリア。

きれいな名前に全員がアルトリアをじっと見た。「とりあえず、いく宛がないなら家に住むか?」

狼牙はそうアルトリアに聞いた。

「いいんですか?」

アルトリアはそうゆたかを見た。

「うん、狼牙君がいいなら構わないよ」

ゆたかはそうアルトリアに笑顔で言った。

「それより、ことはとあきら!家まで送ろう」

狼牙はそう言って二人を家まで送るために道着からじんべえに着替えた。



ーーー夜の街ーーー



狼牙は二人を送るために歩いていると前から何か嫌な気配を感じた。

「久々に戦うとはな!」

狼牙とことはとあきらの前に出てきたのは巨大なイナゴの怪物だった。

それはかつて狼牙がまだ学生の頃戦った鬼獣だ。

「お前等、少し隠れてろ」

狼牙はそう言って蒼竜を片手に持ちながら攻撃を仕掛けた。

ガキィン!

イナゴの形をした鬼獣はジャンプして攻撃を避けた。

「逃がすかよ!」

狼牙は片手に光のロープを作り出してイナゴの体を捕らえて蒼竜に闇の力を集めた。

「黒の一撃!」

狼牙はジャンプしてイナゴの体を一刀両断した。

「ふああああ!」

ことははきらきらした目で狼牙を見た。

「お前が倒したか。」

後ろから声がした狼牙は振り向いた。

そこには見覚えのある人物がいた。


「久しぶりだな、鉄粋」

狼牙はそう言って戦友の名前を言った。


続く

アクセス数を5000アップして見せます!


ですから皆様のお力お借りします!


ポイントとコメントもよろしくお願いいたします!

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