第1話 魔法使い先生
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狼牙は片手にチョークを持ちながら生徒達に国語を教えていた。
「いいか、漢字ってのは動物や物が変化してできたのが漢字だ。難しく覚えずに感覚で覚えろよ」
そう狼牙は生徒に言った。
キーンコーンカーコーン。
「時間か」
そう言って狼牙は授業を終えて教室から出た。
「今日はここまでだ!」
そう言って狼牙は教科書を持って職員室に向かった。
生徒達から狼牙は侍先生と呼ばれている。
「ねぇ、神山先生に噂話流してみない?」
一人の女子児童が男子に言った。
「やめとこうよ、この学校無駄に不思議な話が多いんだから」
そう男子児童が言った。
「何?もしかして怖いの?」
女子児童はそう男子児童に言った。
「それじゃ、私一人でやるわ」
そう言って女子児童は片手に何かを持っていた。
ーーー夕方ーーー
学校に残った女子児童は何かの牙の様な物を地面に起き不思議な魔方陣を描いていた。
そして女子児童は目を閉じて呟いた。
「断りの中、眠りから目覚め全てを噛み砕く魔物よ現れよ!」
そう女子児童は牙に自分の血を垂らした瞬間黒い光が起こりそこから狼の頭に体は人間の様な怪物ライカンスロープが出現した。
女子児童はそれを見て震えていた。
「貴様か?我を甦らせたのは?」
ライカンスロープは牙を光らせて女子児童に聞いた。
「えっ、そ、そうよ!私があなたを呼んだのよ!」
そう女子児童はライカンスロープに言った。
「そうか、なら貴様を喰らうとしよう」
ライカンスロープは口からよだれを流しながら女子児童に攻撃を仕掛けた。
女子児童は噛みつかれると思った。
ガキィン!
何かがライカンスロープの牙から女子児童を守った。
「?」
女子児童は何が起きたのか解らないでいた。
目を開けるとそこには刀を片手に持ちながら女子児童を守る狼牙が立っていた。
「先生?」
女子児童は狼牙を見た。
「大丈夫みたいだな」
狼牙は片手に日本刀を持ちながらライカンスロープに攻撃を仕掛けた。
ギィィィン!
狼牙の攻撃はライカンスロープを捕らえていた。
女子児童は狼牙をじっと見た。
狼牙の戦いかたはまるで1人の女性が舞い踊る姿に見えるほど美しく綺麗な型をしていた。
狼牙は刀に水色の光を放ちながらライカンスロープを真っ二つにした。
「やれやれ」
狼牙は刀を鞘に戻して女子児童に近づいた。
「何やってんだ、お前は」
女子児童はその言葉にビクついた。
「相手がライカンスロープだったからよかったが間違って悪魔なんか召喚してたら学校の大半が消滅してたんだぞ」
狼牙はそう女子児童に言った。
「ごめんなさい」
女子児童はそう頭を下げた。
狼牙は片手に刀を持ちながら女子児童の頭を優しく撫でた。
「うちに来い!」
狼牙はそう言って女子児童に言った。
「えっ?」
女子児童はどういう意味かわからなかった。
ーーー神山家ーーー
狼牙は家に着いて女子児童を家に招き入れた。
「パパ、お帰りなさい!」
小さな少女が狼牙に抱きついた。
「ああ、ただいま優香」
小さな少女の名前は神山優佳。
狼牙とゆたかの娘である。
「あら、狼牙くんお帰りなさい」
そうゆたかは狼牙に言った。
「ああ、ただいま」
狼牙はそう言って女子児童を家に入れた。
「狼牙くんの教え子?」
ゆたかは狼牙に聞いた。
「まぁな」
狼牙はそう言ってカバンを置いてネクタイを外して片手に竹刀を持った。
「ねぇ、貴女名前は?」
ゆたかは女子児童に名前を聞いた。
「えっ?」
女子児童は少し固まった。
「私は神山ゆたか」
ゆたかはそう女子児童に自分の名前を言った。
「夜月あきら」
あきらはそうゆたかに自分の名前を言った。
「あきらちゃんいい名前ね」
ゆたかは笑顔でそう言った。
「あの、先生って何なんですか?」
あきらはゆたかに狼牙の事を聞いた。
「狼牙くん?簡単に言うなら魔法侍かな?」
ゆたかはそうあきらに言った。
「魔法侍?」
あきらは頭に?マークを浮かべた。
「うん、狼牙くんは魔法使いの家系に生まれたの、初めは自分が魔法使いだったのは嫌だったみたいだけど私や多くの仲間達と出会い今にいたるんだ」
ゆたかはそう言って狼牙の話をした。
「あの、ゆたかさんも神山先生のパートナーだったんですか?」
あきらはゆたかに聞いた。
「うん。狼牙くんと私は夫婦だけどその前からよく一緒に戦ったりしたんだ」
ゆたかは懐かしそうな顔であきらに話した。
「あの、もうひとつ聞いてもいいですか?」
あきらはゆたかに聞いた。
「ん?」
ゆたかはあきらを見た。
「ゆたかさんは何で戦うのをやめたんですか?」
あきらはゆたかにそう聞いた。
「大切な命を宿したからかな。」
そう言ってゆたかは台所に向かった。
あきらは狼牙が訓練している場所に向かった。
そこには自分と同い年の少女が狼牙に剣の訓練をしていた。
少女は片手に竹刀を持ちながら狼牙に攻撃を仕掛けた。
狼牙は竹刀を弾き目の前に竹刀を突き出した。
「ことは少しは覚えろ」
狼牙はそう言って竹刀を持ち歩き始めた。
「私はまだ師匠に一撃も入れられないなんて」
ことははそう言って片手を見た。
「魔法を使いこなせば俺と同等の戦いができるはずだ」
狼牙はそう言って片手に金色に輝く光を見せた。
「この光は?」
ことはは狼牙に聞いた。
「祝福の光だ」
狼牙はそう言って家に向かった。
「狼牙くん。あきらちゃんとことはちゃんを呼んでごはん出来たから」
ゆたかはそうベランダから言った。
「ああ」
狼牙はそう頷き二人を呼んだ。
ーーー台所ーーー
和樹は二人を呼び5人でごはんを食べ始めた。
「いただきます!」
全員は手を合わせて食べていた。
狼牙はエビフライを食べていた。
「あの、神山先生」
あきらは狼牙に声を掛けた。
「ん?」
狼牙はあきらを見た。
「あの、先生私にも魔法を教えて下さい!」
そうあきらは狼牙に言った。
「それは何のために魔法を覚えたいんだ?」
狼牙はあきらに聞いた。
「私みたいな身勝手な人間でも誰かを救いたいんです」
あきらはそう狼牙に頭を下げて言った。
「別に構わないが、魔法を覚えるのはかなりのリスクがあるぞ」
狼牙はそう言ってエビフライを食べ終えて優香を見た。
「パパ?」
優香は狼牙の目をじっと見た。
「優香。ピーマン残さず食べろよ」
狼牙はそう言って刀を片手に持ちながら外に出た。
ーーー次の日ーーー
狼牙は片手に国語の教科書を持ち3年の教室に向かい授業の準備をしていた。
「先生」
出入り口を見ると夜月あきらが立っていた。
「よう、どうしたんだ?」
狼牙はあきらに聞いた。
「あの、私に剣術と武術を教えて下さい!」
あきらはそう狼牙に言った。
つづく
次からはあのキャラが姿を見せます!